一般家計の消費が落ち込み、企業が投資しない状況では、
景気が良くなることはありません。
では、どうすれば景気回復するのかとういうことが、図解
入りで諸外国との比較が解りやすく書かれています。
※GDP(国内総生産)=消費+投資+政府支出
上記、ケインズの「有効需要の原理」で、消費がダメ、
投資がダメならば、政府支出(公共投資)を増やすしか
ありません。
現在の日本は、需要と供給の差が約45兆円ありますので、
そのマイナス分を政府支出で埋めることこそが処方箋だと
書かれています。
国債を増発して国の借金が増えすぎると返済できないので
はと、マスコミ(経済評論家)が報じていますが、日本銀行
が国債引受を拡大すれば問題ないと断言しています。
(アメリカやイギリスの中央銀行も行っています)
本来、政策を決定する政治家や官僚に読んで欲しい本ですが、
株式や為替などの投資をしている方にもお薦めです。
イギリス経済の悪化(ポンド安)についても理解できます。
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民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由 単行本(ソフトカバー) – 2009/11/18
三橋 貴明
(著)
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誤解だらけのマニフェストで日本を壊すな!
1日4万アクセスの超人気ブログ『新世紀のビッグブラザーへ』の三橋貴明が緊急提言!
なぜ、日本が危ないのか? その経済政策の背景にある「決定的な間違い」を徹底解説!
民主党の成長戦略は、三つの大きな欠陥を持っている。
一つ目は、成長戦略と謳いながら、数値目標も実現時期も、一切明示していないという問題である。
二つ目は、個人消費拡大手法の一つが「子ども手当」という、所得移転であるという部分だ。
そして、三つ目が、子ども手当の財源について「無駄を削ること」で調達すると主張している点である。
率直に言って、正気の沙汰ではないと思う。
この主の「節約」志向に基づく景気対策が、歴史上うまくいったためしはない。
本書では、民主党政権下における日本が危ない本当の理由を掘り下げ、徹底解説する。
筆者が本書の執筆を思い立ったのは、
日本の政権を担うことになった民主党が、
まるで財務省が乗り移ったかのごとく
「日本の借金は大問題! このままでは財政破綻する」
と間違った認識の下で、各種の政策を訴えていたからである。
しかし実際には政府の負債は、
経済成長やインフレの中で希薄化されてきた。
これは世界の全ての国に共通する「絶対的な真実」である。
必要な分の国債を発行すると宣言すれば、それでいいのだ。
間違った考えに縛られて経済危機下で緊縮財政をやれば、
経済成長率を悪化させることは間違いない。
今後の日本国民を、いかなる地獄が待ち受けているのか。
98年クラスの不況であれば、まさしく御の字だと思う。
1日4万アクセスの超人気ブログ『新世紀のビッグブラザーへ』の三橋貴明が緊急提言!
なぜ、日本が危ないのか? その経済政策の背景にある「決定的な間違い」を徹底解説!
民主党の成長戦略は、三つの大きな欠陥を持っている。
一つ目は、成長戦略と謳いながら、数値目標も実現時期も、一切明示していないという問題である。
二つ目は、個人消費拡大手法の一つが「子ども手当」という、所得移転であるという部分だ。
そして、三つ目が、子ども手当の財源について「無駄を削ること」で調達すると主張している点である。
率直に言って、正気の沙汰ではないと思う。
この主の「節約」志向に基づく景気対策が、歴史上うまくいったためしはない。
本書では、民主党政権下における日本が危ない本当の理由を掘り下げ、徹底解説する。
筆者が本書の執筆を思い立ったのは、
日本の政権を担うことになった民主党が、
まるで財務省が乗り移ったかのごとく
「日本の借金は大問題! このままでは財政破綻する」
と間違った認識の下で、各種の政策を訴えていたからである。
しかし実際には政府の負債は、
経済成長やインフレの中で希薄化されてきた。
これは世界の全ての国に共通する「絶対的な真実」である。
必要な分の国債を発行すると宣言すれば、それでいいのだ。
間違った考えに縛られて経済危機下で緊縮財政をやれば、
経済成長率を悪化させることは間違いない。
今後の日本国民を、いかなる地獄が待ち受けているのか。
98年クラスの不況であれば、まさしく御の字だと思う。
- 本の長さ254ページ
- 出版社アスコム
- 発売日2009/11/18
- ISBN-104776205734
- ISBN-13978-4776205739
商品の説明
著者について
三橋貴明 みつはし・たかあき
作家・経済評論家
中小企業診断士
1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)として書籍化されて、ベストセラーとなった。既存の言論人とは一線を画する形で論壇デビューを果たした異色の経済評論家。著書に『高校生でもわかる日本経済のすごさ!』『完全にヤバイ!韓国経済』(彩図社)、『マスゴミ崩壊』(扶桑社)、『中国経済 隠された危機』(PHP)、『ジパング再来』(講談社)、『本当はヤバくない日本経済』(幻冬舎)ほか多数がある。
作家・経済評論家
中小企業診断士
