タイトル通り、
本書はアニメ化もされた「魔法少女育成計画」通称「まほいく」の第1巻(文庫)に、
中編やイラストギャラリー等を加えてB6サイズの特別編集版として出版したものである。
現在、本書は絶版で、新品で購入できるのは文庫本のみ。
文庫サイズにこだわらないなら、初めて「まほいく」に触れる方にはこちらをお勧めする。
本編の内容はアニメ化されたのと同じ範囲で、第1部完、といった感じ。
アニメ視聴の数年後に本書を読んだが、
どちらかと言えばアニメのほうが登場人物の心情やバックボーンを詳細に描いていた印象を受ける。
テンポがよく展開が早いので初めて「まほいく」に触れる方もさくさく読めるだろう。
その分、魔法少女たちがあっさり死んでいく感が強いが…。
本書だけで物語が完結していることもあり、ダークな世界観の魔法少女物に惹かれるなら非常にお勧め。
魔法少女の凄惨なバトルロイヤル物として、アニメ放映時は「魔法少女まどかマギカ」と比較されたりもしたが、
内容的にはまったく別物で、私はどちらも大好きだ。
掲載された中編「スノーホワイト育成計画」は、
アニメの時系列で言えば、バトルロイヤル決着直後とエピローグの間の物語。
凄惨なバトルロイヤルを生き延びたスノーホワイトの元に、
魔法の国から新たな監督官としてベテラン魔法少女が派遣される。
強くなりたいと言うスノーホワイトに彼女は寄り添おうとするが、
魔法の国への不信感から、スノーホワイトはなかなか心を開こうとしない、という話。
アニメのエピローグでスノーホワイトが魔法の国の意向をガン無視していた背景が描かれる。
ナンバリングされていないので分かりにくいが、
続巻は「魔法少女育成計画 restart (前)」。

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特別編集版 魔法少女育成計画 単行本 – 2014/5/30
奇跡のソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』によって魔法の力を与えられた十六人の少女たち。ある日、彼女たちに「増えすぎた魔法少女を半分に減らす」という一方的な通告が届き、無慈悲な生き残りレースが幕を開けた……。話題沸騰中の作品が特別編集版となって登場! シリーズ第一作『魔法少女育成計画』に加え、書籍未収録だった中編『スノーホワイト育成計画』を収録。さらに描き下ろしミニポスター、イラストギャラリーなど、お楽しみ要素満載でお届けします!
- 本の長さ351ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2014/5/30
- 寸法13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-104800227666
- ISBN-13978-4800227669
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商品の説明
著者について
遠藤 浅蜊 (えんどう あさり) プロフィール
1979年、新潟県生まれ。第2回『このライトノベルがすごい! 』大賞・栗山千明賞受賞作の『美少女を嫌いなこれだけの理由』にて2011年デビュー。代表作は「魔法少女育成計画」シリーズ(以上、宝島社)。
1979年、新潟県生まれ。第2回『このライトノベルがすごい! 』大賞・栗山千明賞受賞作の『美少女を嫌いなこれだけの理由』にて2011年デビュー。代表作は「魔法少女育成計画」シリーズ(以上、宝島社)。
登録情報
- 出版社 : 宝島社; 特別編集版 (2014/5/30)
- 発売日 : 2014/5/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 351ページ
- ISBN-10 : 4800227666
- ISBN-13 : 978-4800227669
- 寸法 : 13 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 636,601位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,262位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろなところで話題になっているので、この機に購入してみました。
おもしろかったです。
すべての要素が絶妙な部分でかみ合っている感じ。
それぞれ一つずつ特殊能力を持った魔法少女たちが、殺し合いをしていくのですが、
「まどマギと似ているところはあまりない」
という言葉が、一部のコアな読者を安心して引き込むのではないかと感じた。
けれど、少女たちが戦う理由は極めて「時代」を感じさせる内容で、ファンタジックな味わいとは程遠いのでご注意。
旧文庫版を完全収録したあとに、後日譚と前日譚が併録されています。
し・か・し
一番気になるのは「続刊」をどうするのか、ということ。
この最初のハナシだけをこの版型で出版する理由が知りたい・・・・・・ファンには周知のことなの?
おもしろかったです。
すべての要素が絶妙な部分でかみ合っている感じ。
それぞれ一つずつ特殊能力を持った魔法少女たちが、殺し合いをしていくのですが、
「まどマギと似ているところはあまりない」
という言葉が、一部のコアな読者を安心して引き込むのではないかと感じた。
けれど、少女たちが戦う理由は極めて「時代」を感じさせる内容で、ファンタジックな味わいとは程遠いのでご注意。
旧文庫版を完全収録したあとに、後日譚と前日譚が併録されています。
し・か・し
一番気になるのは「続刊」をどうするのか、ということ。
この最初のハナシだけをこの版型で出版する理由が知りたい・・・・・・ファンには周知のことなの?
