本はカラーが約130ページで他はモノクロページ、紙質は厚手のしっかりした紙が使用されています。
誌面の構成的には第一作企画段階〜パイロットフィルム、作品紹介はTV版第一作〜完結編まで幅広く掲載。その中でも第一作企画書の内容やパイロットフィルムが出来るまでとTV版第一作の各話を解説が100ページ位を占めています。
松本零士さんが第一作の各ビジュアルアイディア、動かし方のイメージ、各話のプロット、絵コンテなど多くを手掛けていた事が資料と共に見れる内容も多数です。後年、原作者云々の主張していた事を抜きに考えてもヤマトへの情熱を注いだ重要な働きをしていた事が感じられます。当然、松本さんは漫画家でありアニメに関しては当時は知識が乏しいので絵コンテも石黒さんが手を加えていた点にも触れられています。同時に月刊でヤマトの漫画を描いていた事を考えると本当に凄い事だと思います。あの漫画のヤマト後方パースの絵はラフ設定画のままだったとかも納得。
TV版でも35ミリフィルムでの撮影、起死回生だった第一作の総集編(後の劇場版スターシャ死亡編)や海外版など、あらためて確認できる点もありました。各TV版、劇場用ともに画面写真で紹介では無く、撮影段階で使用されたセル画や背景画で解説されているので人の手によって各作品がつくれらてきた時代観を凄く感じられます。
ただ、第一作以外は昔に販売されていたヤマトの豪華本や徳間書店のロマンアルバムに掲載資料を更に掘り下げる等は、ありませんでした。それらの本の"ヤマトよ永遠に"の200年後の地球と戦うや"ヤマトIII"での没プロットとかも再検証が欲しかったです。
巻末には松本零士、加藤直之、板橋克己、各氏のインタビューもあります。松本さんの話の中では、「いろんなアイディアも試せたので、そういった意味では西崎氏には本当に感謝しています。」の言葉もありました。しかし、西崎さんの訃報もあって本当の意味での和解が無いまま今後のヤマトはどうなるのでしょう?
全体的には、この本を読んでより当時に感じた事も鮮明に思い浮かびましたね。

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松本零士監修 「宇宙戦艦ヤマト」 大クロニクル 単行本(ソフトカバー) – 2010/12/1
松本 零士
(監修)
1974年に放送開始後、未だ高い人気を誇るTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』。
TV『宇宙戦艦ヤマト』パート1の世界を松本零士先生監修の元、貴重な資料やインタビューを交えた、宇宙戦艦ヤマトファン必携の決定版ムックが登場します!
本篇は、松本零士先生自らが監修に乗り出し、編集をヤマト研究の第一人者伊藤秀明氏が担当。氏が35年間に解読、収集した秘蔵資料(松本零士先生の資料もあり)を惜しげもなく大公開する垂涎の内容です!
ヤマト実写版公開目前の2010年秋、宇宙戦艦ヤマトをもう一度最初から辿りたいと望むファンへ、そして近年研究が進んできた新しい新事実、未公開資料を見たいと願う本物のヤマトマニアに贈る、至宝の永久保存版です!!
予定内容
●松本零士画「宇宙戦艦ヤマト」折込みポスター
●松本零士画美術設定→槻間八郎氏画美術ボード→TV画面の比較
~吟味されて設定されていく200年後のSFワールド~
●TV「宇宙戦艦ヤマト」が制作されていく過程。
豊田有恒「コスモシップ」藤川「宇宙戦艦コスモ」からカラー写真を貼って作られた第1「宇宙戦艦ヤマト」企画書→松本零士氏参加から白黒オフセット印刷された「ヤマト」第2企画書→読売テレビ秋の新番組パンフレット(青制服の古代ら)→カラー印刷16ページの番組紹介パンフレット
●これが、1974年5月に書かれた物語設定「ヤマト松本メモ」だ。全52話構想
●パート1総監督・美術・設定デザイン:松本零士氏インタビュー
他、渾身の企画多数収録!
(内容は予定ですので、変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください)
◎企画協力:ZERO Goods universe
◎資料協力:松本零士(零時社)、安斉勝則(ZERO Goods universe)、そのほか「ヤマト」ファンの方々
※この本は、「宇宙戦艦ヤマト」(パート1)を主としております。1983年公開映画「宇宙戦艦ヤマト完結編」プラスアルファ(松本零士による未公開設定資料含む)まで紹介を予定しておりますが、2009年12月公開「宇宙戦艦ヤマト 復活編」には、松本本人は関わっていない為、当「松本零士監修『宇宙戦艦ヤマト』大クロニクル」(仮)には掲載されませんことをご了承ください。文責:松本零士
※只今、権利元監修中
TV『宇宙戦艦ヤマト』パート1の世界を松本零士先生監修の元、貴重な資料やインタビューを交えた、宇宙戦艦ヤマトファン必携の決定版ムックが登場します!
