まず間違いなく入門に適しているリプレイ。
わかりやすい王道ダブルクロスと、馴染みやすい日常コメディが混在している。
あの、わかりやすい王道とか書いたけどダブルクロスのシナリオって基本的に重いんですよ……。
それを損なうことなく、それでも誰でも楽しめるようにわかりやすくコミカルに描かれている。
何度かGM経験したし、シナリオも書いたし、プレイヤーもやったけれどここまでの完成度はやばい。
そりゃプロに比べたら、と言われるかもしれないけれどその場の判断でシナリオに変化が生まれるTRPGにおいて全員が自分の感じたままに動きつつ、それでいて奇麗に話がまとまっているから読みやすい。
入門編とかいたけど熟練プレイヤーにもお勧めできる一冊です。
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ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス-1 キミだけが望むすべてだから (富士見ドラゴンブック) 文庫 – 2013/4/20
謎のレネゲイド濃度上昇現象、そして時が峰学園で起きたエージェント失踪事件。その調査のため派遣されたエージェント・緋蜂紅を待ち受けるものは……「アカデミア」で新境地を開いた中村やにおの学園リプレイ開演!
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2013/4/20
- ISBN-104829147261
- ISBN-13978-4829147269
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登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2013/4/20)
- 発売日 : 2013/4/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 318ページ
- ISBN-10 : 4829147261
- ISBN-13 : 978-4829147269
- Amazon 売れ筋ランキング: - 691,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 526位富士見ドラゴンブック
- - 148,346位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この中に裏切り者がいる
プレイヤー1(主人公:紅)以外には「秘密」が与えられます。
そしてその秘密は、ほかのプレイヤーも知りません。
プレイヤー達は秘密を探りながら、物語の謎に迫っていきます。
が、紅のあまりのヘッポコっぷりが凶悪です。
何度もプレイヤーの腹筋を狙い撃ちします。
それとは別にやにお氏の作ったシナリオは絶妙で、先が気になる作りになっております。
プレイヤー1(主人公:紅)以外には「秘密」が与えられます。
そしてその秘密は、ほかのプレイヤーも知りません。
プレイヤー達は秘密を探りながら、物語の謎に迫っていきます。
が、紅のあまりのヘッポコっぷりが凶悪です。
何度もプレイヤーの腹筋を狙い撃ちします。
それとは別にやにお氏の作ったシナリオは絶妙で、先が気になる作りになっております。
2013年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前回のシリーズでは、三角関係ラブバトル+脱力系ネタてんこ盛りで楽しませてくれた、中村やにお氏の新シリーズ。
メンバーに佐藤有世、片岡あづさ、田中天、矢野俊策の凄い面子。佐藤有世さんと田中天氏の絡みが惨事どころか核融合を起こしそう。
そして、初っ端からサプライズ。各メンバーが他のプレイヤーから隠された「秘密」を持ちます。
以前NOVAのシナリオ等で使われた疑心暗鬼を楽しむレベルの高いセッションへの期待が膨らみます。
今回ものっけから炸裂する「有世ノート」。異次元のボケに笑わされて、なんだかすっきりと癒される気がしました。
この部分だけでお腹いっぱいです。きっとプレイヤーもお腹いっぱいだと思います、クローバー矢野先生、そうですよね!
