他の方も述べられているが、この本は漁船だけではなく機帆船等、小型船舶が全体的に掲載されている。
また、漁船でもクジラ漁船やらいろいろ大きさによって用途が異なるわけであるが、特に異なるのは機帆船と遠洋漁船だろうと思う。
これらはそもそも陸軍、海軍という徴用先からして違い、運用も大きく異なる。
陸軍では機帆船を河川や島嶼部での兵站に多用した。 陸軍小型船舶を勉強したい人は、この本の他に陸軍船舶戦争なんかを読んでみると良いかもしれない。
逆に海軍では海上護衛に使用されたもの、人力レーダーとして使用されたものなどいくつか使用用途が異なる。
海上護衛について学びたい人は、合わせて海上護衛戦なんかを読むとより分かり良いかもしれない。
各種それぞれについての詳細はあまり多くは載っていない(そもそも残って居る情報自体が少ないというのもあるが)
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戦う日本漁船: 戦時下の小型船舶の活躍 (光人社ノンフィクション文庫 706) 文庫 – 2011/9/30
大内 建二
(著)
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- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日2011/9/30
- ISBN-104769827067
- ISBN-13978-4769827061
登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (2011/9/30)
- 発売日 : 2011/9/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 223ページ
- ISBN-10 : 4769827067
- ISBN-13 : 978-4769827061
- Amazon 売れ筋ランキング: - 619,401位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年10月1日に日本でレビュー済み
ドーリットル空襲の際、最初に米機動部隊を発見し打電の後、勇敢にも立ち向かった、漁船 第23日東丸の話はよく知られている。
太平洋戦争中の、海軍の監視部隊である黒潮部隊は徴用された漁船であり、多くの機帆船が陸軍により徴用され輸送任務に使用された。おそらく漁船と機帆船に的を絞った初めての本だと思うし歓迎する。
約220ページの中で、150ページが漁船と機帆船にあてられ、他は米英他の徴用船の説明や日本船の船形図にあてられている。
海軍ー漁船を艦艇として841隻徴用し651隻を失う、他に徴用雑役船も900隻も失う
陸軍ー機帆船を6700隻を徴用し2700隻を失う
戦死、行方不明者は、約30000名、最期を知られている人は少ない。
日本は、漁船や小型船が攻撃されるとは思っていなかったらしい、米軍は、潜水艦、飛行機でこれらをなぶり殺ししたのである。
例によって、船員達の肉声が無い事や分かりにくい説明で読むのに疲れる。
悲惨な影の戦記に、光をあてた本です。
太平洋戦争中の、海軍の監視部隊である黒潮部隊は徴用された漁船であり、多くの機帆船が陸軍により徴用され輸送任務に使用された。おそらく漁船と機帆船に的を絞った初めての本だと思うし歓迎する。
約220ページの中で、150ページが漁船と機帆船にあてられ、他は米英他の徴用船の説明や日本船の船形図にあてられている。
海軍ー漁船を艦艇として841隻徴用し651隻を失う、他に徴用雑役船も900隻も失う
陸軍ー機帆船を6700隻を徴用し2700隻を失う
戦死、行方不明者は、約30000名、最期を知られている人は少ない。
日本は、漁船や小型船が攻撃されるとは思っていなかったらしい、米軍は、潜水艦、飛行機でこれらをなぶり殺ししたのである。
例によって、船員達の肉声が無い事や分かりにくい説明で読むのに疲れる。
悲惨な影の戦記に、光をあてた本です。
2011年10月11日に日本でレビュー済み
大内氏の手による一連の「商船シリーズ」の最新刊にして、小型木造船をテーマにした1冊。
