満州事変といえば、国際的な非難を浴び、日本が国際連盟脱退を脱退するきっかけとなった事件である。しかし、同時代の新聞の論調と列強の動向を追っていくと、当時から日本非難で一致していたわけではない。特に、ソ連の脅威を念頭に置いた列強の意見は錯綜しており、手をこまねいているうちに日本が既成事実を作ってしまったのが実情であることが、丹念に解明されている。
下巻では、有名なリットン調査団を扱っているが、調査結果は中立的で公平なものだと感じる。また、現在ではあまり触れられない、太平洋戦争の背景にある黄禍論など人種偏見なども取り上げている。

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満州事変とは何だったのか 下巻: 国際連盟と外交政策の限界 単行本 – 1994/11/1
太平洋戦争の起点と言われる満州事変の意味を問い直す。欧米列強の権益争いと、西側の論理による国際機構の弱点を鋭く衝いて、新たな解釈を提示する。
- 本の長さ393ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日1994/11/1
- ISBN-104794205686
- ISBN-13978-4794205681
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登録情報
- 出版社 : 草思社 (1994/11/1)
- 発売日 : 1994/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 393ページ
- ISBN-10 : 4794205686
- ISBN-13 : 978-4794205681
- Amazon 売れ筋ランキング: - 534,822位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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