PC間ロイスをとらないトリッキーなオープニング、一話目は潜入捜査シナリオと思わせる振り。
ですがここでも佐藤有世時空発生装置が起動してしまいます。自己紹介?でいきなり「スパイです!」。その後も続く爆笑コント。
凄いよ、有世さん。私は、恋におちてしまいそうです。
いきなり始まるPCバトル、読者を飽きさせない工夫というより、プレイヤーがマジで遊んでいる気配が読んでいて楽しい。
当然「秘密」との絡みで、疑心暗鬼を盛り上げる巧みな演出の一環。キャラクター同士の自己紹介場面もその後も有世節全開、笑いで脱力。
有世さんのいないところでは、意味深な台詞や腹の探りあいがあるのですが、有世節全開で持っていかれます。
本の真ん中あたりで急展開。有世PC死亡。リザレクトもタイタス昇華も<不死不滅>もクソもない、止めを刺すでの死亡。
そこでタイトルコール「メビウス」。ループシナリオの仕掛けの一端が明かされ、翻弄される楽しみへの期待が更に膨らみます。
「秘密」という布石のあるなか、思わせぶりな情報が小出しにされていき、読む手が止まらない。
PCの誰かがGMとグルなんじゃないか?とか、クライマックスはPC同士でバトルになるんか?とか、
期待で鼻息が荒くなりそうな楽しい展開が続きます。
クライマックス、やはりとおもわれた人がラスボスに、そして、このキャンペーン自体が「メビウスの輪」になっていることが
示されて、次回へとひきます。
今回、佐藤有世さんの面白さが一際光ってました、今後は田中天氏も暴れてくれるかもしれないし、傑作になりそうな予感がします。
メンバーに佐藤有世、片岡あづさ、田中天、矢野俊策の凄い面子。佐藤有世さんと田中天氏の絡みが惨事どころか核融合を起こしそう。
そして、初っ端からサプライズ。各メンバーが他のプレイヤーから隠された「秘密」を持ちます。
以前NOVAのシナリオ等で使われた疑心暗鬼を楽しむレベルの高いセッションへの期待が膨らみます。
今回ものっけから炸裂する「有世ノート」。異次元のボケに笑わされて、なんだかすっきりと癒される気がしました。
この部分だけでお腹いっぱいです。きっとプレイヤーもお腹いっぱいだと思います、クローバー矢野先生、そうですよね!
PC間ロイスをとらないトリッキーなオープニング、一話目は潜入捜査シナリオと思わせる振り。
ですがここでも佐藤有世時空発生装置が起動してしまいます。自己紹介?でいきなり「スパイです!」。その後も続く爆笑コント。
凄いよ、有世さん。私は、恋におちてしまいそうです。
いきなり始まるPCバトル、読者を飽きさせない工夫というより、プレイヤーがマジで遊んでいる気配が読んでいて楽しい。
当然「秘密」との絡みで、疑心暗鬼を盛り上げる巧みな演出の一環。キャラクター同士の自己紹介場面もその後も有世節全開、笑いで脱力。
有世さんのいないところでは、意味深な台詞や腹の探りあいがあるのですが、有世節全開で持っていかれます。
本の真ん中あたりで急展開。有世PC死亡。リザレクトもタイタス昇華も<不死不滅>もクソもない、止めを刺すでの死亡。
そこでタイトルコール「メビウス」。ループシナリオの仕掛けの一端が明かされ、翻弄される楽しみへの期待が更に膨らみます。
「秘密」という布石のあるなか、思わせぶりな情報が小出しにされていき、読む手が止まらない。
PCの誰かがGMとグルなんじゃないか?とか、クライマックスはPC同士でバトルになるんか?とか、
期待で鼻息が荒くなりそうな楽しい展開が続きます。
クライマックス、やはりとおもわれた人がラスボスに、そして、このキャンペーン自体が「メビウスの輪」になっていることが
示されて、次回へとひきます。
今回、佐藤有世さんの面白さが一際光ってました、今後は田中天氏も暴れてくれるかもしれないし、傑作になりそうな予感がします。
2013年4月20日に日本でレビュー済み
