作者がゲーマーだと仰り俺屍の大ファンであると言う通りにゲームの設定に忠実に出来る限り矛盾点や粗が無いよう丁寧に仕上げられたファン感涙な文庫でした。
なんと俺屍の生みの親である桝田さんお墨付きとあらば問題ない出来でしょう。
基本的な物語としては俺屍のキーパーソンともなる例の姉弟。
そしてバーンとぉ元気娘ことイッ花の出世の秘密など。
俺屍プレイヤーならばイッ花と昼子との関連性など疑問視されている所がバーンと明らかになります。
前半はイッ花ときつとの出世の秘密から例の事件を詳しく〜昼子誕生の秘密を。
中盤は例のきつとを拾い育てたお紺さんと天界での昼子、地上でのイッ花のそれぞれの思念が。
このお紺さんゲームとはイメージが全く違い良き母親でした。
後半は皇子に拾われるきつとと天界の思惑を悟ってしまった昼子、成長したイッ花との話。
ここの昼子さまはこれまた人の心と神との心に揺れゲーマーから性悪女の代名詞となる前の純粋な女神として描かれておりました(笑)。
終盤はやはりきつとと神々との対決…きつとが大江山に封じられる経緯が語られてます。
この文庫版は以前にPSPリメイク記念にファミ通文庫同梱版のものと同じ内容だと思われます。
今は非常に入手困難なプレミアアイテムとなってしまいましたがPSPリメイクによりファンが急増したのでなんとかまた再販して頂きたい愛蔵品だと思います。
ただゲーム未プレイヤーには全く面白味を感じないとは思います。
ファンにとっては非常に興味深い内容なのは確かなのですが…。
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俺の屍を越えてゆけ: 呪われし姉弟の輪舞 (ファミ通文庫 306 SPECIAL STORY) 文庫 – 2003/2/1
PS用RPGゲーム「俺の屍を越えてゆけ」をノベライズ化。 公式掲示板などでさまざまな意見が交わされた謎を桝田省治氏全面監修のもとにゲーム本編では語られなかったイツ花と黄川人を巡るプレストーリー。
- 本の長さ283ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日2003/2/1
- ISBN-104757713215
- ISBN-13978-4757713215
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(エンターブレイン) (2003/2/1)
- 発売日 : 2003/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 283ページ
- ISBN-10 : 4757713215
- ISBN-13 : 978-4757713215
- Amazon 売れ筋ランキング: - 366,247位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2012年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年4月3日に日本でレビュー済み
ゲーム「俺の屍を越えてゆけ」を小説化したものです。
といってもこのゲームのシナリオはプレイヤー毎にドラマができるタイプのゲームなので小説化には向きません。
ではどこを小説化したかというと、ゲームに登場する神様たちの裏設定を小説化しています。
ここで小説化されている設定は PS版の攻略本 で紹介されていたものです。
ゲーム内ではうっすらと匂わせる程度、中にはゲーム内でほぼ触れられてないものもあります。
少なくともゲームのプレイは最低限、できれば攻略本も読んでおいた方が良いかもしれません。
イラストはキャラクターデザインの佐嶋真実がそのまま担当しているので違和感がありません。
またあとがきとして著者と桝田氏の対談が収録されています。
Vitaで俺屍2が発売予定ですが、その初期構想がこの対談で既に出ています。
俺屍ファンなら買って損は無いと思います。
といってもこのゲームのシナリオはプレイヤー毎にドラマができるタイプのゲームなので小説化には向きません。
ではどこを小説化したかというと、ゲームに登場する神様たちの裏設定を小説化しています。
ここで小説化されている設定は PS版の攻略本 で紹介されていたものです。
ゲーム内ではうっすらと匂わせる程度、中にはゲーム内でほぼ触れられてないものもあります。
少なくともゲームのプレイは最低限、できれば攻略本も読んでおいた方が良いかもしれません。
イラストはキャラクターデザインの佐嶋真実がそのまま担当しているので違和感がありません。
またあとがきとして著者と桝田氏の対談が収録されています。
Vitaで俺屍2が発売予定ですが、その初期構想がこの対談で既に出ています。
俺屍ファンなら買って損は無いと思います。
2011年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲーム「俺の屍を越えてゆけ」のゲーム内では語られなかったストーリーが見られます。
具体的には天女の恋〜主人公一族誕生まで。主人公はイツ花と黄津人の二人で別主観で語られます。
分からなかったところがつながったりするのでゲームをプレイした人は十二分に楽しめますが、一つの小説として面白いとは感じないのではないでしょうか。あくまでゲームの付属だと思います。
プレイした人は一読の価値あり。
具体的には天女の恋〜主人公一族誕生まで。主人公はイツ花と黄津人の二人で別主観で語られます。