1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)として書籍化されて、ベストセラーとなった。既存の言論人とは一線を画する形で論壇デビューを果たした異色の経済評論家。著書に『高校生でもわかる日本経済のすごさ!』『完全にヤバイ!韓国経済』(彩図社)、『マスゴミ崩壊』(扶桑社)、『中国経済 隠された危機』(PHP)、『ジパング再来』(講談社)、『本当はヤバくない日本経済』(幻冬舎)ほか多数がある。
登録情報
- 出版社 : アスコム (2009/11/18)
- 発売日 : 2009/11/18
- 単行本(ソフトカバー) : 254ページ
- ISBN-10 : 4776205734
- ISBN-13 : 978-4776205739
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,105,619位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 70,414位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど を経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの 掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社) として書籍化されて、ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (ISBN-13: 978-4776206187)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
まさに売国政権
悪夢の2009年を思い出しますね。この政権はかの独裁国家のようで、ネットでは日々動向が取りざたされ盛り上がっておりました。基本はいつもの三橋さんの論調ですが、とても分かりやすくて楽しめました。
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トップレビュー
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2010年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「日本の財政は債務超過になる! 危険だから借金をへらさなければならない」 というようなかんがえかたに対して,著者は債務超過になることはない,国債の金利もずっと,あがっていない,などとこたえていく. 豊富なデータをつかった議論には説得力がある.
しかし,所詮は 「これまでだいじょうぶだったやりかたを,今後もとればよい」 というだけのことだ. これからも長期金利があがらない,国内なら借金をかかえていてもだいじょうぶだ,などといえる保証はない. そういう議論にふれずに著者自身のかんがえだけをのべていくやりかたは歯切れはよいが,危険を感じてしまう.
しかし,所詮は 「これまでだいじょうぶだったやりかたを,今後もとればよい」 というだけのことだ. これからも長期金利があがらない,国内なら借金をかかえていてもだいじょうぶだ,などといえる保証はない. そういう議論にふれずに著者自身のかんがえだけをのべていくやりかたは歯切れはよいが,危険を感じてしまう.
2010年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
豊かなグラフ採用と解りやすい表現で、若干こなれていないと感じてしまう文章力を補って余りある内容である。
現在、当たり前のように言われている借金大国日本という常識を、諸外国の実例や専門的なアプローチから軽やかに論破していく。
出典が明らかにされているデータから情報を読み解く能力やその手法は、市井の評論家にはない高い説得力を持っており、かつ、そのデータが読者の検証を受けることを前提になされているところは、非常にアカデミックで好感が持てる。
惜しむらくは、結果から評論するしかない立場から発生してしまうと思われる”読み”の浅さが垣間見えてしまうところだ。
官僚・マスゴミ・政権(民主党)の三つ巴から起こる結果を評論するだけで終始してしまう。
喩えるなら、スポーツ科学などが専門でその立場からスポーツを詳しく評論するようなもので、プレイヤー的なアプローチは存在しないと言うことだ。
これは筆者の立場上、仕方がないことであり、責められることではない。
したがって、リファレンスとして大変優秀でオススメであるが、これだけを盲信することの無いよう、他の著者の著作と合わせて併読されることを推薦する。
現在、当たり前のように言われている借金大国日本という常識を、諸外国の実例や専門的なアプローチから軽やかに論破していく。
出典が明らかにされているデータから情報を読み解く能力やその手法は、市井の評論家にはない高い説得力を持っており、かつ、そのデータが読者の検証を受けることを前提になされているところは、非常にアカデミックで好感が持てる。
惜しむらくは、結果から評論するしかない立場から発生してしまうと思われる”読み”の浅さが垣間見えてしまうところだ。
官僚・マスゴミ・政権(民主党)の三つ巴から起こる結果を評論するだけで終始してしまう。
喩えるなら、スポーツ科学などが専門でその立場からスポーツを詳しく評論するようなもので、プレイヤー的なアプローチは存在しないと言うことだ。
