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テレビではいまだに言えない 昭和・明治の「真実」 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/30
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「昭和=暗黒の時代 明治=成長の時代」という歴史観を再検証する。
■「昭和(太平洋戦争)は官僚的な小者が指導したために破れた」
■「明治(日露戦争)は維新を戦い抜いた英雄がいたために勝利できた」
というのは果たして真実か?
◆昭和の指導者たちは本当に愚かだったのだろうか?
◆明治の元老たちは大きな国家観をもっていたのか?
◆軍部は本当に国民を搾取する悪だったのか?
◆民主主義や政党政治は国を豊かにしたのか?
「昭和」は、「明治」が残した負の遺産を清算するために苦しんだ。
●【治安維持法】は、本当は「普通の法律」だった?
●【小村寿太郎】カミソリ外交が太平洋戦争の元凶を作った?
●【軍部】医師会を押し切って、農村のために健康保険を作った?
●【軍部】陸軍を暴走させたのは「コネによらない正しい人事」だった?
●【総力戦】指導者は「総力戦」を理解していた。準備が間に合わなかっただけ?
●【精神論】太平洋戦争で精神論が蔓延したのは日露戦争が原因?
●【ミッドウェー敗戦】痛手は、空母喪失ではなく援蒋ルートを潰せなくなったこと?
●【内政】GHQ改革を待つまでもなく 最先端の改革が行なわれていた?
●【原敬】自政党の利益を追求しすぎて 軍部台頭の契機をつくった?
●【天皇】明治天皇はお飾り? 昭和天皇は超積極的だった?
●【近衛文麿】アジアブロック経済圏と「力の外交」で米英に抗おうとした?
【目次】
第1章 昭和の指導者は本当に愚かだったのか
第2章 敗戦の“本当の原因"は日露戦争にあった
第3章 日本帝国陸海軍はなぜ敗れたのか
第4章 テレビではいまだに言えない 昭和の「真実」
【著者略歴】
熊谷 充晃(くまがい・みつあき)
1970年、神奈川県出身。中世から近代の日本史、特に戦国時代から江戸時代、明治時代をメインに活動する歴史著述家。
著書に『教科書には載っていない! 幕末の大誤解』『教科書には載っていない! 明治の日本』(ともに彩図社)、『黒田官兵衛と軍師たちの「意外な」真実』(大和書房)。近刊に『世界遺産 富岡製糸場と明治の日本』(WAVE出版)、『幕末維新動乱「文」の時代の女たち』(双葉社)がある。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社遊タイム出版
- 発売日2014/6/30
- ISBN-104860103483
- ISBN-13978-4860103484
商品の説明
著者について
1970年、神奈川県出身。中世から近代の日本史、特に戦国時代から江戸時代、明治時代をメインに活動する歴史著述家。
著書に『教科書には載っていない! 幕末の大誤解』『教科書には載っていない! 明治の日本』(ともに彩図社)、『黒田官兵衛と軍師たちの「意外な」真実』(大和書房)。近刊に『世界遺産 富岡製糸場と明治の日本』(WAVE出版)、『幕末維新動乱「文」の時代の女たち』(双葉社)がある。
登録情報
- 出版社 : 遊タイム出版 (2014/6/30)
- 発売日 : 2014/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4860103483
- ISBN-13 : 978-4860103484
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,253,373位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26,027位日本史 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「通説と思われていた事柄の間違いを正す」というテーマにだけ絞った本は以外に少ないのでは。
例えば「歴史人」などでもアレは載っていてもソレは載っていないなんてことがしばしばあります。
本書は思いつく限りの間違った通説をズラッと並べて、それらを一つ一つ検証してゆく本です。
その中身は簡潔ながらも凝った内容で、歴史好きな方でも知らなかったことがあるかも知れません。
以下に目次を列記しつつ自分の感想を交えます。
第一章 昭和の指導者は本当に愚かだったのか
山縣有朋 ✖通説 陸軍を近代的に育て上げた
〇真実 自組織の利益に執着してのちの軍部暴走の「元凶」を作った
小村寿太郎 ✖通説 列強を手玉に取って講話を結ぶ
〇真実 鋭すぎたカミソリ外交がアメリカを対決路線にシフトさせた!?
