回転寿司は、現在「安いのが当たり前」の世界らしい。
私も少し前まではよく利用していたが、食について興味を持ち始めてから、外食がすっかり減った。
実際、世の中にある「安い」ものには「カラクリ」があるのだと思う。
特に「食」についてはそれが顕著ではないだろうか。
市場には、奇形魚や死んだ魚を専門に卸す業者も存在するらしい。
結局「猫でも食わない魚」に合成着色料や合成保存料を加え、回転寿司市場に流すから「安い」のであって「安い理由」は「企業努力」ではないのだということがこの本を読むとよく分かる。
マグロの赤みを付けるための合成着色料や腐らないための謎の白い粉等「ネタを安くするための努力」も企業努力と言えるのだろうが、それは「客のための努力」ではなく「原価を抑えるための努力」であることもよく分かる。
また、外食産業では、少しでも手を加えた場所が、その産地とすることが、法的には問題ないらしい。例えば、アフリカで捕れた魚でも最終的に手を加えた場所が日本であれば「アフリカ産」とは明記しないでも良い訳である。
まさにやりたい放題という印象。
「安くて安全なもの」など存在しないのだろう。
結局、消費者側が賢くならないといけないということだ。
「おいしいハンバーガーのこわい話」も一緒に読んでみることをオススメする。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
回転寿司「激安ネタ」のカラクリ−ファン必読! 偽装魚&インチキ代用魚総覧85種 (別冊宝島) ムック – 2007/1/12
吾妻 博勝
(著)
日本人の食文化にすっかり溶け込んだ回転ずし。大人から子供まで、多くの日本人に愛されています。しかし、安い物にはワケがあります。安さのヒミツは、決して企業努力によって成り立っているのではありません。この本では、激安店の厨房の舞台裏から、市場が見向きもしない“キズモノ”(死にマグロや養殖物の底物、浮き物、奇形魚)流通の暗部、煮アナゴなど外国産加工品の薬品漬けの問題、そしてブラックバスやナイルパーチなどの外来種を用いた偽装魚、インチキ代用魚の実態まで、、激安魚介類のヒミツに真正面から迫る本邦初のホンカク本です。
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2007/1/12
- ISBN-104796656138
- ISBN-13978-4796656139
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2007/1/12)
- 発売日 : 2007/1/12
- 言語 : 日本語
- ムック : 127ページ
- ISBN-10 : 4796656138
- ISBN-13 : 978-4796656139
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
→魚は肉よりも安全な食べ物かと思ってました
だって、肉よりも「人間が育てること」が難しいそうだから..
「生で食べることが多いのでゴマカシ」がきかなそうだから..
ましてや日本の寿司は、海のものがほとんど
まず、間違いはないだろうと..
→外観がグロテスクで、似たような名前の魚が提供されるのはまだいい方..
病気の魚、死んだ魚、薬まみれの魚..
マグロもタイも、エビもイカも、ウニ・イクラ・ネギトロ・卵焼きまで..
→著者が強く訴えている
「安さに惹かれ、押しかける客達(自分達)が
この悪を増長させている」
ということが本当によくわかりました
身に染みて..
→この本を読んでから1ヶ月たちましたが
あれから1回も回転寿司には行っていません
子供達のために そして自分達のために..
だって、肉よりも「人間が育てること」が難しいそうだから..
「生で食べることが多いのでゴマカシ」がきかなそうだから..
ましてや日本の寿司は、海のものがほとんど
まず、間違いはないだろうと..
→外観がグロテスクで、似たような名前の魚が提供されるのはまだいい方..
病気の魚、死んだ魚、薬まみれの魚..
マグロもタイも、エビもイカも、ウニ・イクラ・ネギトロ・卵焼きまで..
→著者が強く訴えている
「安さに惹かれ、押しかける客達(自分達)が
この悪を増長させている」
ということが本当によくわかりました
身に染みて..
→この本を読んでから1ヶ月たちましたが
あれから1回も回転寿司には行っていません
子供達のために そして自分達のために..
