男性が、自分を大切に生きることの、大切さが、記されている。
男たちへの応援歌。
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男性の「生き方」再考: メンズリブからの提唱 単行本 – 2005/8/1
中村 彰
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社世界思想社教学社
- 発売日2005/8/1
- ISBN-104790711455
- ISBN-13978-4790711452
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年5月11日に日本でレビュー済み
読後は漠然とした「甘さ」のようなものを感じました。類書が少なくない中、男の更年期障害を紹介している以外はあまり目新しさがなく少々インパクトは弱いかなとも。
相当期間会社人間でやってきた男性が、ふと「これは自分の望んでいた生き方ではないのでは?」という疑念を持つのは、メンズリブに至るよくあるパターンと思われます。長らく専業主婦で生きてきた女性が同様の思いにかられて、フェミニズムに救いを求めようとするのとパラレルな関係にあるのでしょう。
ただそのような事例を類書のように漫然と紹介されても、いまさらという感じは否めません。私などは、当事者たちは性役割を背負ってきた日々をどう位置付けているのかを知りたい気がします。もし生まれ変わるなら、今度は最初から性役割にとらわれず生きていくのか、それとも若いうちはまた同じことを繰り返すのか。
いずれにしてもこの国では性別役割分業を脱却して生きようと思ったら、生きにくさが異常に増幅するのが実情です。はじめからであろうと、途中からであろうと変わりありません。その一方で性役割に回帰する者にはあらゆる便宜がはかられます。そのような社会を、そして国をどう変えていくのかという視点がほしいと感じました。個人の努力ではどうにもならないことですから。
相当期間会社人間でやってきた男性が、ふと「これは自分の望んでいた生き方ではないのでは?」という疑念を持つのは、メンズリブに至るよくあるパターンと思われます。長らく専業主婦で生きてきた女性が同様の思いにかられて、フェミニズムに救いを求めようとするのとパラレルな関係にあるのでしょう。
ただそのような事例を類書のように漫然と紹介されても、いまさらという感じは否めません。私などは、当事者たちは性役割を背負ってきた日々をどう位置付けているのかを知りたい気がします。もし生まれ変わるなら、今度は最初から性役割にとらわれず生きていくのか、それとも若いうちはまた同じことを繰り返すのか。
いずれにしてもこの国では性別役割分業を脱却して生きようと思ったら、生きにくさが異常に増幅するのが実情です。はじめからであろうと、途中からであろうと変わりありません。その一方で性役割に回帰する者にはあらゆる便宜がはかられます。そのような社会を、そして国をどう変えていくのかという視点がほしいと感じました。個人の努力ではどうにもならないことですから。