乃木希典 ✖通説 無謀な突撃で兵を死なせた愚将
〇真実 板挟みになりつつも奮闘、最後に児玉に手柄をとられた
東郷平八郎 ✖通説 ロシア艦隊を破った「天才司令官」
〇真実 迷走を重ねながらも強運と部下に助けられた
原敬 ✖通説 政党政治を推進した「平民宰相」
〇真実 自政党の利益を追求しすぎてのちの軍部台頭の契機をつくった
近衛文麿 ✖通説 政権を放り出した「おぼっちゃま」
〇真実 アジアブロック経済圏を作り「力の外交」で米英に抗おうとした戦略家
東条英機 ✖通説 強権で国民を戦争へ巻き込んだ
〇真実 開戦はすでに不可避だったが国体を守るためにスケープゴートに
山本五十六 ✖通説 米英を驚かせた伝説の智将
〇真実 作戦の肝を部下に浸透できなかった孤高で「天才肌」の司令官
南雲忠一 ✖通説 四隻の空母を喪失させた迷将
〇真実 山本五十六に振り回された堅実な「実戦型」名将
辻政信 ✖通説 マレー作戦を立てた「作戦の神様」
〇真実 実は戦時中から「蒋介石のスパイ」だった!?
明治・昭和両天皇 ✖通説 アグレッシブだった明治天皇、「お飾り」だった 昭和天皇
〇真実 お飾り的な明治天皇、局面では王として動いた昭和天皇
人物評というものは時代によってちょくちょく変わるものですが、特に明治の軍人=善、昭和の軍人=悪の
イメージに関しては司馬遼太郎の「坂の上の雲」によって作られたと言っても過言ではないでしょう。
その司馬が散々にこき下ろした乃木・東条両閣下の名誉が近年になって漸く回復しつつあるのは喜ばしい限りです。
さて第一章の見所は、原・近衛・山本あたりです。原や山本については本書以外にも扱っている本が結構ありますが、
近衛文麿をこう評価してくるとわ!個人的には近衛が大ッ嫌いですが面白かったです。必見。
第二章 敗戦の「本当の原因」は日露戦争にあった
陸軍暴走の背景 ✖通説 元老がいなくなり軍部が暴走した
〇真実 暴走の本当の原因は「コネによらない正しい人事」にあった
日露戦争の負の遺産 ✖通説 戦争指導が精神論ばかりに
〇真実 日露戦争が美談化したことで太平洋戦争の精神論が蔓延した
迷走する戦争指導 ✖通説 太平洋戦争は行き当りばったり
〇真実 戦争とはそういうもの。日露戦争も同じく「迷走」ばかりだった
総力戦の認識 ✖通説 指導者が「総力戦」を理解せず息切れして敗れた
〇真実 「総力戦」の認識はあったが準備が間に合わなかった
ここからいよいよ本書の本領発揮です。敗戦の萌芽は日露戦争によって生まれたという説を検証してゆきます。
「総力戦」という概念を正しく知ればプロ野球などで頻繁に使われる「総力戦」という言葉が如何に間違っているかが
よく分かります。
第三章 日本帝国陸海軍はなぜ敗れたのか
ノモンハン惨敗 ✖通説 ソ連軍の圧倒的火力の前に惨敗
〇真実 ソ連軍20万に対してわずか一個師団で戦術的に勝利
ミッドウェー敗戦 ✖通説 ミッドウェーで空母四隻を喪失
〇真実 「本当の痛手」は援将ルートを遮断できなくなったこと
日本陸軍兵士 ✖通説 司令官は無能、現場兵士は優秀
〇真実 攻撃はワンパターンでくみしやすい。いったん捕虜になると従順
零戦が敗れた原因 ✖通説 零戦は防御を軽視していた
〇真実 防弾は他国と大差なし。敗れた原因は「射撃訓練のあり方」
「大和」温存の是非 ✖通説 戦艦「大和」は温存されていた!?