ラブコメを主題にしたアカデミアに続くダブルクロス学園物リプレイ。
今回のPC1はアカデミアで大好評を得た声優・佐藤有世さん。探偵もの、と言う役割からスパイを選択。
今回も有世ノートは健在。と言うかパワーアップ。キャラクター紹介で大幅に紙面を割き有世ノートを紹介している。撃沈されるGM&PC。
他のPCはアカデミアでもコンビ?を組んだ声優・片岡あづささん。新たな字を得た?矢野俊作。そして田中天。いつもは場をかき回す田中天氏が今のところちょっと受け身でゲーム進行を補佐する、と言うスタンス。
今回の進行は少し特殊な流れになっている。それは、PC1を除くPCは全員秘密を持っており、そして登場人物の誰かが裏切り者だからである。
この為、PC間ロイスの習得は後に回され、PCの紹介もセッションを進行させる中で行われる。タイトルコールも、ある事件が起きてから。
まさに、ダブルクロスな物語が始まる。
レネゲイド濃度が異常に高くなっている街・刻ヶ峰市。その中心である刻ヶ峰学園に潜入する事になったUGNのエリートスパイ緋蜂紅(PC1)。
おりしも学園祭を三日後に控えた学園。紅は(なぜか)学園に溶け込み謎を追う?が、学園祭前夜、紅は事件に巻き込まれる。
それが始まり………否。事件はとっくに始まっていた。
それぞれの思惑を抱えた3人のオーヴァード。
潜入している2人のFHマスターエージェント。
巨大な力によって引き寄せられる者たち。
繰り返す過ちがいつも、愚かな生き物に変えていく。
メビウス、学園祭前夜、と言うキーワードでピンと来た人もいるでしょう。最近だと訳知りっぽい言動の魔法少女辺りがネタ元になります。
かなり特殊な物語進行ですが、声優二人とベテラン二人によって紡がれ、読み物としてかなり面白い仕上がりになっています。
ちなみに物語の仕組み上、侵食率上昇が(ダイス目もあって)大変。いろいろドキドキします。
今回のPC1はアカデミアで大好評を得た声優・佐藤有世さん。探偵もの、と言う役割からスパイを選択。
今回も有世ノートは健在。と言うかパワーアップ。キャラクター紹介で大幅に紙面を割き有世ノートを紹介している。撃沈されるGM&PC。
他のPCはアカデミアでもコンビ?を組んだ声優・片岡あづささん。新たな字を得た?矢野俊作。そして田中天。いつもは場をかき回す田中天氏が今のところちょっと受け身でゲーム進行を補佐する、と言うスタンス。
今回の進行は少し特殊な流れになっている。それは、PC1を除くPCは全員秘密を持っており、そして登場人物の誰かが裏切り者だからである。
この為、PC間ロイスの習得は後に回され、PCの紹介もセッションを進行させる中で行われる。タイトルコールも、ある事件が起きてから。
まさに、ダブルクロスな物語が始まる。
レネゲイド濃度が異常に高くなっている街・刻ヶ峰市。その中心である刻ヶ峰学園に潜入する事になったUGNのエリートスパイ緋蜂紅(PC1)。
おりしも学園祭を三日後に控えた学園。紅は(なぜか)学園に溶け込み謎を追う?が、学園祭前夜、紅は事件に巻き込まれる。
それが始まり………否。事件はとっくに始まっていた。
それぞれの思惑を抱えた3人のオーヴァード。
潜入している2人のFHマスターエージェント。
巨大な力によって引き寄せられる者たち。
繰り返す過ちがいつも、愚かな生き物に変えていく。
メビウス、学園祭前夜、と言うキーワードでピンと来た人もいるでしょう。最近だと訳知りっぽい言動の魔法少女辺りがネタ元になります。
かなり特殊な物語進行ですが、声優二人とベテラン二人によって紡がれ、読み物としてかなり面白い仕上がりになっています。
ちなみに物語の仕組み上、侵食率上昇が(ダイス目もあって)大変。いろいろドキドキします。
2013年4月28日に日本でレビュー済み
このリプレイは面白いだろうか?
