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築土構木の思想──土木で日本を建てなおす (犀の教室) 単行本 – 2014/7/25
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国の未来を語るなかれ!
築土構木(ちくどこうぼく)の思想で、
日本を建てなおす試み
被災地の復興、老朽化した道路・トンネルなどインフラの補修、
台風や大雨の被害対策、2020年東京オリンピック開催……
課題が山積みなのに建設業界は人手不足。
「公共事業不要論」は間違っている! 日本には土木事業が足りない!
国土強靭化に日々尽力する著者が、
中野剛志、柴山桂太、三橋貴明、大石久和、青木泰樹の5人の論客と、
「国づくり」の根幹である土木の復権について論じる、
土木による日本再建論。
■目次
はじめに──築土構木の世界へ
第1章 土木はナショナリズムで駆動する 中野剛志×藤井聡
第2章 インフラ政策とレジリエンスの国富論 柴山桂太×藤井聡
補講1 ゲーテと諭吉と土木
第3章 公共事業不要論の虚妄 三橋貴明×藤井聡
第4章 城壁の論理と風土の論理 大石久和×藤井聡
補講2 土木叩きの民俗学
第5章 築土構木と経世済民の思想 青木泰樹×藤井聡
おわりに──「現代思想」を深化させるために
- 本の長さ292ページ
- 言語日本語
- 出版社晶文社
- 発売日2014/7/25
- ISBN-104794968167
- ISBN-13978-4794968166
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商品の説明
著者について
1968年奈良県生まれ。京都大学大学院工学研究科教授(都市社会工学専攻)。京都大学土木工学科卒、同大学院土木工学専攻修了後、同大学助教授、東京工業大学助教授、教授、イエテボリ大学心理学科客員研究員等を経て、09年より現職。また、11年より京都大学レジリエンス研究ユニット長、ならびに第二次安倍内閣・内閣官房参与(防災減災ニューディール担当)。文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。専門は、公共政策に関わる実践的人文社会科学全般。 『大衆社会の処方箋──実学としての社会哲学』(北樹出版)、『社会的ジレンマの処方箋──都市・交通・環境問題のための心理学』(ナカニシヤ出版)、『政の哲学』(青林堂)、『土木計画学──公共選択の社会科学』(学芸出版社)、『公共事業が日本を救う』『列島強靭化論』(共に文春新書)、『プラグマティズムの作法』(技術評論社)、『強靭化の思想』(扶桑社)など著書多数。
中野剛志(なかの・たけし)
1971年神奈川県生まれ。評論家。東京大学教養学部卒業。エディンバラ大学より博士号取得(社会科学)。専門は経済ナショナリズム。。著書に『TPP亡国論』(集英社新書)、『日本思想史新論』(ちくま新書)など。
柴山桂太(しばやま・けいた)
1974年東京都生まれ。滋賀大学経済学部社会システム学科准教授。京都大学経済学部、同大学院人間環境学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は経済思想、現代社会論。著書に『静かなる大恐慌』(集英社新書)など。
三橋貴明(みつはし・たかあき)
1969年熊本県生まれ。株式会社経世論研究所 所長。経済評論家。中小企業診断士。著書に『三橋貴明の日本を豊かにする経済学』(ワック)、『G0.5の世界』(日本文芸社)など。
大石久和(おおいし・ひさかず)
1945年兵庫県生まれ。京都大学大学院修士課程修了。国土技術研究センター国土政策研究所長。京都大学大学院特命教授。著書に『国土と日本人』(中公新書)、『日本人はなぜ大災害を受け止めることができるのか』(海竜社)など。
青木泰樹(あおき・やすき)
1956年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。帝京大学助教授、帝京大学短期大学教授を経て、現在、東海大学非常勤講師。会社役員。専門は経済変動論、シュンペーター研究、現代日本経済論。著書に『経済学とはなんだろうか』(八千代出版)など。
登録情報
- 出版社 : 晶文社 (2014/7/25)
- 発売日 : 2014/7/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 292ページ
- ISBN-10 : 4794968167
- ISBN-13 : 978-4794968166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 533,346位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,170位政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
作家・経済評論家。中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなど を経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。現在は、経済評論家、作家としても活躍中。2007年、インターネットの 掲示板「2ちゃんねる」において、公開データの詳細な分析によって韓国経済の脆弱な実態を暴く。これが反響を呼んで『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社) として書籍化されて、ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 経済ニュースが10倍よくわかる「新」日本経済入門 (ISBN-13: 978-4776206187)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
藤井 聡(ふじい さとし)京都大学(大学院工学研究科・都市社会工学専攻)教授 1968年奈良県生まれ。
91年京都大学卒業、93年京都大学大学院修了後、93年同大学助手、98年スウェーデン・イエテボリ大学客員研究員,02年京都大学助教授、03年東京工業大学助教授、06同大学教授を経て,09年より現職。
専門は土木工学(土木計画学)、交通工学,ならびに,公共問題のための心理学.