これは筆者の立場上、仕方がないことであり、責められることではない。
したがって、リファレンスとして大変優秀でオススメであるが、これだけを盲信することの無いよう、他の著者の著作と合わせて併読されることを推薦する。
2010年3月16日に日本でレビュー済み
彼は事業仕分けでGDPが減るなどと堂々とブログに掲載していたが、実際にはもう日本経済は持ち直しの気配を見せている。2009年10〜12月期のGDPや、月例経済報告がそれを物語っている。こういう明らかなねつ造情報をまき散らす人物の本である。韓国経済や日本経済、中国経済についてもことごとく予測を外している。読む価値はない。民主党政権で、日本経済は持ち直す。
2009年12月31日に日本でレビュー済み
13件中12件が5つ星だったので買って読んでみました。
内容的には素人でも読めるわかりやすさで、民主党主導の経済成長戦略の矛盾を説明してる。
そういった意味では新鮮味を感じるし、時代を先読みするに足りる内容だと思う。
ただし、国・金融機関・企業などが抱える負債の話や、国民所得の減少やデフレの理屈などを熟知してる人が読んだ場合、満足できるかどうか疑問です。この話だけでもかなりのページ数使ってると思うので、「本当の理由」の部分にもっとウエイトを置いてほしかった。
内容的には素人でも読めるわかりやすさで、民主党主導の経済成長戦略の矛盾を説明してる。
そういった意味では新鮮味を感じるし、時代を先読みするに足りる内容だと思う。
ただし、国・金融機関・企業などが抱える負債の話や、国民所得の減少やデフレの理屈などを熟知してる人が読んだ場合、満足できるかどうか疑問です。この話だけでもかなりのページ数使ってると思うので、「本当の理由」の部分にもっとウエイトを置いてほしかった。
2009年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三橋さんの本もこれで8冊になりますが、最初は目から鱗という感じでしたが、今は読むたびに頭から?が出まくり???。
なんで、日本の指導者(えらい人)は、わからないのか?学者はわかっていないのか?
マスコミも学者もバカで勉強不足。政治家や官僚もバカでわかっていないのか、日本全体、国民の事よりも自分が大事なのか?
今の日本、同じようなことばかりだが、思想や信条と関係のない、経済の世界にまで、こんな訳の分からないことが、まかり通っている事に疑問とあきらめを感じながら一気に読みました。
他の著作を読んでいたせいもあり、論旨は、秋晴れの晴天のように、澄み渡り、誠に明快。
世界最大の対外純資産国(つまり世界一の金持ち国家)である日本がなぜこうも不景気なのか、知りたければ、この本を読むといい。
少なくとも、3人の友人には、この本を無理矢理でも読ませようと思う。
なんで、日本の指導者(えらい人)は、わからないのか?学者はわかっていないのか?
マスコミも学者もバカで勉強不足。政治家や官僚もバカでわかっていないのか、日本全体、国民の事よりも自分が大事なのか?
今の日本、同じようなことばかりだが、思想や信条と関係のない、経済の世界にまで、こんな訳の分からないことが、まかり通っている事に疑問とあきらめを感じながら一気に読みました。
他の著作を読んでいたせいもあり、論旨は、秋晴れの晴天のように、澄み渡り、誠に明快。
世界最大の対外純資産国(つまり世界一の金持ち国家)である日本がなぜこうも不景気なのか、知りたければ、この本を読むといい。
少なくとも、3人の友人には、この本を無理矢理でも読ませようと思う。
2009年12月6日に日本でレビュー済み
確かに著者の論旨は明快である.
しかし,同時に危うさも覚える.
民主党の経済政策が,ただ単に財政支出の縮小だけを唱えているわけではないはずである.事業仕分けから捻出される分は,公共事業の方向性を変えようとしているのではないか.ケインズ的な財政を否定しているのではなく,その方向性の修正だと思っている.
また,赤字国債の将来の希薄化についても,その部分だけを強調するのは,日本国内にいる債権者(国民)に対する責任をどう考えているのか.かつてのような経済拡大が限界を迎えようとしており,持続可能な(小さな)発展に望みを託さねばならない現状において,無責任ではなかろうか.イタリアのGDP発展を例に挙げているが,これもEUの経済統合化の中の過渡的な動きを財政出動のみに転嫁させることはできないだろう.
しかし,同時に危うさも覚える.
民主党の経済政策が,ただ単に財政支出の縮小だけを唱えているわけではないはずである.事業仕分けから捻出される分は,公共事業の方向性を変えようとしているのではないか.ケインズ的な財政を否定しているのではなく,その方向性の修正だと思っている.
また,赤字国債の将来の希薄化についても,その部分だけを強調するのは,日本国内にいる債権者(国民)に対する責任をどう考えているのか.かつてのような経済拡大が限界を迎えようとしており,持続可能な(小さな)発展に望みを託さねばならない現状において,無責任ではなかろうか.イタリアのGDP発展を例に挙げているが,これもEUの経済統合化の中の過渡的な動きを財政出動のみに転嫁させることはできないだろう.
2010年2月27日に日本でレビュー済み
私はこの本の主張が100%正しいとは思いません。しかし偏ったメディアに刷り込まれた固定観念を中和し、客観的な思考をするために有益な本だと思います。