〇真実 遠洋まで出て行く設計ではなく本土近海での「決戦兵器」だった
日本潜水艦の方向性 ✖通説 潜水艦を軽視し、商船隊が壊滅
〇真実 アメリカは「商船撃沈」に集中。日本はガラパゴス的進化
陸軍の銃と砲 ✖通説 火力で圧倒的に劣っていた
〇真実 兵器は優秀だったが弾に余裕がなく、運ぶ手段にも欠けていた
第三章は戦術・戦略・兵器・兵士にテーマを絞っています。これらは最近、特に様々な媒体で扱われているので
別段珍しいテーマではありませんが、随所に「おっ!」と唸らせる箇所もあり面白かったです。個人的には「日本陸軍
兵士」が面白かった。タイトルだけだと「えっ?皇軍将兵って弱かったの?」と思ってしまったけど、読んでみて「ああ、
そうゆうコトね」と納得した(^^♪。
さーて、いよいよ最終章の第四章です。ハッキリ言ってこの章だけのために買っても(≧∇≦)bほど面白かった章ですよ!
第四章 テレビではいまだに言えない昭和の「真実」
戦前の「三悪法」 ✖通説 軍部が「三つの悪法」で国民を蹂躙
〇真実 軍部ではなく政党政権が主導。総力戦のために欧米にもあった
戦前の内政改革 ✖通説 社会制度も未熟だった暗黒の戦前
〇真実 GHQの改革を待つまでもなく最先端の改革が行われていた
将と兵の配置 ✖通説 慢性的に足りなかった将校と兵
〇真実 硬直化した人事のためにやたらと偏っていた人員配置
満州国 ✖通説 陸軍暴走が生んだ孤立化の元凶
〇真実 傀儡といえど幹部はほぼ満州人。しかし意外と資源は取れなかった
出版統制 ✖通説 統制で自由がなかった出版業界
〇真実 出版社の方が軍部を利用して販売数を伸ばそうとしていた
徴兵と赤紙 ✖通説 必ずやって来る?恐怖の「赤紙」
〇真実 成年男子をほとんど戦地に送ったドイツ。兵士とするハードルは「厳しめ」だった日本
何せ本章のタイトルがそのまんま本のタイトルになってる位ですから本書の最も気合の入った章です。全ての通説が
一度は誰もが聞いたことがあるのではないのでしょうか?「三悪法」とは、「国家総動員法」「治安維持法」「大政翼賛会」の
三つのことですが、これらをわかりやすく解説してくれます。特に「治安維持法」のターゲットがあくまで社会主義や共産主義
だったことを当時の社会状況とともに懇切丁寧に教えてくれます。アメリカの「マッカラン法」のことまで紹介してくれたのは(≧∇≦)b!!
また、戦前からすでにあった優れた税制や、軍部が財閥や医師会の反対を押し切って成立させた「国民皆保険」の話は
初耳でした。しかもこれらが戦費の調達や人的資源のためだけにやったわけではなかったという話には深い感銘を受けます。
一方、戦前・戦中の出版業界のハジケっぷりには正直、怒り心頭に発します。特に戦時中、あれだけ国民を煽っておいて
戦後は都合の悪いことには口を噤んで「僕ちん悪くないも~ん♪」と囁くサマは万死に値します。当時からこのハジケっぷりを
苦々しく思っていた軍部の人間はいたようで、出版業界のおもねりに対するその将校の怒りの爆発に深々と頷いてしまいます。
「赤紙」の真実については歴史好きな人ならば知ってる人が多いのではないでしょうか?あらためて読むと、今後、反戦ドラマを
見る楽しみが増えるというものです。間違い探しができますからネ♡
本書は歴史好きな人は勿論、入門書としても最適です。興味を持たれた方には是非とも購入をオススメします(*≧∀≦*)!!
軍隊の組織論から経済統制までとても広い範囲で書かれている反面、事実の裏付けに関しての文章は少なめなため、興味を持った所をさらに詳しく調べていくとより真実に近づけると思います。
また、下段に用語の解説が付いているので、中高生にも理解しながら読み進めることができると思います。