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日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界 単行本(ソフトカバー) – 2010/11/27
購入オプションとあわせ買い
世界経済の仕組みと日本の進むべき道!
国際派にして国益派の二人が語る、
今、もっとも知りたい経済情報の裏側!
主な項目 ●PIIGS問題の今
●資源と水と中国(三峡ダム)
●ビジネスマンは、アメリカをどう読めばいいのか?
●事業仕分けの嘘」と「特別会計の真実」
●尖閣諸島とレアアース
●藤井裕久元財務大臣、藤井裕久元財務大臣
●「新しい中世」という未来 ―群雄割拠、地域統合、グローバル・ノーマッド
●付録年 グローバル・バブル崩壊のプロセス
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社総和社
- 発売日2010/11/27
- 寸法2 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-104862860451
- ISBN-13978-4862860453
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商品の説明
著者について
国際問題アナリスト
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中より将来の日本のオピニオン・リーダーを目指し、哲学・思想・政治学・経済学・社会学等を幅広く探求。
ハーバード大学政治学部大学院へ進み、政治思想のハーベイ・マンスフィールド教授、哲学のジョン・ロールズ教授(『正義の理論』の著者)、政治発展論のサミュエル・ハンチントン教授(『文明の衝突』の著者)、社会学のエズラ・ボーゲル教授(『ジャパン・アズ№1』の著者)、日本学のエドウィン・ライシャワー教授(元駐日大使)、アメリカ外交論のスタンレー・ホフマン教授等に師事。政治学博士課程修了。
ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。 1989年~1992年、ラジオ文化放送(JOQR)でニュースキャスター。TV朝日「朝まで生TV」等に出演。三井信託銀行、日興証券等の顧問、財界人の個人アドバイザーを務める。
著書は第1作の『世界経済大予言』(1984年)以来、編・訳著、共著を含め、最新刊『ドンと来い!大恐慌』で46冊目、累計60万部以上。英語関係の著作も韓国語に翻訳された。『経済英語に強くなる本』(PHP研究所)等、数冊ある。
株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役。
渡邉哲也(わたなべ・哲也)
経済評論家
「代表戸締役 ◆j?JEo?m8I?i3E」のハンドルネームで、2ちゃんねるのハングル板や東アジアnews+板などを中心に書き込んでいた固定ハンドルの1人である。
韓国や欧米経済などへの論評などを行っていたが、近年は渡邉哲也名義での経済書の執筆、2009年前後頃よりチャンネル桜出演、一般言論雑誌への執筆も行うようになった。同じく2ちゃんねるの常連投稿者出身の評論家三橋貴明とは交流があり、共著や三橋の著書の監修、『宝島』など一般雑誌上での対談も行っている。
著書に、『本当にヤバイ!欧州経済』(三橋貴明監修 彩図社刊) 、『ドル崩壊! -今、世界に何が起こっているのか?-』(渡邉哲也監修・三橋貴明著 彩図社刊)、『完全にヤバイ!韓国経済』( 三橋貴明との共著 彩図社刊)がある。
ブログ:代表戸締役◆jJEom8Ii3Eの妄言
登録情報
- 出版社 : 総和社 (2010/11/27)
- 発売日 : 2010/11/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 328ページ
- ISBN-10 : 4862860451
- ISBN-13 : 978-4862860453
- 寸法 : 2 x 12.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,263,430位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,509位経済学・経済事情
- カスタマーレビュー:
著者について
作家・経済評論家。1969年生まれ。
日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。
公式HP http://www.watanabetetsuya.info/
人気経済ブログ「代表戸締役 ◆ jJEom8Ii3E の妄言」
人気メルマガ渡邉哲也の今世界で何が起きているのか http://foomii.com/00049 を運営している。
連絡先はinfo@watanabetetsuya.info
藤井厳喜(ふじい・げんき) http://www.gemki-fujii.com/
国際政治学者。未来学者。詩人。
『ニュース女子』レギュラー出演。
虎ノ門ニュース(第1・第3水曜日レギュラー)出演。
会員制インターネットチャンネル「ワールドフォーキャスト」配信中。
http://gemki-fujii.com/wf/
2016年まで毎週火曜22時~FMラヂオつくば #kgproject にレギュラ出演♪(番組終了)
(翌放送日に以下のURLに過去のコンテンツを公開しています)