ときどき、そんな不安を抱くことがあります。
そんな迷いは11ページ目で吹き飛びました。なにこれ、おもしろい。
「誰が“裏切り者”かは、GMとその本人にしかわからない。」
オープニングが終わると、まるで人狼のような疑心暗鬼に満ちた幕間の後、ゲームが始まります。
素人が、本作プレイヤー有世さんのプレイング・スタイルを安易に真似すると、一歩間違えると進行がだれるリスキーなスタイルになります。しかし、入念な配役とGMの強い意志によって、個性の強いプレイヤーを持て余すことなく複雑な構成のゲームになじませ、その結果、思わず吹き出してしまうほど笑える文章が誕生しました。なにも考えずに笑いたいときにも利用できる本だと感じます。
リプレイとして満点:
PC同士が秘密を持ち敵対しているかもしれない、という状況設定はプレイが難しい。たとえ意思疎通が十分で目的意識が一致していても、プレイヤーとGMの全員に技量がなければ進行に支障が生じ、グダグダになりやすい。そのような、高難度のゲームを破綻なく完遂するという熟練者のプレイングを披露してくれました。
最近の有名作品への敬意:
160頁を読んでいて、某作品の第11話を思い出しました。ですが、TRPGの「既存の物語を自分たちで追体験する」という娯楽性を鑑みると、、あの心の動きをTRPGで追体験させたことは瞠目に値します。プレイヤーのあづささんに与えられたメタ・ミッションは大成功でした。
敬意を捧げている元作品を明示:
敬意を捧げている複数の作品のタイトルを明示しているため、とても礼儀正しく感じます。
この本は、面白いだけではなく、興味深いのです。プレイヤーの全員がサブ・マスターのようにシナリオの秘密を知っています。シナリオのないアドリブ劇のように物語進行がプレイヤーに依存しています。人狼のように緊迫感がある会話ゲームでもあります。プレイヤーへのメタ・ミッションが明示され公開されるという点も新鮮です。いずれの観点から見ても興味深い作品です。
ときどき、そんな不安を抱くことがあります。
そんな迷いは11ページ目で吹き飛びました。なにこれ、おもしろい。
「誰が“裏切り者”かは、GMとその本人にしかわからない。」
オープニングが終わると、まるで人狼のような疑心暗鬼に満ちた幕間の後、ゲームが始まります。
素人が、本作プレイヤー有世さんのプレイング・スタイルを安易に真似すると、一歩間違えると進行がだれるリスキーなスタイルになります。しかし、入念な配役とGMの強い意志によって、個性の強いプレイヤーを持て余すことなく複雑な構成のゲームになじませ、その結果、思わず吹き出してしまうほど笑える文章が誕生しました。なにも考えずに笑いたいときにも利用できる本だと感じます。
リプレイとして満点:
PC同士が秘密を持ち敵対しているかもしれない、という状況設定はプレイが難しい。たとえ意思疎通が十分で目的意識が一致していても、プレイヤーとGMの全員に技量がなければ進行に支障が生じ、グダグダになりやすい。そのような、高難度のゲームを破綻なく完遂するという熟練者のプレイングを披露してくれました。
最近の有名作品への敬意:
160頁を読んでいて、某作品の第11話を思い出しました。ですが、TRPGの「既存の物語を自分たちで追体験する」という娯楽性を鑑みると、、あの心の動きをTRPGで追体験させたことは瞠目に値します。プレイヤーのあづささんに与えられたメタ・ミッションは大成功でした。
敬意を捧げている元作品を明示:
敬意を捧げている複数の作品のタイトルを明示しているため、とても礼儀正しく感じます。
この本は、面白いだけではなく、興味深いのです。プレイヤーの全員がサブ・マスターのようにシナリオの秘密を知っています。シナリオのないアドリブ劇のように物語進行がプレイヤーに依存しています。人狼のように緊迫感がある会話ゲームでもあります。プレイヤーへのメタ・ミッションが明示され公開されるという点も新鮮です。いずれの観点から見ても興味深い作品です。
2019年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いプレイヤーを集め、仕掛けをこらしたリプレイ。現代異能物ダブルクロスの真骨頂という感じの作品。
PC1に佐藤有世さん演じる緋鉢紅が異常のおきた学園を探るというもの。
細かい内容はもうすでにレビューされているから省略。電子書籍でお手軽に読むことができるのは嬉しいですね。
それはそうと、もう6年も前のリプレイになるのか。最近はリプレイ発売少なくなったからまた出て欲しいです。
PC1に佐藤有世さん演じる緋鉢紅が異常のおきた学園を探るというもの。
細かい内容はもうすでにレビューされているから省略。電子書籍でお手軽に読むことができるのは嬉しいですね。
それはそうと、もう6年も前のリプレイになるのか。最近はリプレイ発売少なくなったからまた出て欲しいです。