本篇は、松本零士先生自らが監修に乗り出し、編集をヤマト研究の第一人者伊藤秀明氏が担当。氏が35年間に解読、収集した秘蔵資料(松本零士先生の資料もあり)を惜しげもなく大公開する垂涎の内容です!
ヤマト実写版公開目前の2010年秋、宇宙戦艦ヤマトをもう一度最初から辿りたいと望むファンへ、そして近年研究が進んできた新しい新事実、未公開資料を見たいと願う本物のヤマトマニアに贈る、至宝の永久保存版です!!
予定内容
●松本零士画「宇宙戦艦ヤマト」折込みポスター
●松本零士画美術設定→槻間八郎氏画美術ボード→TV画面の比較
~吟味されて設定されていく200年後のSFワールド~
●TV「宇宙戦艦ヤマト」が制作されていく過程。
豊田有恒「コスモシップ」藤川「宇宙戦艦コスモ」からカラー写真を貼って作られた第1「宇宙戦艦ヤマト」企画書→松本零士氏参加から白黒オフセット印刷された「ヤマト」第2企画書→読売テレビ秋の新番組パンフレット(青制服の古代ら)→カラー印刷16ページの番組紹介パンフレット
●これが、1974年5月に書かれた物語設定「ヤマト松本メモ」だ。全52話構想
●パート1総監督・美術・設定デザイン:松本零士氏インタビュー
他、渾身の企画多数収録!
(内容は予定ですので、変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください)
◎企画協力:ZERO Goods universe
◎資料協力:松本零士(零時社)、安斉勝則(ZERO Goods universe)、そのほか「ヤマト」ファンの方々
※この本は、「宇宙戦艦ヤマト」(パート1)を主としております。1983年公開映画「宇宙戦艦ヤマト完結編」プラスアルファ(松本零士による未公開設定資料含む)まで紹介を予定しておりますが、2009年12月公開「宇宙戦艦ヤマト 復活編」には、松本本人は関わっていない為、当「松本零士監修『宇宙戦艦ヤマト』大クロニクル」(仮)には掲載されませんことをご了承ください。文責:松本零士
※只今、権利元監修中
- 本の長さ175ページ
- 言語日本語
- 出版社グライドメディア
- 発売日2010/12/1
- ISBN-104813021239
- ISBN-13978-4813021230
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登録情報
- 出版社 : グライドメディア (2010/12/1)
- 発売日 : 2010/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 175ページ
- ISBN-10 : 4813021239
- ISBN-13 : 978-4813021230
- Amazon 売れ筋ランキング: - 897,517位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,419位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これを読んで納得出来てしまった方は私と同じくTV版全編+完結篇のみ見た方が良いかも。あの発進場面好き向きの本。
2010年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに待ちわびていた内容の本で、購入してよかったです。
今までなぜ出なかったの?というくらい、初期ヤマトの立ちあがりについて、
盛りだくさんの記事が掲載されています。
初お目見えの図版がそうとう多いのではないでしょうか。
まさにマニア向けの1冊。
松本零士監修ですので、ご本人不参加の「復活編」がないのは当然です。
今までなぜ出なかったの?というくらい、初期ヤマトの立ちあがりについて、
盛りだくさんの記事が掲載されています。
初お目見えの図版がそうとう多いのではないでしょうか。
まさにマニア向けの1冊。
松本零士監修ですので、ご本人不参加の「復活編」がないのは当然です。
2013年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設定資料集とは違った切り口の内容は、リアルタイムで見た30年来のファンも楽しめる出来です。
2010年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
A4という大判で、ほとんどがカラーページ。35年余前の制作当時の空気感まで甦えるかのようであり、小学生だった放映時の感覚に戻って読んでいるような錯覚を覚えました。
内容はほとんどがパート1が占めていて、「さらば」以降については殆ど触れられておらず、その点を理解して購入すべきす(パート1以外のファンはがっかりすると思います)。
資料としては、数多くの美術設定はもとより、企画立案段階からテレビ放映に至るまでの多くの「変遷」が興味深い。「宇宙戦艦ヤマト」の成り立ちがわかるのは、ファンとしては有意義な内容だと思います。
また、最後の方に松本零士氏へのインタビューでは、ストーリーの展開や登場人物の生死について、西崎プロデューサーとの意見の相違が相当なものであったことが語られています。ファンの間でも既に良く知られていることではりますが、これだけまとまった形で本人の言葉で語られているのは貴重です。それぞれのファンの好み、立場(「さらば」を評価するかしないか、等)を問わず、興味深い内容だと思います。