https://www.mixcloud.com/kennysuzuki18/
軍事・経済・文明論も含む総合的な視野から国際政治を論ずる。その的確な近未来予測には定評があり、予測のプロの間でも評価が高い。
1952年(昭和27年)東京都江戸川区生まれ。本名:昇。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1977 〜 1985年、アメリカ合衆国へ留学。クレアモント大学大学院で政治学修士号取得。ハーバード大学政治学部大学院へ進み、政治思想のハーベイ・マンスフィールド教授、哲学のジョン・ロールズ教授(『正義の理論』の著者)、ハンチントン教授(『文明の衝突』の著者)、社会学のエズラ・ボーゲル教授(『ジャパン・アズNo.1』の著者)等に師事。政治学博士課程修了。
ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員、政治学部助手を経て帰国。
1989 〜 1992年、ラジオ文化放送(JOQR)でニュースキャスター。TV朝日「朝まで生TV」等に出演。
大手信託銀行、大手証券会社等の顧問、財界人の個人アドバイザーを務める。
米ブッシュ・ジュニア政権誕生を予期し、1999年、岡崎久彦元駐タイ大使等の協力を経て、日米保守会議を創設。リチャード・アーミテージ元米国務副長官、ロバート・ゼーリック世界銀行総裁(共に当時は民間人)等を日本に招聘し、日米政界間のパイプ造りに奔走。
著書は第一作の『世界経済大予言』(1984年)以来、編・訳著、共著を含め、最新刊『国境ある経済の復活』で70作目。
英語関係の著作も韓国語に翻訳された『経済英語に強くなる本』(PHP研究所)等、数冊ある。
明治大学・麗澤大学等で、政治学・国際関係論・英語などの教鞭をとった。
エディット・ピアフ「愛の賛歌」等のシャンソンの新訳詞、オリジナル曲の作詞も多数ある。
株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役。
『厳喜に訊け!』を中心に、YouTube( http://www.youtube.com/user/zingrace1213 )やニコニコ動画を通じて日英両語で世界に情報を多数発信している。
『藤井厳喜アカデミー』シリーズ第2弾「経済篇:日本を復活させる智恵─増税を許すな!復興財源はこうして創れ!」http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7
が好評である。
無類の動物好き、猫好きである事からNET上では「ニャンコ先生」と愛称され、「ネコウヨ党総裁」でもある。
公式HP http://www.gemki-fujii.com/
"未来が分かる『" Fujii's Focus For Future』(藤井厳喜公式ブログ)は人気が高い。http://www.gemki-fujii.com/blog/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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が、恐らく本当にこの本が名作であり、うーんと唸るようにツボをおさえられている事に感嘆させられたり、最初っから最後まで随所に盛り込まれた2人のユーモア(毒舌?)溢れるばかりのスパイシーな発想に爆笑させられたりするのは、
日頃、多くの経済ネタのNEWSを自身で読み込んでいる金融・経済本の通、
所謂「玄人」ほど、うならんばかりに嵌るような種の本でもあるのではないかと感じた。
それだけ、深い。濃い。
敢えて言うなら、こういう個性の強い本は、珍しい位置づけの本だろうとも思う。
似たり寄ったりの経済本が出続ける中、全く違ったスパイス、「有益な(日本では少し珍しい)毒」、痛快な気持ちにさせられるテンポの良い経済トークの面白さを大いに楽しみたい人にお薦めである。
相変わらず、他の書評でも書かれている通り、保存版としてもデータ、チャートが多数あり見ごたえもある。
最近、話題の藤井元財務相の事も予言の書かの如く、書かれている。事業仕分けやPIIGS問題の事も…。
「グローバリズムは終わった」そしてどう考えればいいの?という事を対談本ならではの多角的な視野から徹底的に語り尽くされた一冊であった。
基本的な発言はブログや掲示板などでも既に触れられたことの確認といった感があるが、
やはり正式な本として上梓されると影響力も変わってくると思われる。
私自身が本著の中で最大の鍵概念と考えるのは、「資源限界」である。
当然ながらあらゆる資源には限界があるわけだが、それを「ローマ・クラブ」以降の、
資源を巡る研究の歴史と照らし合わせ、新興国の発展とその限界
(或いはそれが孕む危険性というべきかもしれないが)へと繋げていったのは流石と言える。
本著の末尾は、「新しい中世(これの同一の題名の著作があった筈)」という形で締めくくられているが、
個人的には、そこまで楽観視は出来ないと思う。
やはり、第二次世界恐慌から第三次世界大戦へと「無難に」進展していくのではないか、と薄々感じられる。
現在の経済的苦境を、第二次大戦後の国際社会における政治・経済秩序の限界の露呈と見ている私には、
いい意味でも悪い意味でも関心事が多く含まれた、実り多き一冊であった。
新自由主義(竹中平蔵、池田信夫、松原聡、藤巻健史、大前研一などの提唱する小さな政府と市場原理主義を中心とした、所謂「ぐろーばりずむ」と「ハゲタカ金融のマネーゲーム」賞賛派)の矛盾点と、彼らが世界中にばら撒いた経済被害、混乱を徹底的に批判し、「ぐろーばりずむ」の終焉と日本の国家的特徴に合わせた「国民経済学」の導入を提唱しています。
