西洋史残酷物語。異端として処刑されたジャンヌ・ダルク、ローマ帝国の暴君カリグラ、スペインの異端審問、「鮮血の貴婦人」バートリ・エリジェーベト、イエスの磔刑とグロテスクなエピソードばかりの五本立てであります。
人間の残酷さをこれでもかと見せつけるエピソードばかりですが、そんな残酷な行為を利益目的でやってのける政治と権力の闇が深過ぎて、快楽目的のバートリ・エリジェーベトがかえってまともに思えるぐらい。
最終話ではイエスの刑死を再生の農耕儀礼と結びつけて描いていましたが、何のことだかよく分からんないです。

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ダンス・マカブル① (-西洋暗黒小史-) コミック – 2010/11/22
大西巷一
(著)
中世ヨーロッパで連綿と続き、とりわけ後期では異常なほど発達を遂げた拷問と残酷な処刑の数々。特権階級を持つ貴族たちの際限のない欲望から生み出されたものや、「魔女裁判」や「異端審問」など宗教家たちのエゴから生まれたものなど、多岐にわたるそれらの拷問具や処刑法が使用された様々なエピソードをオムニバスで綴る暗黒絵巻――。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアファクトリー
- 発売日2010/11/22
- ISBN-104840133956
- ISBN-13978-4840133951
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著者について
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漫画家。
1973年生まれ。北海道出身。石川県金沢市在住。
1995年北海道大学文学部史学科を卒業。
1997年『豚王』で講談社アフタヌーン四季賞を受賞し、デビュー。
以後『女媧~JOKER~』『曹操孟徳正伝』『おてんば珠姫さま!』『ダンス・マカブル』『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァールカ)』など歴史を題材にした漫画作品を多く手がける。
現在「月刊アクション」にて『星天のオルド タルク帝国後宮秘史』を連載中。
公式ホームページ:「LA GROTTA」 http://ohnishikoichi.jimdo.com/
公式ブログ:「巷にひとり在り」 http://blog.livedoor.jp/koichi0024/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代~中世ヨーロッパの拷問をストーリー仕立てにして紹介している漫画です。
テーマや「死の舞踏」というタイトルはショッキングですが、中身は普通で教育用の漫画のような単調さです。
ただこの漫画で描かれているイエス像はなかなか魅力的でした。
歴史や宗教上の偉人を普通の人間として描くというのはありふれた手法ですが、
この漫画で描かれているイエスは、なぜ弟子たちや当時の多くの弱者が彼につき従ったのか
という疑問に答えてくれるような人物像になっています。
マグダラのマリアの最後のセリフも、この後に成立するキリスト教の精神をよく伝えています。
また磔刑が非常に苦しみの多い処刑の方法だということを視覚的に知るのも、
クリスチャンにとっては意味をもつことかもしれません。
この路線でイエスの生涯を描いた物語がぜひ読んでみたいです。
テーマや「死の舞踏」というタイトルはショッキングですが、中身は普通で教育用の漫画のような単調さです。
ただこの漫画で描かれているイエス像はなかなか魅力的でした。
歴史や宗教上の偉人を普通の人間として描くというのはありふれた手法ですが、
この漫画で描かれているイエスは、なぜ弟子たちや当時の多くの弱者が彼につき従ったのか
という疑問に答えてくれるような人物像になっています。
マグダラのマリアの最後のセリフも、この後に成立するキリスト教の精神をよく伝えています。
また磔刑が非常に苦しみの多い処刑の方法だということを視覚的に知るのも、
クリスチャンにとっては意味をもつことかもしれません。
この路線でイエスの生涯を描いた物語がぜひ読んでみたいです。
2024年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィクションと分かった上で
歴史のエログロ話を楽しむには良い。
ただ参考にしたであろう映画や漫画のシーンが露骨に浮いている。
異端審問はベルセルク断罪編そのまますぎるし、
もうちょっと目立たないようにして欲しかった。
歴史のエログロ話を楽しむには良い。
ただ参考にしたであろう映画や漫画のシーンが露骨に浮いている。
異端審問はベルセルク断罪編そのまますぎるし、
もうちょっと目立たないようにして欲しかった。
2021年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残虐でしたが、単にに悪趣味とまとめたくはない、よく練られた短編集でした。
メンタル面でもフィジカル面でもエグく、人間の生々しさがよく出ているのは異端審問の話。ノートルダムドパリのフロロを思い出しました。女性閲覧注意です…。
悪趣味エンタメとして面白かったのはエリザベートバートリの話。
さんざん憂鬱になったあとで、一条の光を与えてくれる気持ちになるのが大トリのイエスの話です。この最終話があってほんと良かった…。
メンタル面でもフィジカル面でもエグく、人間の生々しさがよく出ているのは異端審問の話。ノートルダムドパリのフロロを思い出しました。女性閲覧注意です…。
悪趣味エンタメとして面白かったのはエリザベートバートリの話。
さんざん憂鬱になったあとで、一条の光を与えてくれる気持ちになるのが大トリのイエスの話です。この最終話があってほんと良かった…。
2017年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
某有名ゲームをスマホでしている方におすすめ致します。ジャンヌダルクの光の部分は有名ですが闇の部分にスポットライトを当てている素晴らしい漫画です。是非ご覧になってみてはいかがでしょう
2016年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私的には、洋の東西を問わず宗教と拷問の関係に以前から興味があったので楽しめた。
最後のイエスの話はとても良かった。というか、アレがないと一冊の本としてはかなり品位を落としていた。
特にスペインの審問官の話は……頭オカシクなりそうだった。
ヨーロッパ、オソロシ……。
最後のイエスの話はとても良かった。というか、アレがないと一冊の本としてはかなり品位を落としていた。
特にスペインの審問官の話は……頭オカシクなりそうだった。
ヨーロッパ、オソロシ……。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残酷な描写が多いので子供には見せられないけど、西洋の黒歴史が良く描写されていると思う。
キリスト教が背負う歩の歴史に光を当てた、貴重な作品だとおもう。
キリスト教が背負う歩の歴史に光を当てた、貴重な作品だとおもう。
2022年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女キャラはご丁寧にリョナるのに男の死に様は適当な作者のリョナ趣味が出ただけのつまらない作品だった
ローマ皇帝に興味がありカリグラ目当てに読んだのに非常に残念だった
キャラをリョナりたいだけなら歴史ものには手を出さないで欲しい
ローマ皇帝に興味がありカリグラ目当てに読んだのに非常に残念だった
キャラをリョナりたいだけなら歴史ものには手を出さないで欲しい