このインタビューを読んで「宇宙戦艦ヤマト」とは、松本、西崎という本来まったく違う個性を持った二人がギリギリのところでせめぎあい、危うい程のバランスの上に成り立った奇跡の名作だった、と今更ながらに感じました。
内容はほとんどがパート1が占めていて、「さらば」以降については殆ど触れられておらず、その点を理解して購入すべきす(パート1以外のファンはがっかりすると思います)。
資料としては、数多くの美術設定はもとより、企画立案段階からテレビ放映に至るまでの多くの「変遷」が興味深い。「宇宙戦艦ヤマト」の成り立ちがわかるのは、ファンとしては有意義な内容だと思います。
また、最後の方に松本零士氏へのインタビューでは、ストーリーの展開や登場人物の生死について、西崎プロデューサーとの意見の相違が相当なものであったことが語られています。ファンの間でも既に良く知られていることではりますが、これだけまとまった形で本人の言葉で語られているのは貴重です。それぞれのファンの好み、立場(「さらば」を評価するかしないか、等)を問わず、興味深い内容だと思います。
このインタビューを読んで「宇宙戦艦ヤマト」とは、松本、西崎という本来まったく違う個性を持った二人がギリギリのところでせめぎあい、危うい程のバランスの上に成り立った奇跡の名作だった、と今更ながらに感じました。
2010年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学校5年のとき、本放送のTVシリーズに出会いました。
「今までの人生で出会った最高のアニメは?」と問われれば、この作品を選びます。
SPACE BATTLESHIP〜 の製作関係者には、冒頭の松本氏のことばを読んでいただきたい。
「〜(搭乗する乗組員一人一人が必ず地球に生きて返ってくるとの、確固たる信念と旗印の元に)
大宇宙の海を決死の覚悟で航海する戦闘用宇宙船として建造された〜」
先の皆様のレビューのように、最初のTVシリーズとその劇場版が大部分の内容ですので、
本のタイトルが誤解を招く可能性があり、評価としては★1つ減らしました。
「今までの人生で出会った最高のアニメは?」と問われれば、この作品を選びます。
SPACE BATTLESHIP〜 の製作関係者には、冒頭の松本氏のことばを読んでいただきたい。
「〜(搭乗する乗組員一人一人が必ず地球に生きて返ってくるとの、確固たる信念と旗印の元に)
大宇宙の海を決死の覚悟で航海する戦闘用宇宙船として建造された〜」
先の皆様のレビューのように、最初のTVシリーズとその劇場版が大部分の内容ですので、
本のタイトルが誤解を招く可能性があり、評価としては★1つ減らしました。
2010年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一作が中心ではあるが、完結編までのヤマトの資料を掲載している。
公開当時の新聞記事や広告、秘蔵セル画(これは完結編まで含めて)、手書きのプロット原稿の写真までこれまで長年ファンをやっていたが見たことが無い資料に溢れている。
豪華本には、原稿を活字にしたアイデア案はあるが、「原稿そのものの写真」はあまり掲載されていなかった。個人的にはこれだけでも価値がある。
板橋克己さんの新作イラスト(ヤマトIIIのデスラー艦!)などもこの本にしかない。
ヤマトのムック類としても久々の新作であり、十分な手ごたえのあるボリューム。
豪華本にも無かった製作現場の空気を感じさせる一冊であり、純粋に納得できた。
公開当時の新聞記事や広告、秘蔵セル画(これは完結編まで含めて)、手書きのプロット原稿の写真までこれまで長年ファンをやっていたが見たことが無い資料に溢れている。
豪華本には、原稿を活字にしたアイデア案はあるが、「原稿そのものの写真」はあまり掲載されていなかった。個人的にはこれだけでも価値がある。
板橋克己さんの新作イラスト(ヤマトIIIのデスラー艦!)などもこの本にしかない。
ヤマトのムック類としても久々の新作であり、十分な手ごたえのあるボリューム。
豪華本にも無かった製作現場の空気を感じさせる一冊であり、純粋に納得できた。
2012年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
また最近ヤマトがリニューアルされているようですが、オリジナルヤマトを知っている世代にはとても懐かしいです。何もかもみな懐かしい。
他の国からのトップレビュー

Loren B. Kowing
5つ星のうち5.0
Yamato Great Chronicle Book is just that!
2015年2月25日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Wonderful publication. It arrived in a timely manner. Not only is it gorgeous but is also chock-full of all you could want to know about the Yamato and that universe.