2015年1月11日に日本でレビュー済み
ほのぼのした要素はまったくなく、
喋り方が個性的でかわいいキャラも出てこず、
それぞれの能力がありながら、「異能バトル」というほど前面には出ず、
現実的で、狂気的で……。
それでも話の芯、すべてのキャラクターの芯がしっかりしているので、
どういうわけかどのキャラもかわいく思えてしまいます。
相手を出し抜くために、能力を多用せず、
「そういう使い方か……」と、読み手を裏切ってくれます。
(たまが健気で……)
「最近よくある」と言われたら、そうかもしれません。
でも、その中でもこれだけしっかりとしたストーリラインで、
「次は、この先は、最後はどうなるのか」と思わせてくれるものってそうそうないと思います。
文章が一般小説でも通じるくらいうまいので、
ものすごく読み易いです。
これがデビュー作とは何者なのか?
追加のラピュセルの話では、まさかのニヤニヤ&吹き出しでした。
特別編集版の1200円+税は十分価値があります。
どうせ買うならプレミアの付いた中古の文庫を買うよりもこちらの方を新品で買う方がいいと思います。
※
2015年1月現在は主だったところでは入手困難ですが、
グーグル先生で少し探せば定価で売っている本屋はあります。
単品購入だと送料はかかるでしょうけど、それでも高値の中古を買うのと変わりません。
私は、今「restart」の前後編を取り寄せ可能かどうかの返答待ちです。
もしかしたら、本屋さんに直接発注したら容易く手に入るかも知れませんが。
喋り方が個性的でかわいいキャラも出てこず、
それぞれの能力がありながら、「異能バトル」というほど前面には出ず、
現実的で、狂気的で……。
それでも話の芯、すべてのキャラクターの芯がしっかりしているので、
どういうわけかどのキャラもかわいく思えてしまいます。
相手を出し抜くために、能力を多用せず、
「そういう使い方か……」と、読み手を裏切ってくれます。
(たまが健気で……)
「最近よくある」と言われたら、そうかもしれません。
でも、その中でもこれだけしっかりとしたストーリラインで、
「次は、この先は、最後はどうなるのか」と思わせてくれるものってそうそうないと思います。
文章が一般小説でも通じるくらいうまいので、
ものすごく読み易いです。
これがデビュー作とは何者なのか?
追加のラピュセルの話では、まさかのニヤニヤ&吹き出しでした。
特別編集版の1200円+税は十分価値があります。
どうせ買うならプレミアの付いた中古の文庫を買うよりもこちらの方を新品で買う方がいいと思います。
※
2015年1月現在は主だったところでは入手困難ですが、
グーグル先生で少し探せば定価で売っている本屋はあります。
単品購入だと送料はかかるでしょうけど、それでも高値の中古を買うのと変わりません。
私は、今「restart」の前後編を取り寄せ可能かどうかの返答待ちです。
もしかしたら、本屋さんに直接発注したら容易く手に入るかも知れませんが。
2014年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、シリーズ第一作である『魔法少女育成計画』本編に加え、
後日談であり現在もweb上で公開されている中編『スノーホワイト育成計画』、
書き下ろし短編『女騎士の孤独な戦い』、
さらに森名尚氏による書き下ろし4コマ漫画『ねむりんのやわらかどりいむ』、
さらにさらにマルイノ氏のイラスト集『魔法少女育成計画ミニイラストギャラリー』。
以上の追加要素を収録した特別編集版です。
追加要素満載でボリューム感は十分。
、本のサイズも他のものよりも一回り大きくなっています(単行本サイズ)。
特に『スノーホワイト育成計画』は中編ながらも読みごたえがあり、
本作の続編にあたる『魔法少女育成計画restart』、『魔法少女育成計画limited』にも関わってくるシナリオなので、
一見の価値アリ。
とまあ。
かなりお得な一冊です。
ただ。
お得だとは思うのですが、個人的には釈然としない部分もあります。(以下は僕の個人的な考えですので参考までに)
文庫版の定価は657円で発売されていたのに対して、特別編集版の定価は1200円と追加要素の分、割高になっています。
特別編集版に収録されている『スノーホワイト育成計画』以外の追加要素の内容は、明らかに既存のファンを対象としたものであり、既存のファンにとっては嬉しいけれど、本シリーズを読んだことのない新規の読者にとってはどうでもいいのではないでしょうか。
だったら、新規の読者としては安い文庫版を購入したいのではないでしょうか。
しかし、現在文庫版は品薄で入手が困難なようです(アマゾンの在庫状況を見る限り)。
なので、新規の方は嫌でもに割高な特別編集版を購入しなければならないわけです。
