前に買ってあった映画学の本を開いてみました。
「映画の領分」 加藤幹郎
著者は、僕が学生時代に大学で集中講義を受けたことのある映画学の助教授です。
現在の日本の映画学で先頭を走っている人だと思われます。
集中講義は張りつめた空気の中、映画に関して自分がいかに知らないかを思い知らされました。
映画を学問の対象と見るのか、あくまで娯楽の一つにすぎないのか。
その出発点から意見が分かれそうですよね。
そこから僕にとっては映画が興味深くてしょうがないですが・・・。

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映画の領分: 映像と音響のポイエーシス 単行本 – 2002/3/1
加藤 幹郎
(著)
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社フィルムアート社
- 発売日2002/3/1
- ISBN-104845902311
- ISBN-13978-4845902316
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
感動とは、新しい意味の生産である! 映画はいかにはじまり、いかに終わるかという、映画の構造的創造のありようについて解説。最新映画学の現在形。
登録情報
- 出版社 : フィルムアート社 (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4845902311
- ISBN-13 : 978-4845902316
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,081,167位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2005年9月15日に日本でレビュー済み
2002年4月発売。やっぱり、コンスタントに映画本を出す批評家の中で、この人が一番面白い。語り口は蓮實重彦からそれほど遠いわけでは無いのだけれど(むしろ共通点の方が多いかも)、しっかりと旧態依然たるカイエ系の「作家主義」を断罪し、自ら「新作家主義」を標榜し、新たな批評の座標軸を作っていこうとする姿勢が読んでいてつまらない分けがないからだ。本書においても、筆者の関心は、「映画とプールの文化史」から「好きな女優論」、はたまた五所平之助論からアモス・ギタイ論、押井守からタルコフスキーへと、縦横無人に駆け巡る。あまりに細部にこだわった議論(コマ分析などが象徴的)に批判的になる向きが存在することは理解できるけれども、加藤氏を否定する方向で新たな地平を開こうとする日本の批評家は(僕の知っている範囲では)いないし、僕は氏の次作がいつでも楽しみだ。