装丁から何からかにまで
橋本治の自演自作の本です。
恋愛論のほかにもいくつかの短文が収められていますが,
特に有吉佐和子への追悼文は哀切で,
すばらしいものです。
著者の全身を対象に叩き込んで書き上げるという姿勢が
とても鮮烈な1冊です。
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恋愛論 (ソフトバンク文庫) 文庫 – 2006/12/15
橋本 治
(著)
胸に突き刺さる、20世紀の名著が復活!
恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから――。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガも収録!
恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから――。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガも収録!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2006/12/15
- ISBN-10479733763X
- ISBN-13978-4797337631
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商品の説明
著者からのコメント
恋愛は一般論では語れない。
もうメンドクサイので、
俺の初恋の話をしちゃうね。
よかったら腰抜かしてね。
もうメンドクサイので、
俺の初恋の話をしちゃうね。
よかったら腰抜かしてね。
出版社からのコメント
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活! 愛というものは一般論で語れるが、恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから――。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガ『意味と無意味の大戦争』も収録。
恋愛なんて幻想の最たるものだけど、
それを求めざるをえない
人間の気持ちだけは本物だ。
恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活!
【収録内容】
◆恋愛論
◆付録マンガ「意味と無意味の大戦争」
◆あとがき
恋愛なんて幻想の最たるものだけど、
それを求めざるをえない
人間の気持ちだけは本物だ。
恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活!
【収録内容】
◆恋愛論
◆付録マンガ「意味と無意味の大戦争」
◆あとがき
レビュー
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活! 愛というものは一般論で語れるが、恋愛は一般論では語れない。それは、恋愛というものが非常に個人的なことだから――。本書では、著者自身の初恋の体験をつまびらかにしつつ、読み手の心に響く「恋愛論」を展開。恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。幻のマンガ『意味と無意味の大戦争』も収録。
恋愛なんて幻想の最たるものだけど、
それを求めざるをえない
人間の気持ちだけは本物だ。
恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活!
【収録内容】
◆恋愛論
◆付録マンガ「意味と無意味の大戦争」
◆あとがき --出版社からのコメント
恋愛は一般論では語れない。
もうメンドクサイので、
俺の初恋の話をしちゃうね。
よかったら腰抜かしてね。 --著者からのコメント
恋愛なんて幻想の最たるものだけど、
それを求めざるをえない
人間の気持ちだけは本物だ。
恋愛を、哲学を、著者個人の経験と論理で描ききる。
胸に突き刺さる20世紀の名著が復活!
【収録内容】
◆恋愛論
◆付録マンガ「意味と無意味の大戦争」
◆あとがき --出版社からのコメント
恋愛は一般論では語れない。
もうメンドクサイので、
俺の初恋の話をしちゃうね。
よかったら腰抜かしてね。 --著者からのコメント
著者について
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説、評論、戯曲、古典の現代語訳、エッセイなど幅広い分野で執筆活動を続ける。主な著作に『桃尻娘』シリーズ、『江戸にフランス革命を!』『窯変源氏物語』『上司は思いつきでものを言う』『ひらがな日本美術史』『権力の日本人 双調平家物語』等。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2006/12/15)
