日本にとって自衛隊が必要で、現に日本の平和に役立っているということを
主張するために、著者に都合の良い資料だけをかき集めてまとめた本。
その資料のまとめ方も浅薄で、たとえば日中、日朝の戦闘力比較についても、
単純な兵器の数の比較だけで、運用や兵站、情報についての問題は切り捨て
られている。一部の自衛隊反対派が些末なことで揚げ足をとってくるのを
嫌ったためかもしれないが、そのために説得力を欠いてしまっているのが残念。

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そのとき自衛隊は戦えるか 単行本 – 2004/3/30
井上 和彦
(著)
今年、発足50年を迎え、24万人の隊員を擁する自衛隊。24の標的をいっせいに攻撃できるイージス艦や世界最強を誇るF15戦闘機を200機保有するが、果たして実戦でどこまで通用するのか。イラクヘの派遣や対テロ対策、さらに集団的自衛権など、今後の法整備等の問題をふまえ、本書でその真相に迫る。
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社扶桑社
- 発売日2004/3/30
- ISBN-104594045499
- ISBN-13978-4594045494
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
24万人の隊員と世界最高峰の軍備を擁する自衛隊は、実戦でどこまで通用する? イラク派遣や対テロ対策、さらには今後の法整備等の問題などもからめながら、国際政治ジャーナリストが「自衛隊の実力」に迫る。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2004年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ついに出た!!
SAPIOの『闘う自衛隊!』、正論などで文章を書き続けて、
今か今かと待ち侘びた井上和彦の処女作である。
筆者は国際政治、軍事、戦史、台湾・韓国事情などの幅広い専門分野を持ち、そういった幅広い視野から、現在の自衛隊を論じている。
熱い想いを持ちながらも、冷静な現状分析など、極めて完成度の高い本であり、『迷わず買い!!!』の一冊であるだろう。
SAPIOの『闘う自衛隊!』、正論などで文章を書き続けて、
今か今かと待ち侘びた井上和彦の処女作である。
筆者は国際政治、軍事、戦史、台湾・韓国事情などの幅広い専門分野を持ち、そういった幅広い視野から、現在の自衛隊を論じている。
熱い想いを持ちながらも、冷静な現状分析など、極めて完成度の高い本であり、『迷わず買い!!!』の一冊であるだろう。
2010年2月13日に日本でレビュー済み
タイトルから予想していた内容と若干違いましたが、
非常に興味深い内容でした。
目から鱗。
知ろうとしていないのも悪いならば、知らされていないという現実もある。
知ろうとするのがなんとなくダメなようなタブーなようになっているせいだ。
戦争を放棄するのは素晴らしいけれど、正当防衛まで放棄してどうするのか。
『戦争を放棄したから』と、防衛しない、防衛できる体制を整えない。
多分攻めてこないだろう、攻めてきてもアメリカ様が守ってくれるだろう
そんなことでいいんだろうか?
言葉狩りなんてくだらない。
『靖国問題』については、違憲だと思う。ので、駄目だとは思うが、
単純に日本のために戦ってなくなった人に、国の人間が頭を下げに行くことの何が駄目なのか
と思うし、百歩譲って駄目であったとして、内政干渉されるのは腹立たしい。
危機管理に興味が無くて、平和という言葉に騙されて、自分の身は自分で守る気も無い国民。
平和をうたっている割には、戦争を放棄した、として軍隊という言葉狩りをしているだけの日本と、
永世中立国として均衡を保つ為国軍と兵役があり、国民ひとりひとりが有事の際には立ち上がる知識も
技術も学んでいる国と、
どちらが本当の平和を愛する姿だろうか?
右の頬を叩かれて左の頼も差し出していられるのは、父なる神のついているイエス様だけだ。
両頬を叩いただけでは空き足らず暴行してくる相手に立ち向かうには、身を守る意志と力が必要なのだ。
非常に興味深い内容でした。
目から鱗。
知ろうとしていないのも悪いならば、知らされていないという現実もある。
知ろうとするのがなんとなくダメなようなタブーなようになっているせいだ。
戦争を放棄するのは素晴らしいけれど、正当防衛まで放棄してどうするのか。
『戦争を放棄したから』と、防衛しない、防衛できる体制を整えない。
多分攻めてこないだろう、攻めてきてもアメリカ様が守ってくれるだろう
そんなことでいいんだろうか?
言葉狩りなんてくだらない。
『靖国問題』については、違憲だと思う。ので、駄目だとは思うが、
単純に日本のために戦ってなくなった人に、国の人間が頭を下げに行くことの何が駄目なのか
と思うし、百歩譲って駄目であったとして、内政干渉されるのは腹立たしい。
危機管理に興味が無くて、平和という言葉に騙されて、自分の身は自分で守る気も無い国民。
平和をうたっている割には、戦争を放棄した、として軍隊という言葉狩りをしているだけの日本と、
永世中立国として均衡を保つ為国軍と兵役があり、国民ひとりひとりが有事の際には立ち上がる知識も
技術も学んでいる国と、
どちらが本当の平和を愛する姿だろうか?
右の頬を叩かれて左の頼も差し出していられるのは、父なる神のついているイエス様だけだ。
両頬を叩いただけでは空き足らず暴行してくる相手に立ち向かうには、身を守る意志と力が必要なのだ。
2006年9月30日に日本でレビュー済み
題名からも自衛隊に主眼を置いた本ですが、中身も自衛隊一転倒です。靖国神社や聖戦史観に同調的で、転じて靖国に祀られることを拒否した殉職自衛官の存在や過去の侵略戦争を行った事実に対する言及はありません。
ですが、左派的イデオロギーが強かった時代の自衛官の苦労を汲み取っている点は大いに評価できます。反戦思想は反軍備に結びつきがちで、それはある意味仕方のないことですが、国土防衛のために挺身した自衛官の存在をクローズアップしており、右派か左派の一極的なものの見方をしたくない人なら一読の価値はあるでしょう。
ですが、左派的イデオロギーが強かった時代の自衛官の苦労を汲み取っている点は大いに評価できます。反戦思想は反軍備に結びつきがちで、それはある意味仕方のないことですが、国土防衛のために挺身した自衛官の存在をクローズアップしており、右派か左派の一極的なものの見方をしたくない人なら一読の価値はあるでしょう。
2004年8月9日に日本でレビュー済み
自衛隊は何かとマスコミに叩かれる事が多いですが、報道されている姿と実際の姿は正反対であることを教えてくれる本です。事実私も大東亜戦争については日本が完全に悪であったと思い込んでおり、本書を読んで今までの認識がいかに事実と相反していたかを思い知らされました。今まで軍事関係の本と思い、手にとってみなかった方も是非読んでみて欲しいです。自衛隊の本とゆうより、今までの日本、そしてこれからの日本について考えさせられます。
2004年5月29日に日本でレビュー済み
一国平和主義の幻想から目覚め、安全保障、自衛隊のことを今こそ真剣に考えようという日本人はぜひこの本をお読みください。余談ですが、数年以内に憲法9条改正の為の国民投票が行われるのは間違いありません。この本を読めば投票日の朝、貴方が賛否どちらに○をするか、はっきりするはずです。