受賞歴は、
『社会的ジレンマ研究』で03年土木学会論文賞,07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、10年日本学術振興会賞。
『認知的意思決定研究』で05年日本行動計量学会優秀賞(林知己夫賞)。
『村上春樹に見る近代日本のクロニクル』にて06年表現者奨励賞。
『交通政策論』で08年米谷・佐々木賞。
『モビリティ・マネジメント入門』にて08年交通図書賞。
『交通需要予測研究』で98年土木学会論文奨励賞。
『コミュニティに関する進化心理学研究』で09年社会心理学会奨励論文賞。
詳しくは、
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/fujiilab/fujii.html
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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そして、「財政問題があるから公共投資に金が使えず、インフラ整備ができない」というのは逆で、公共投資をやらないから政府に金が無いということも分かる。
大変素晴らしい本。
公共投資などの重要性を認識している人には、その論理を強化・補完してくれるでしょう。公共投資など無駄と思っているけど、異なる意見も見てみようとしている人にも参考になるでしょう。公共投資が無駄なことは普遍的な真理だと信じ込んでいる人には、本書を読む意味はないでしょう。
対談者の発言で気になったところにコメントしてみます。
<中野剛志さん>
だけれども、1週間たっても食べ物が来ないとか、事態が好転しない可能性が高いとわかっていれば、それは私だって、お父さんとして家族を守るためには略奪くらいしないといけない(笑)。
→ きわめて重要な視点です。ここの判断を理解できるかどうかは、思想をする上で決定的に重要です。
<柴山桂太さん>
実体経済が主役で金融経済がそれを支えるというのが本来あるべき姿ですが、今は金融経済の方が実体経済を振り回している。この構図を、国レベルでも世界レベルでも元に戻さないといけない。このとき政府の公共投資は、うまくやれば大きな力になり得ると思いますね。
→ まったく同感です。
低成長が続いていることで、よく成長戦略が必要だと言われます。もちろん成長も大事なんですが、それよりも今後、発生がみこまれる経済ショックに対して強靭な経済社会を構想するのが、いまの日本だけでなく、世界全体の課題だと思います。
→ まったく同感です。
<三橋貴明さん>
特定の仮定に基づくモデルや数式をつくって称賛されるって、めちゃめちゃ虚業ですよ。特定環境でしか成立しないモデルを作ってノーベル経済学賞とか言っているわけですから、バカバカしい限りです。そんなものに影響されて、世界中が大混乱というのが、現実の世界です。
→ その通りだと思います。
とりあえず、カタカナ用語を使う人は信じない。これ、重要です。例えば、コンセッション方式とか。グローバリゼーションとか、イノベーションとか。
→ アニマル・スピリットは?(笑)
<大石久和さん>
私自身が現実に経験したことなんですが、現場服を着て現場に立っている私のそばを、小さな子どもを連れたお母さんが通りかかって、「勉強しないとああいうことになるのよ」と言っているんですよ。本当に。現場で汗をかいて太陽のもとで働くという、こういう行為に対してなんという教育をしているんだ、これをやっていることが暮しにどう役立つのかと言うことを十分考えもせずに、子どもにそういうことを言うなんてひどいことだと思いました。