新規のファンから搾取してる感じがしてしまうのです。
僕はこのシリーズのファンなので、特別編集版の追加特典はとてもうれしかったのですが、
新規ファンの獲得のためにも、割安な文庫版の販売も継続してほしいなーって思っています。
というわけで☆ひとつ減らさせていただきました。
後日談であり現在もweb上で公開されている中編『スノーホワイト育成計画』、
書き下ろし短編『女騎士の孤独な戦い』、
さらに森名尚氏による書き下ろし4コマ漫画『ねむりんのやわらかどりいむ』、
さらにさらにマルイノ氏のイラスト集『魔法少女育成計画ミニイラストギャラリー』。
以上の追加要素を収録した特別編集版です。
追加要素満載でボリューム感は十分。
、本のサイズも他のものよりも一回り大きくなっています(単行本サイズ)。
特に『スノーホワイト育成計画』は中編ながらも読みごたえがあり、
本作の続編にあたる『魔法少女育成計画restart』、『魔法少女育成計画limited』にも関わってくるシナリオなので、
一見の価値アリ。
とまあ。
かなりお得な一冊です。
ただ。
お得だとは思うのですが、個人的には釈然としない部分もあります。(以下は僕の個人的な考えですので参考までに)
文庫版の定価は657円で発売されていたのに対して、特別編集版の定価は1200円と追加要素の分、割高になっています。
特別編集版に収録されている『スノーホワイト育成計画』以外の追加要素の内容は、明らかに既存のファンを対象としたものであり、既存のファンにとっては嬉しいけれど、本シリーズを読んだことのない新規の読者にとってはどうでもいいのではないでしょうか。
だったら、新規の読者としては安い文庫版を購入したいのではないでしょうか。
しかし、現在文庫版は品薄で入手が困難なようです(アマゾンの在庫状況を見る限り)。
なので、新規の方は嫌でもに割高な特別編集版を購入しなければならないわけです。
新規のファンから搾取してる感じがしてしまうのです。
僕はこのシリーズのファンなので、特別編集版の追加特典はとてもうれしかったのですが、
新規ファンの獲得のためにも、割安な文庫版の販売も継続してほしいなーって思っています。
というわけで☆ひとつ減らさせていただきました。
2017年3月14日に日本でレビュー済み
魔法少女育成計画に別のエピソードが追加された特別編集版になってますが、これを見るとあの温厚なスノーホワイトが武闘派の様に変わってしまったのか良く分かる話になっています。
2014年6月29日に日本でレビュー済み
本シリーズの特徴は、《少女》と銘打っていますが《素質があると判断され、魔法を与えられた人間》を指すため、変身を解くと……大人・実は男の子・《少女》よりも幼い子供であるなど様々、魔法も彼女(彼)らがそれぞれ異なるイメージから作った偶像から生成されたモノで、バラエティ豊かで《自由な魔法少女》が活躍、それら多くの登場人物が持つ視点から一つのお話が完成する事です。
なお、《特別編集版》と銘打たれていますが本編自体はシリーズ1巻を写したモノで、加筆や目立った修正の類を行った物ではありません。
その代わり、新たに書かれた二つの短編は続編のrestartに繋がるスノーホワイトの出来事が描かれ、読みようでは重要な物語になる物です。殺伐した話から離れて、《魔法少女唯一の男》ラ・ピュセルの悩みを描く穏やかな日常パートと、ファンならば貴重なお話となっています(感)
他、ゲスト参加として漫画家の森名尚さんが作者の、ねむりん主人公の微笑ましい4コマ《ねむりんのやわらかどりいむ》を収録。もう可愛くてしょうがなかった(ウットリ)
マルイノさんのイラストギャラリーは文庫版1巻の口絵・記念日お祝いなどのカラーイラストのみで、本編シリーズで使用された挿絵等はございません。しかし《イラストコミュニケーションサービス [pixiv]》用に描かれたという一作は美麗でした。
なお、《特別編集版》と銘打たれていますが本編自体はシリーズ1巻を写したモノで、加筆や目立った修正の類を行った物ではありません。
その代わり、新たに書かれた二つの短編は続編のrestartに繋がるスノーホワイトの出来事が描かれ、読みようでは重要な物語になる物です。殺伐した話から離れて、《魔法少女唯一の男》ラ・ピュセルの悩みを描く穏やかな日常パートと、ファンならば貴重なお話となっています(感)
他、ゲスト参加として漫画家の森名尚さんが作者の、ねむりん主人公の微笑ましい4コマ《ねむりんのやわらかどりいむ》を収録。もう可愛くてしょうがなかった(ウットリ)
マルイノさんのイラストギャラリーは文庫版1巻の口絵・記念日お祝いなどのカラーイラストのみで、本編シリーズで使用された挿絵等はございません。しかし《イラストコミュニケーションサービス [pixiv]》用に描かれたという一作は美麗でした。