分からなかったところがつながったりするのでゲームをプレイした人は十二分に楽しめますが、一つの小説として面白いとは感じないのではないでしょうか。あくまでゲームの付属だと思います。
プレイした人は一読の価値あり。
2003年3月6日に日本でレビュー済み
名作ゲーム「俺の屍を越えてゆけ」のノベライズ。
丁寧に作られ、設定や裏設定まで併せると、物凄い細かさ、深さ
だったゲーム。しかしその複雑さゆえに、ゲームをクリアし、
攻略本を読み込んでも、物語の全貌は混沌としたまま。
このノベライズが、そんな複雑怪奇な世界を解き明かします。
呪われた運命を背負った、悲しい姉弟。
そして、その2人に翻弄される、天界/人間界…
またゲームがやりたくなること必至なのです。
丁寧に作られ、設定や裏設定まで併せると、物凄い細かさ、深さ
だったゲーム。しかしその複雑さゆえに、ゲームをクリアし、
攻略本を読み込んでも、物語の全貌は混沌としたまま。
このノベライズが、そんな複雑怪奇な世界を解き明かします。
呪われた運命を背負った、悲しい姉弟。
そして、その2人に翻弄される、天界/人間界…
またゲームがやりたくなること必至なのです。
2020年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲーム本編では黒幕かつ裏ボスなのにほとんど出て来ない「あの人」の過去と行動原理が明らかになります。
プレイ中は迷惑なやっちゃなとしか思っていませんでしたが結構苦労してたのね…。その他、迷宮の中ボス連中が放つ意味深な台詞もこれを読むと全て繋がります。
せっかくならクリア前に読んでおけばよかった…。
子供向けを意識したのか読みやすい文体ですが読点が多いのが少し気になるかもしれません。
プレイ中は迷惑なやっちゃなとしか思っていませんでしたが結構苦労してたのね…。その他、迷宮の中ボス連中が放つ意味深な台詞もこれを読むと全て繋がります。
せっかくならクリア前に読んでおけばよかった…。
子供向けを意識したのか読みやすい文体ですが読点が多いのが少し気になるかもしれません。
2003年2月25日に日本でレビュー済み
ゲーム前の話です。
イツ花、黄川人、昼子、朱点、主にこの四人と神々の話。
ゲーム中でははっきりと語られず、ほのめかされていた事が判る内容。
割合良い出来だけど、結局ゲームをやっていないヒトにはよく判らない話になっています。
イツ花、黄川人、昼子、朱点、主にこの四人と神々の話。
ゲーム中でははっきりと語られず、ほのめかされていた事が判る内容。
割合良い出来だけど、結局ゲームをやっていないヒトにはよく判らない話になっています。
2003年8月7日に日本でレビュー済み
俺屍ファンとしては喜ばしい小説でしたがやはり物足りないものがあります。
これはゲームをしたことのない読者でも楽しめるところがあります。
とても原作とは程遠く主人公ではなくその主人公のまわりを囲む中心人物の神にスポットを当てたものです。
しかし、ゲーム中では見られなかった神様のサイドストーリーが盛沢山・・・とも言えず、特定の神様だけにスポットが当てられやはりゲームをやったことがある人にとってはとても物足りないものだとおもいます。
話も少し混ざるところもあり頭が少しこんがらがるところも多々あると言えます。
ですが、その神様が好きな人にとっては良いのではないでしょうか?
私は作品性としてあまり好ましくはないと思うだけでそれは好みですから本をあまりみた!ことのないお方や本を読むのが苦手・・・と言う人には読みやすいのかもしれません。
今現在(2003.8.7)この俺屍(ゲーム)の製作者桝田省治様のHPにためし読みのコーナーがあるのでそれを試し読みするのが一番だとおもいます。
これはゲームをしたことのない読者でも楽しめるところがあります。
とても原作とは程遠く主人公ではなくその主人公のまわりを囲む中心人物の神にスポットを当てたものです。
しかし、ゲーム中では見られなかった神様のサイドストーリーが盛沢山・・・とも言えず、特定の神様だけにスポットが当てられやはりゲームをやったことがある人にとってはとても物足りないものだとおもいます。
話も少し混ざるところもあり頭が少しこんがらがるところも多々あると言えます。
ですが、その神様が好きな人にとっては良いのではないでしょうか?
私は作品性としてあまり好ましくはないと思うだけでそれは好みですから本をあまりみた!ことのないお方や本を読むのが苦手・・・と言う人には読みやすいのかもしれません。
今現在(2003.8.7)この俺屍(ゲーム)の製作者桝田省治様のHPにためし読みのコーナーがあるのでそれを試し読みするのが一番だとおもいます。
2003年6月10日に日本でレビュー済み
ゲーム内で把握・理解し切れなかった部分や、攻略本で解説されてた事、等が上手くまとまっています。なんとなく攻略本の方で想像させていたものを、実際に彼女が、彼等が動いている姿を読み解くのが変な言い方ですがとても新鮮で面白かったです。
ただ、各々で出来上がっていたイメージが破壊される恐れもちょ~っぴりあったり?それも楽しめれば良いのですが。なにぶん、今まで交神時にお決まりの言葉しか発しなかった神サマ達が動くのですから。
ただ、各々で出来上がっていたイメージが破壊される恐れもちょ~っぴりあったり?それも楽しめれば良いのですが。なにぶん、今まで交神時にお決まりの言葉しか発しなかった神サマ達が動くのですから。