→ これ、ひどい話ですよね。私もヘルメット被って安全靴はいて現場に入ることがあります。現場の仕事で、現場の作業員が頑張って日本の安全を支えているわけです。ですから、こういうことを言う女って大嫌いですね。
まん丸くて輪郭がきっちり出てる月なんてよくない、雲がかかっている状態がいいんだ、という曖昧模糊とした世界をよしとする情緒と言語を育てちゃったわけですから、われわれは論理を育てられなかった。
→ ここは本書の中ではめずらしく同意できない点ですね。曖昧模糊というより、これは極めて繊細な表現なわけです。そういった優美な表現ができるということは、極めて高度な論理性があってこそなのです。この意見には、まったく同意できませんでした。
<青木泰樹さん>
私は「カネよりも命が大切だ」なんてことまでは申しませんけれども、少なくとも、「カネも大事だけれど、命のほうも大事じゃないのか」と言いたい。なんとか「リスク分散」と「経済効率の追求」の折り合いをつけて、「経済効率の追求」は程ほどにして、安全性、国土強靭化のほうもやってほしい。そういう政策転換を望んでいるところです。
→ この言い方、素晴らしいですね。これぞ大人の話し方だという見事なお手本だと言えます。
今年2月より三橋先生の評論を楽しみに拝聴させていただいている、79歳の自営業の老人です。「築土構木」の由来に感心して同書を購読いたしました。取るに足らない表面的な感想を申し述べます。三橋先生も言われておりますが(P.170) カタカナ用語を使う人は信じるな に悪乗りしますと、 レジリエンス、ア二マルスピリット、アイデンティファィ、リフレ派は日本語では何と云うのでしょうか。さて、本題に入ります。補講2 土木叩きの民俗学 でのご教説、流石に伊達に大学教授をされてはいないと感服いたしました。私の蛇足を申し上げます。ぶっちゃけていえば、一般多数の国民は、税金、公共料金等、お上より広く、薄く、所得を取り立てられ、それを少数の特権者がぬくぬくと自分の懐に入れている事に対して、遣り切れない妬み、嫉みを抱いております。色いろな道理、口実を設けて非難、攻撃いたします。それに便乗して、売らんかな!のマスゴミは、大いに煽りたてます。自称、評論家も大活躍です。そして、・・・火が消えます。何事もなかったように。
先人たちが血の滲む思いで築き上げてきた社会システム自体を、自分たちが破壊し取り返しのつかない事に成りかけていると感じました。
自分たちの身近な視点での築土構木を考えていきたいと思います。
藤井先生 ありがとうございました。
オリンピック開催決定以降の公共事業の増加を受け、建設業の人材不足が問題となっている。
この状況で公共事業を増やし、景気対策をしても、材料費の高騰と人材不足でどうしようもない。
このようなことは日本経済新聞でしょっちゅう報道されている。
建設された施設は手抜き工事になり、さらにコストも高い。
これ以上公共事業を増やすよりも人口を増やすことを考えるべきだろう。
それでもこのような荒唐無稽な話に乗っかる人がいるのが信じられない。
公共事業も必要であるが、人口を増やさないとどうしようもない。
クルーグマンとかスティグリッツもジム・ロジャーズも日本の人口減少に関しては危惧している。
まともな経済学者はこのような話を支持することはないだろう。
三橋や中野がクルーグマンと同じとか言う人がいるが、おそらくクルーグマンの本も読んだことはないし、
ケインズやハイエク、フリードマンの本も読んだことがない人たちだろう。
何も知らない人たちは騙されても普通に経済を学んだ人たちは騙されない。
コメント欄になにか変なのが湧いていますけど、クルーグマンもスティグリッツも日本の人口問題を特に問題視してますので、三橋や中野が彼らと同じとか恥ずかしいことは言わないでください。
GDPは国民の数が多ければ増えます。
そんなこともわからない人が経済とか何の冗談でしょうか。