2015年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、接骨院を営んでいますが、待合室にこの本を
置いたところ、反響が凄く、話題の種になっております。
若い人は、美味かったら良しとするも、年老いた方は、
日本もここまで地に落ちたかと、嘆いておりました。
置いたところ、反響が凄く、話題の種になっております。
若い人は、美味かったら良しとするも、年老いた方は、
日本もここまで地に落ちたかと、嘆いておりました。
2007年2月5日に日本でレビュー済み
あるとき、回転ずしに入ったら、店内全体、何となく消毒くさい臭いがした。
しかし、ちゃんと食べて帰ったのだが、身体のどこかで警報が鳴っていたのだろう。
この本の紹介記事に目が行き、すぐ購入を決めた。
しかし、買いに行ったのだが、ムックのせいかなかなか見つけられない。
店員にきいたら売り切れだという。
何軒か回ってやっと手に入れた。
地方では尚更、手に入りにくいだろう。
出版社の方には、流通を何とかしていただきたい。
東京近郊や地方の都市では特に、回転ずしは家族皆で行く一家団欒の場所、となっているのだから。
さて、内容だが、マグロでなく、アナゴでなく、わけのわからぬ魚を食べさせられるのはまだいい。
美味しければ大したことではない、とわたしは思う。
しかし、色づけ、味付け、薬づけでは困る。
衛生的に問題があるのも困る。
発ガン物質などを使って、健康に影響が出るのはもっと困る。
皆の期待を裏切るような商いをしてはいけない。
地球の温暖化が叫ばれているが、その前に、「食」の分野で人類は滅んでしまうかも知れない。
残念なことに、そのいちばん先頭にいるのは、どうやら、われわれ日本人のようだ。
しかし、ちゃんと食べて帰ったのだが、身体のどこかで警報が鳴っていたのだろう。
この本の紹介記事に目が行き、すぐ購入を決めた。
しかし、買いに行ったのだが、ムックのせいかなかなか見つけられない。
店員にきいたら売り切れだという。
何軒か回ってやっと手に入れた。
地方では尚更、手に入りにくいだろう。
出版社の方には、流通を何とかしていただきたい。
東京近郊や地方の都市では特に、回転ずしは家族皆で行く一家団欒の場所、となっているのだから。
さて、内容だが、マグロでなく、アナゴでなく、わけのわからぬ魚を食べさせられるのはまだいい。
美味しければ大したことではない、とわたしは思う。
しかし、色づけ、味付け、薬づけでは困る。
衛生的に問題があるのも困る。
発ガン物質などを使って、健康に影響が出るのはもっと困る。
皆の期待を裏切るような商いをしてはいけない。
地球の温暖化が叫ばれているが、その前に、「食」の分野で人類は滅んでしまうかも知れない。
残念なことに、そのいちばん先頭にいるのは、どうやら、われわれ日本人のようだ。
2009年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
養殖の魚は、餌に抗生物質が使われていて危ない。天然の魚は、有害物質が蓄積していて危ない。
では、魚を食べてはいけないのか。
著者には、陸上で人工海水を使って養殖することも許せないようだが、この技術は内陸閉鎖式養殖と言い、既に確立された技術である。
初期投資とランニングコストが高価である欠点があるものの、養殖の技術としては問題はない。
日本人が高価で水産資源を買い付けるので、世界中で魚類が乱獲され、水産資源が枯渇しているのだそうだ。
では、水産総合研究センター開発調査センター(JAMARC)が水産資源として開発してきた魚はどうかというと、「深海魚はグロテスク」なんだと。
また、「アナゴの代用魚としてウミヘビが使われている」と書かれているが、これはウミヘビと言う異名を持つマルアナゴのことであり、爬虫類の毒蛇、海蛇のことではない。
しかし「アナゴの代用として海蛇を使っている」としか受け取れないような書き方をしており、読んだ人のほとんどは誤解するだろう。
JAMARCのサイトを見た方が面白い。
[...]
では、魚を食べてはいけないのか。
著者には、陸上で人工海水を使って養殖することも許せないようだが、この技術は内陸閉鎖式養殖と言い、既に確立された技術である。
初期投資とランニングコストが高価である欠点があるものの、養殖の技術としては問題はない。
日本人が高価で水産資源を買い付けるので、世界中で魚類が乱獲され、水産資源が枯渇しているのだそうだ。
では、水産総合研究センター開発調査センター(JAMARC)が水産資源として開発してきた魚はどうかというと、「深海魚はグロテスク」なんだと。
また、「アナゴの代用魚としてウミヘビが使われている」と書かれているが、これはウミヘビと言う異名を持つマルアナゴのことであり、爬虫類の毒蛇、海蛇のことではない。
しかし「アナゴの代用として海蛇を使っている」としか受け取れないような書き方をしており、読んだ人のほとんどは誤解するだろう。
JAMARCのサイトを見た方が面白い。
[...]
2007年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
回転寿司の安さの原因がここに!
たくさんの代用魚が紹介されています。
ちょっと鮮度の落ちる、つまり死んだ魚も食べている。
奇形魚まで食べている・・・。肉では問題にされているのだが?
おいしく魅せるために添加物や薬品まみれである・・・。これが一番問題。
小さな子どもには食べさせたくないかなと思わせる一冊でした。
たくさんの代用魚が紹介されています。
ちょっと鮮度の落ちる、つまり死んだ魚も食べている。
奇形魚まで食べている・・・。肉では問題にされているのだが?
おいしく魅せるために添加物や薬品まみれである・・・。これが一番問題。
小さな子どもには食べさせたくないかなと思わせる一冊でした。
2007年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
くるくる寿司には行きたくなくなります。職場でも回覧すると、好評?です。子や孫の命にもかかわるんですよね、今の自分の食のあり方って・・・・
2013年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発行からかなりの時間が経過しており、内容のネタがやや古かった・・。