- 発売日 : 2006/12/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 479733763X
- ISBN-13 : 978-4797337631
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,156,427位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,512位恋愛論
- - 7,479位倫理学入門
- - 16,811位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッ セイ・芝居の演出など、ジャンルにとらわれず精力的に活動。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 桃尻娘 (ISBN-13: 978-4591117552 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「恋愛とは言葉にするところで終わるもの。その結果が自分にとって望ましいものであろうとなかろうと、そこから先は二人の新たな関係を構築するという段階に移行する」(=つまり、そこから先は恋愛ではない)・・・・という見解にはすごく納得させられた。
さらには、「恋愛とは自分ひとりでするもの」というのもそのとおりかもしれない。相手の言動を自分流に解釈して、「相手のこういうところが好きだ」とか、「相手は自分に好意をもっている(あるいはもっていない)」とか考えるのは、自分の思考のフィルターを通してのものであり、実際の相手がどういう人物か、あるいは、相手が自分をどう思っているかは、捨象されている。
こうして考えていくと人間とは生来孤独であり、恋愛を含めて人との関わりも自分が作り上げる幻想の中での関係性なのかもしれないと暗澹とした気持ちになる。
しかし、だからこそ思う。自分の考え方一つで、人間関係も、恋愛もすごく意義のあるものにもなるし、前向きな気持ちにもなれるのだと・・・・。
ここまで考えるのは少し「深読み」し過ぎかもしれませんが、それだけ色々と示唆に富んだ著作です。
ただ一つ難を言えば、橋本氏の話し言葉調の文体。個人の趣味の問題とは思うのですが、ボクはどうしても馴染めないので1点減点とさせていただきました。
さらには、「恋愛とは自分ひとりでするもの」というのもそのとおりかもしれない。相手の言動を自分流に解釈して、「相手のこういうところが好きだ」とか、「相手は自分に好意をもっている(あるいはもっていない)」とか考えるのは、自分の思考のフィルターを通してのものであり、実際の相手がどういう人物か、あるいは、相手が自分をどう思っているかは、捨象されている。
こうして考えていくと人間とは生来孤独であり、恋愛を含めて人との関わりも自分が作り上げる幻想の中での関係性なのかもしれないと暗澹とした気持ちになる。
しかし、だからこそ思う。自分の考え方一つで、人間関係も、恋愛もすごく意義のあるものにもなるし、前向きな気持ちにもなれるのだと・・・・。
ここまで考えるのは少し「深読み」し過ぎかもしれませんが、それだけ色々と示唆に富んだ著作です。
ただ一つ難を言えば、橋本氏の話し言葉調の文体。個人の趣味の問題とは思うのですが、ボクはどうしても馴染めないので1点減点とさせていただきました。
2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「他人に自分を愛させたら勝ち」「他人を愛してしまったら負け」が恋愛に
関する一番重要なテーゼというように、恋愛を哲学的に捉えてるだけに読中
難解という印象が強かった。
尊敬と恋愛感情は似てるけど違う等、ハッとするフレーズもあるが読後感は
今ひとつ共感できなかった。
関する一番重要なテーゼというように、恋愛を哲学的に捉えてるだけに読中
難解という印象が強かった。
尊敬と恋愛感情は似てるけど違う等、ハッとするフレーズもあるが読後感は
今ひとつ共感できなかった。
2005年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恋愛につき、橋本治個人の経験に即して徹底的に考え抜いた哲学書です。この作者のスタイルに慣れてから読まないと、扱っている内容が深淵であるだけに辛いかもしれません。まず「上司は・・」「わからないという方法」「これも男の生きる道」等、「ビジネス書」「哲学書」というコピーが帯に書いてある本を読まれてからの方がいいでしょう。
橋本治を変人だしホモセクシャルだろうから自分とは関係ない、と思う人はこの本を読んでもしょうがないです。著者自身がこの本の中で言っているように、セックスの全く出てこない恋愛論です。セックスと切り離して恋愛の本質を考えた時に初めて見えてくるものがある。そしてその時の恋愛の対象は異性とは限らないことも著者が自分自身の経験、考えをつぶさに語るのに耳を傾けるうちに自然と納得されてしまう。変人だと言われるような時期を過ごし、徹底的に自分と向き合い、特定の主義・思想に頼らずに自分の頭と身体で考え抜いてきた著者だからこそ見えたものを凡人たる僕らに教えてくれる。
