※2015年7月当時のレビューです。後半にネタバレメモもアップしていますので不要な方はスルーしてください。
医者の不養生や短命データもありますが、まず自分自身が健康で、医学の専門知識があり、多くの臨床データを見てきているこの著者の本は個人的にかなりおすすめです。
それに日米患者の比較で日本人に合わせた理論と健康法なのがありがたいです。
本書に書かれている内容は、全てが納得できるものではなく、賛否両論生みそうなものもありますが、個人的には納得できるものの方が多く、実際いくつかは既に試しています。
個人的には一読の価値がある本だと思います。
(以外ネタバレメモ一部)
自然の摂理に反して人間の我欲で栄養素を高めたり、不自然な加工をすると狂牛病など必ずマイナスな結果が降りかかる。
栄養素、カロリー、と同時に酵素にも注目すべき。
カテキン豊富なお茶は萎縮性胃炎など胃を荒らし、それは胃ガンにつながるリスク
カテキンはタンニンになり、タンニン酸に変わる。それは胃粘膜に悪い影響を与えていると推測される。
カテキンはDNAを損傷させる。
お茶(コーヒー、紅茶含む)は空腹時を避け食後。
動物性たんぱくは人間の成長を早めるが、それは老化も早める。
胃酸を薬で抑えると胃粘膜は萎縮し胃ガンへと発展する。
胃酸を抑えることは、ばい菌をフリーパスさせることにつながり、下痢や病気を引き起こすリスク。
抗ガン剤は毒性の強い活性酸素でガン細胞も正常な細胞も殺す。
お粥は噛まないので、消化エンザイムが十分に混じらずかえって消化に悪いということがおこる。
牛乳に含まれるタンパク質の8割を占めるカゼインは胃に入るとすぐ固まり消化がとても悪い。
市販の牛乳は、撹拌をえて、乳脂肪分が過酸化脂質になっている。
エンザイムは48〜115度で死滅。加熱殺菌をするとエンザイムがなくなる。
市販の牛乳を仔牛に飲ませると4〜5日で死ぬ。
ヨーグルトを毎日食べると腸に良いというのはウソ、実際にそういう人の腸内は良くない
便やガスのにおいが強い＝腸内環境が悪化している
大腸の異常と乳がん、前立腺ガンとの間に相関関係
動物食を頻繁にたくさんとるとガンリスクが高まる
ガンは転移ではなく元からあらゆる部位にあり最も悪いところから発症しているだけ
ガン切除で転移部分が急成長するのはカラダの免疫機能が衰えるから
犬は人の唾が好き
手のひらに唾を吐くとそれを喜んで舐める
1日で必要なカロリー
男性2000キロ女性1600キロ
トランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニングが一番カラダに悪い油
トランス脂肪酸は良く噛むことにより少しは中和される
油は膵臓で分解消化される
欧米人と比較して日本人は油を多く消化することができない
作ってから時間のたった揚げ物は過酸化脂質の固まり
毎日オリーブオイルを飲むと卵巣ガンになりやすい
赤身の魚は鉄分を多く含む分酸化しやすい
海苔の37%はタンパク質
米からもみ殻を外したのが玄米
玄米から果皮、種皮、胡粉層などぬかを取り除いたのが胚芽米
胚芽米から胚を取り除き胚乳だけにしたものが白米
豆類は発芽抑制のトリプシンインヒビターが含まれているので、加熱し、それをなくしてから食べる
白米の栄養素は玄米の1/4
アメリカでは経済力のある人ほど真剣に食生活の改善に取り組み、ヘルシーな食事をする。そのため太っている人も少ない。
子供が親と同じ病気を発症しやすいのは遺伝要素だけでなく、生活習慣を受け継いだ結果。
日本はアメリカと違い、健康意識の強さと社会的地位が比例していない。
良い習慣により遺伝子を書き換えることが可能で、それにより次の世代では負の要素が弱まっている。
抗酸化物質
SOD、カタラーゼ、グルタチオン、ペルオキシターゼ
たくさんの酒とタバコは最悪の生活習慣
睡眠不足は循環器系に負担をかけるので、脳卒中や心臓病の罹患リスクが3〜4倍
睡眠時無呼吸症候群の患者の多くが肥満。
まず最初にためすべきは、寝る4〜5時間前から胃に何もいれないこと。
寝る前に食べると太る理論
夜寝る前に食事をとると、インシュリンが大量に分泌される。
インシュリンは炭水化物もタンパク質もすべて脂肪に変えてしまう。
寝酒は危険な生活習慣。寝ている間に呼吸が止まりやすくなり、夜明けの心臓麻痺や心筋梗塞のリスクを高める。
果物は3〜40分で胃から腸に移動する。
1日に1.5〜2リットルの水。
食事中や食後の水は消化エンザイムが薄まる。
水は寝起きと食事1時間前の摂取が良い。
水の硬度
カルシウム量×2.5+マグネシウム量×4.1
で、100未満軟水、100以上硬水
500ccの水を毎日三回飲み続けるとカロリー消費量が30%増えダイエットになる。
炭水化物抜きダイエットはカラダが酸性になり骨粗鬆症などの病気リスクを高める。
果物は食前。胃腸のはたらきを助け、血糖値を上げるので食べすぎを防ぐ。
本当に健康な男性なら75歳まで毎日朝立ち。
女性は55歳まで規則正しい生理。
sexの1時間ぐらい前に500ccの水を飲むことで勃起力を高める。ビール、お茶などアルコール、カフェインは逆効果。
自然の摂理に反することをすると人は病気になる。
コーヒー、乳製品、肉食の組み合わせが乳ガンリスクを高める。
日本人の腸の長さは欧米人の1.2倍
日本の野菜の種をアメリカで撒くと大きく育つ。アメリカの土壌はカルシウム、ミネラル、ビタミンを多く含む。
アメリカ産ほうれん草のカルシウム量は日本の3〜5倍
ビニールハウス栽培は紫外線量を減らし、結果ビタミンやポリフェノールなどの抗酸化物質の含有量が減ってしまう。
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