主題は、特設哨戒艇をメインとするであろう事は多少なりとこの手の話題が好きな人には容易に想像がつくものの、題名と違って「小型(木造)船」を漁船という名に集約してしまっているがために、少し詳しく調べたい人には違和感が先に来る書でしょう。
同時に、機帆船を同じ本で取り上げているものの、「船体だけ」から似たようなものとしてみなしているため、その特性を生かした徴用というものが本書からは見えにくく、それが一貫性のない記述となっているように見えるのが全体を通して残念な点です。
一例をあげれば、機帆船は日本沿岸の港間、都市間を結ぶ小型船舶ではあるが、その乗組員は1週間程度の航行に必要な最低限の人数、法的な制約を無視して見た場合、航海に2名+機関1名+補助2名程度の人数で運航できなくはなく、500トン程度の大型船でも10名乗る事は極めてマレであり、同時にこの人数を半月生活させる程度の内装しかなされていない。(特に清水倉・食糧庫関係は荷役時の補給を前提とするため貧弱となる)
一方、遠洋漁船は明治後期の機力化に伴う外海進出と遭難の頻発化により主機のディーゼル化(清水消費の極限による延伸化)や遠洋漁船の鋼船化、無線通信系の整備といった技術革新があり、同時に漁場(船団だけでなく、母港や造船所を共有する集団)ごとに船体や艤装が規格化されつつある点が沿岸用漁船との相違点とできるでしょう。
こうしてみると、陸軍が機帆船を、海軍が遠洋漁船を徴用したという著者の記述は適当ではなく、艦隊に所属する艦艇に転用可能(特に無線関係の保有)な遠洋漁船は海軍が当初から囲い込みをしており、陸軍は輸送部隊に臨時に配属するトラック(管理部門は軍の兵站機関がうけもつ)としてみなすため、手つかずであった機帆船を徴用したと見るべきでしょう。
また、遠洋漁船と区分するものの、後半に英国漁船の項で、沿岸・近海・遠洋と図示して分類する一方で、国内のソレに関して言及が無いため、どの種類の漁船(これば行動日数=作戦海域として理解するためにも)がいかなる作業をこなす能力を持つとみなされていたかが判らなくなっているのが惜しまれます。
主題は、特設哨戒艇をメインとするであろう事は多少なりとこの手の話題が好きな人には容易に想像がつくものの、題名と違って「小型(木造)船」を漁船という名に集約してしまっているがために、少し詳しく調べたい人には違和感が先に来る書でしょう。
同時に、機帆船を同じ本で取り上げているものの、「船体だけ」から似たようなものとしてみなしているため、その特性を生かした徴用というものが本書からは見えにくく、それが一貫性のない記述となっているように見えるのが全体を通して残念な点です。
一例をあげれば、機帆船は日本沿岸の港間、都市間を結ぶ小型船舶ではあるが、その乗組員は1週間程度の航行に必要な最低限の人数、法的な制約を無視して見た場合、航海に2名+機関1名+補助2名程度の人数で運航できなくはなく、500トン程度の大型船でも10名乗る事は極めてマレであり、同時にこの人数を半月生活させる程度の内装しかなされていない。(特に清水倉・食糧庫関係は荷役時の補給を前提とするため貧弱となる)
一方、遠洋漁船は明治後期の機力化に伴う外海進出と遭難の頻発化により主機のディーゼル化(清水消費の極限による延伸化)や遠洋漁船の鋼船化、無線通信系の整備といった技術革新があり、同時に漁場(船団だけでなく、母港や造船所を共有する集団)ごとに船体や艤装が規格化されつつある点が沿岸用漁船との相違点とできるでしょう。
こうしてみると、陸軍が機帆船を、海軍が遠洋漁船を徴用したという著者の記述は適当ではなく、艦隊に所属する艦艇に転用可能(特に無線関係の保有)な遠洋漁船は海軍が当初から囲い込みをしており、陸軍は輸送部隊に臨時に配属するトラック(管理部門は軍の兵站機関がうけもつ)としてみなすため、手つかずであった機帆船を徴用したと見るべきでしょう。
また、遠洋漁船と区分するものの、後半に英国漁船の項で、沿岸・近海・遠洋と図示して分類する一方で、国内のソレに関して言及が無いため、どの種類の漁船(これば行動日数=作戦海域として理解するためにも)がいかなる作業をこなす能力を持つとみなされていたかが判らなくなっているのが惜しまれます。