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コリアン部落 単行本 – 2006/5/17
上原 善広
(著)
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社ミリオン出版
- 発売日2006/5/17
- ISBN-104813020380
- ISBN-13978-4813020387
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登録情報
- 出版社 : ミリオン出版 (2006/5/17)
- 発売日 : 2006/5/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4813020380
- ISBN-13 : 978-4813020387
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,164,114位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 357位人権問題
- - 22,552位社会学概論
- - 95,204位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今ネットで話題の在日韓国朝鮮人問題のルーツにメスを入れる渾身のルポ。作者本人もいわゆる部落出身の被差別民で、最初の韓国での取材では「現代の韓国社会に「白丁」差別などありません」と言われるが、現実には未だに差別は残存している事を知り、涙するラストには心を打たれました。この作者の他の著作も読んでみようと思いました。
2010年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感想は上の通りです。
韓国にもペクチョンという被差別民の存在があるというのは知ってましたが、情報はほとんど知らないです。というか部落差別・同和問題もほとんど知りません。
韓国でのフィールドワークで、ペクチョンの問題が韓国ではどうなのか、また著者も言うような日韓の問題に対するアプローチの比較を知る手がかりにはなったと思います。その点でこの本は価値があります。
ただ、食肉業界の差別をペクチョン差別と強引に結びつけようとする感がありました。結びつけると言うよりはそれらが関係しているという固定観念に陥っていると言った方がよろしいでしょうか。別に食肉にこだわらなくてももっと多角的に調査を試みてもよかったのではないかと思います。
また、「貴あれば賎あり」という学者の言葉を引用し日本に部落差別が残るのは「天皇制」があるからではないかという事を書く点にはがっかりしました。こういった感傷的な記述が所々あり、そういう点で評価は一つ下げていただきました。
韓国にもペクチョンという被差別民の存在があるというのは知ってましたが、情報はほとんど知らないです。というか部落差別・同和問題もほとんど知りません。
韓国でのフィールドワークで、ペクチョンの問題が韓国ではどうなのか、また著者も言うような日韓の問題に対するアプローチの比較を知る手がかりにはなったと思います。その点でこの本は価値があります。
ただ、食肉業界の差別をペクチョン差別と強引に結びつけようとする感がありました。結びつけると言うよりはそれらが関係しているという固定観念に陥っていると言った方がよろしいでしょうか。別に食肉にこだわらなくてももっと多角的に調査を試みてもよかったのではないかと思います。
また、「貴あれば賎あり」という学者の言葉を引用し日本に部落差別が残るのは「天皇制」があるからではないかという事を書く点にはがっかりしました。こういった感傷的な記述が所々あり、そういう点で評価は一つ下げていただきました。
2014年3月8日に日本でレビュー済み
ルポとしては評価はできない。差別とゆう暗部を書くなら、他人の嫌悪を気にせずずかずか入っていかなくてはならないのに、著者はそれができないでいる。人間としては正しいけどさ。
そのために、内容が薄い体験談になっている。確かに差別の実情を感じさせてはくれるが、それだけだった。
かなり期待してたので、酷評しかできない…。
そのために、内容が薄い体験談になっている。確かに差別の実情を感じさせてはくれるが、それだけだった。
かなり期待してたので、酷評しかできない…。
2006年7月17日に日本でレビュー済み
著者の上原氏の著作は、これまでいくつか読んできたが、この本に関しては、これまで全くといっていいほど情報のなかった白丁に対して、かなり深くつっこんだルポになっていて、一読の価値がある。
とはいえ、上原氏は、関西出身であるため「差別=職業(と畜等)=居住地」という固定観念があるせいか、この本で一貫して畜産業者ばかりを追い求めている展開にもどかしさを感じる。
現在の食肉業に対する差別は、朝鮮半島で焦土と化した韓国においては、単に肉体労働の底辺という意味で行われている面が強いと考えられる。よって、食肉業以外にも白丁の現状を追い求めるルートは、他にもあったはずだからである。
とはいえ、上原氏は、関西出身であるため「差別=職業(と畜等)=居住地」という固定観念があるせいか、この本で一貫して畜産業者ばかりを追い求めている展開にもどかしさを感じる。
現在の食肉業に対する差別は、朝鮮半島で焦土と化した韓国においては、単に肉体労働の底辺という意味で行われている面が強いと考えられる。よって、食肉業以外にも白丁の現状を追い求めるルートは、他にもあったはずだからである。
2013年8月4日に日本でレビュー済み
取材の中でほとんどの韓国人が「差別はなくなった」と言っているのに、粘り強く差別を探し歩き(何年も取材されてたようです)やっとこさ食堂の女主人の証言をひとつ掘り出しては「ほら!やっぱり差別はあった!」と大きく扱われていて、ちょっとだけ不公正な印象を受けました。その結論、先にあったんでしょ、みたいな。あと、沢木耕太郎的?というのか、やたら「私」が感傷にふけったり、佇んで物思ったりされています。日本のノンフィクションの伝統なのかな、と思ったりしました。
なぜ韓国では表面的には差別がなくなったとされ、日本では続いているのかと何度も自問されていますが、日本ではその地域が「利権漬け」になっていることが最も大きな原因のひとつのはずです。地域まで公的に指定してしまっているのですから、消滅しようがありません。その点に触れないようにしていることが本全体の信頼度を少し下げている気がします。
しかし果敢な取材をされ、全体像はよくわかりましたし、価値のある本だと思います。
なぜ韓国では表面的には差別がなくなったとされ、日本では続いているのかと何度も自問されていますが、日本ではその地域が「利権漬け」になっていることが最も大きな原因のひとつのはずです。地域まで公的に指定してしまっているのですから、消滅しようがありません。その点に触れないようにしていることが本全体の信頼度を少し下げている気がします。
しかし果敢な取材をされ、全体像はよくわかりましたし、価値のある本だと思います。