「自分をとりまく闇に気づいた時、恋愛が生まれる」「自分と似ている部分、違う部分の両方がないと恋愛は成立しない」「恋愛のなかで男は天使になる」等々重みのある言葉もちりばめられています。そして、こうしたカッコはいいがすぐには魂に響かない言葉を読者(講演録なので元は聴衆)に納得させるための方法論として、個人的である他ない自身の初恋をつぶさに語ることにしたのでしょう。その方法論の正しさも含めて私はやはりこの著者の考え抜き、それを語る力に大いなる敬意を抱きます。
とりあえず橋本治という人に偏見を持たずに素直に読み進められる人には恋愛をめぐり考えるよすがを得られますのでお勧めします。
橋本治を変人だしホモセクシャルだろうから自分とは関係ない、と思う人はこの本を読んでもしょうがないです。著者自身がこの本の中で言っているように、セックスの全く出てこない恋愛論です。セックスと切り離して恋愛の本質を考えた時に初めて見えてくるものがある。そしてその時の恋愛の対象は異性とは限らないことも著者が自分自身の経験、考えをつぶさに語るのに耳を傾けるうちに自然と納得されてしまう。変人だと言われるような時期を過ごし、徹底的に自分と向き合い、特定の主義・思想に頼らずに自分の頭と身体で考え抜いてきた著者だからこそ見えたものを凡人たる僕らに教えてくれる。
「自分をとりまく闇に気づいた時、恋愛が生まれる」「自分と似ている部分、違う部分の両方がないと恋愛は成立しない」「恋愛のなかで男は天使になる」等々重みのある言葉もちりばめられています。そして、こうしたカッコはいいがすぐには魂に響かない言葉を読者(講演録なので元は聴衆)に納得させるための方法論として、個人的である他ない自身の初恋をつぶさに語ることにしたのでしょう。その方法論の正しさも含めて私はやはりこの著者の考え抜き、それを語る力に大いなる敬意を抱きます。
とりあえず橋本治という人に偏見を持たずに素直に読み進められる人には恋愛をめぐり考えるよすがを得られますのでお勧めします。
2006年3月5日に日本でレビュー済み
ブームに乗って、恋愛に関する本でも読んでみるかという感じでこの本に手を出すとヤケドをするかもしれない。
「こうすれば、女にすぐにモテる」などという流行りの“姑息な”恋愛指南をこの本に期待してはいけない。
なにしろこの本は恋愛の哲学書である。だが「哲学書=ムズカシイ本」という意味ではない。
著者が自身の実存を晒して、全身全霊、汗と涙を流しながら(実際著者はこの講演中、感極まって泣いた!)語った
講演録である。恋愛というひとつの事柄から「人間とは」「生きるとは」という本質に迫っていく。
他の何に拠るのでもない、自身の言葉と感性に拠って本質に迫るその在り方が「哲学」である。
「恋愛って結局○○ってことでしょう」「男って、女って結局○○でしょう」。橋本治は複雑な(と思われている)
現実の事柄を、「結局」という言葉によって鋭く抽象化、本質化していく。
その度に「そうそう、そうなんだよ」とうなずいたり、時には鋭い矢のように、言葉が私の痛い所を突いてくる。
橋本治を読むときは、いつも闘いである。著者との真剣勝負だ。
いったいどこに涙を流しながら恋愛論を語る文化人がいるだろうか。
この本を読み、橋本治というインテリジェンスが、いまここにわれわれとともにいるということに感謝しよう。
そして、この主要講演録に併録されている有吉佐和子氏への追悼文がまたすばらしい。
ひとりの作家をここまで真剣に見つめ、しかも気取らないことばで書き切った追悼文を私はほかに知らない。
有吉さんの人柄がひしひしと伝わり、美しくも切ない文章がホロリとさせる。
とにかく読むにしくはない。惜しむらくはこの本が絶版であるということだ。
「こうすれば、女にすぐにモテる」などという流行りの“姑息な”恋愛指南をこの本に期待してはいけない。
なにしろこの本は恋愛の哲学書である。だが「哲学書=ムズカシイ本」という意味ではない。
著者が自身の実存を晒して、全身全霊、汗と涙を流しながら(実際著者はこの講演中、感極まって泣いた!)語った
講演録である。恋愛というひとつの事柄から「人間とは」「生きるとは」という本質に迫っていく。
他の何に拠るのでもない、自身の言葉と感性に拠って本質に迫るその在り方が「哲学」である。
「恋愛って結局○○ってことでしょう」「男って、女って結局○○でしょう」。橋本治は複雑な(と思われている)
現実の事柄を、「結局」という言葉によって鋭く抽象化、本質化していく。
その度に「そうそう、そうなんだよ」とうなずいたり、時には鋭い矢のように、言葉が私の痛い所を突いてくる。
橋本治を読むときは、いつも闘いである。著者との真剣勝負だ。
いったいどこに涙を流しながら恋愛論を語る文化人がいるだろうか。
この本を読み、橋本治というインテリジェンスが、いまここにわれわれとともにいるということに感謝しよう。
そして、この主要講演録に併録されている有吉佐和子氏への追悼文がまたすばらしい。
ひとりの作家をここまで真剣に見つめ、しかも気取らないことばで書き切った追悼文を私はほかに知らない。
有吉さんの人柄がひしひしと伝わり、美しくも切ない文章がホロリとさせる。
とにかく読むにしくはない。惜しむらくはこの本が絶版であるということだ。
2010年12月16日に日本でレビュー済み
読んでいて、とにかく目からウロコの一冊だった。
講演を文章化したものなので、話し言葉そのままでとってもテンポよくスラスラと読み進めていけるのだが
次から次へと核心をついた言葉が表れてくるので、その度にはっとして、深く納得して、自分にとってすごく密度の濃い読書体験だった。
思わず続けて二度繰り返して読んでしまった。
当たり前のように受け入れてきた既成概念、あるいはキレイに形作られているタテマエを、
くるっと裏返して「本当のこと」を抜き出してしまう作者の鋭さ。
今までにいくつか「恋愛指南本」の類を読んだことがあるのだが、
これはそういう本よりもある意味、とっても実用的な一冊のような気がする。
小手先の問題ではなく、自分にとっての恋愛とはなんなのか、本質的なことを考えさせられてしまうので。
また作者が同性愛者だからということも関係あるのか、男性と女性、両方の気持ちを克明に分析できてしまうという点が面白かった。
特に女性に対してのやや厳しい指摘はどれも的確だと思ったし、興味深かった。
講演を文章化したものなので、話し言葉そのままでとってもテンポよくスラスラと読み進めていけるのだが
次から次へと核心をついた言葉が表れてくるので、その度にはっとして、深く納得して、自分にとってすごく密度の濃い読書体験だった。
思わず続けて二度繰り返して読んでしまった。
当たり前のように受け入れてきた既成概念、あるいはキレイに形作られているタテマエを、
くるっと裏返して「本当のこと」を抜き出してしまう作者の鋭さ。
今までにいくつか「恋愛指南本」の類を読んだことがあるのだが、
これはそういう本よりもある意味、とっても実用的な一冊のような気がする。
小手先の問題ではなく、自分にとっての恋愛とはなんなのか、本質的なことを考えさせられてしまうので。
また作者が同性愛者だからということも関係あるのか、男性と女性、両方の気持ちを克明に分析できてしまうという点が面白かった。
特に女性に対してのやや厳しい指摘はどれも的確だと思ったし、興味深かった。
2008年8月29日に日本でレビュー済み
今から十年以上前、浪人していた時に読んだ。
ごちゃごちゃ書いてあるが、簡単に言うと恋愛は、
A「好きになったら負け」、
B「好きにさせたら勝ち」、
C「好きになられたら身の不幸」、
なのだそうです。
(他に書いてあったことは、正直よく分からなかった。)
当時は、「そういえばそうだなぁ…」くらいに思ったのですが、今となっては「全くその通りだね」といった感じです。
Bはあまりないけど、Aは死にたいほど、Cは少しは経験してきたから。
けど、問題のなのはその「恋愛論」がどれだけ真実に近いかではなく、信憑性の高い一般論が、次にくるであろう個個の事象に対してたいした効力がないことです。
ごちゃごちゃ書いてあるが、簡単に言うと恋愛は、
A「好きになったら負け」、
B「好きにさせたら勝ち」、
C「好きになられたら身の不幸」、
なのだそうです。
(他に書いてあったことは、正直よく分からなかった。)
当時は、「そういえばそうだなぁ…」くらいに思ったのですが、今となっては「全くその通りだね」といった感じです。
Bはあまりないけど、Aは死にたいほど、Cは少しは経験してきたから。
けど、問題のなのはその「恋愛論」がどれだけ真実に近いかではなく、信憑性の高い一般論が、次にくるであろう個個の事象に対してたいした効力がないことです。
2009年1月7日に日本でレビュー済み
橋本治『恋愛論』SB文庫
文庫版は2006年刊だけども、もとは講談社から1986年に刊行されています。橋本さんが「恋愛とは…」と一般論を語るのではなく、橋本さんの「初恋の話」を笑いながら、ときに泣きながら、ああでもないこうでもないと語ってくれます。「ああ、あのひとのこと、僕、好きだ」って、やっぱりすごいな橋本さん。付録でついてる幻のマンガ『意味と無意味の大戦争』も、どうにもこうにも、すごいなぁ。ため息しかでない、この平凡な読みの悲しみよ。もっともっと橋本さんの本は読まなくては。
文庫版は2006年刊だけども、もとは講談社から1986年に刊行されています。橋本さんが「恋愛とは…」と一般論を語るのではなく、橋本さんの「初恋の話」を笑いながら、ときに泣きながら、ああでもないこうでもないと語ってくれます。「ああ、あのひとのこと、僕、好きだ」って、やっぱりすごいな橋本さん。付録でついてる幻のマンガ『意味と無意味の大戦争』も、どうにもこうにも、すごいなぁ。ため息しかでない、この平凡な読みの悲しみよ。もっともっと橋本さんの本は読まなくては。