なお、この本は全般的に保守寄りです。特に藤井氏ははっきりと学生時代に「右翼系政治団体(街宣車とかやっている連中とは違うようですが)」に所属していたと言っていますし、排外的な発言もちらほら飛び出します。
ただし、藤井氏はハーバードの博士課程の出ですし、奥さんはメキシコ人、ご本人も英語・スペイン語を堪能に操り、かつては日米の保守系政治交流のパイプ役を務めた事もある方ですので、そういう方が「国際的な深い交流経験を持った上で、グローバリズムは不要」と断じている所にこの本の奥深さがあります。特にヨーロッパやアメリカが国債格付けや経済評論家を通じて、何を考えて日本に対してネガティブキャンペーンを張っているのかの考察については興味深いものがありました。
一方渡邉氏の方は、貿易商を経営されているだけあり、国際的な金融動向や資源限界についての豊富な知識や情報網を駆使してアメリカ、ユーロ、中国、南米の実体経済についての激しい突っ込みをソフトにかますという役を受け持っており、藤井氏が臼の中でひっくり返して正体を見せ付けた「ぐろーばりずむ」という名の餅を渡邉氏が杵で叩き潰すような形で、一時代を作ったこれらの思想を一見のどかに、その実容赦なく阿吽の呼吸で叩きまくるという役回りを演じています。
ただ、この本の注意点としては、保守系の藤井氏が一方的に昭和の日本の経済モデルを賞賛して「欧米の圧力で日本が改悪された」と主張している点でしょうか。所謂「規制緩和」や「金融ビックバン」が失敗であるとの主張は確かに正しい点もあるのですが、それまでの日本のモデルに何も問題がなかったのかという点や、規制緩和には功罪両面があった点にあまり言及していない辺り、少しフェアでは無い感じがしました。
しかしながら中国の成長限界や資源限界、水資源と産業の関係など、「第二の中世」とも言うべき閉塞と国家サバイバルの時代に向けての示唆に富んだこの本、時事経済に興味のある方には一読の価値のある良書かと思います。
この経済書を読めば、なぜ金融グローバリズムが挫折したか渡邉哲也氏と藤井厳喜氏の対談で読み解くことができます。
そして今や外国のTV局となってしまった日本の報道がいかにおかしいか考えさせられます。
このことを気づけば日本には、本当の未来があります。どうか地上マスコミに騙されないでください。
東アジア共同体・通貨など茶番です。そんな事をしたら日本円は中国に飲み込まれてしまいます。
また、ユーロの失敗から共同通貨の考えは捨てるべきです。
勤勉な日本人がコツコツ貯めたものをよその国の為に使うべきではない。
ドイツ等は、PIIGSに(ポルトガル・アイルランド・イタリア・ギリシャ・スペイン)多額のお金を貸しているために大変な舵取りをしています。
そして、日本の工場が出て行った原因を作ったのが藤井元財務大臣ということを忘れてはならない。
彼は、二度大臣の職に就き円高容認し日本経済悪化を招いた張本人であること。
この本を読んで日本が世界経済の中で置かれている立場を認識し、市民運動家上がりの政治家ではなく国民国家の政治家・日本国家を作ろうではないか。
その解説がされていた部分でした。要するに日本が破綻するので他国に投資しよう。
その他国への投資云々の部分こそが、破綻本を書く依頼元の意図だった訳です。
これは、その手の破綻本に該当する記述があるので、説得力があるように読めました。
リーマンショック後から現在のユーロ危機に至るまでの経済の動向を元に、日本は今後
どのような進路を取るべきか、またどんな妨害があるかという内容が記述されています。
経済と言うと、敷居が高いように思えますが『ようはお金のやり取り。その規模が大きいだけ』
知っていればおかしな風説に流されることもなくなります。今後の経済を考える上で
読んでおきたい1冊です。
内容に関しては他のレビュアーの方々が書かれているので、私がわざわざ書くこともないと思うのですが、非常に良書ですので、オススメです
世界経済、政治、数字には出ない各国の事情など非常に多くの視点から、わかりやすく書かれていると思います
お二人の次回作にも期待しております
『ドンと来い!大恐慌』を書いた藤井厳喜氏と、『本当にヤバイ欧州経済』を著した渡邉哲也氏が対談をすると、成程、こういう本が出来るのだな、と感心させられるユニークな対談本である。
資料や書き下ろし論文も多数加えられており、対談本にありがちな「しゃべりっぱなし」の本ではないところも評価できる。
恐らく本書のテーマを短くサマライズするならば、
' 1. 金融グローバリズムの時代は既に終焉した。
' 2. 今や、世界は経済ナショナリズムの時代に突入した。
' 3. それ故に、日本も明確な経済ナショナリズム路線を歩むべきである。
という、3点に集約されるであろう。
『本当にヤバイ欧州経済』で、いち早くPIIGS危機を予測した渡邉哲也氏の先見性は、私も高く評価している。また、藤井厳喜氏の『ドンと来い大恐慌』も、リーマンショックに始まる世界経済危機をその本質論から捉えた好著であると認識している。
両著者とも、マクロ的な視野に優れる一方、細かなエピソード的な面でも情報が豊富であり、300ページ以上のかなり情報のギッシリ詰まった本ではあるが、一挙に読了してしまった次第である。
両著者の基本的認識は、上記の3点においては完全に一致しているが、恐らく細かなところでは若干の相違があると思われる。例えば低開発国の経済成長余力に関しても、好悪は別として、藤井氏は比較的ポジティブに捉えているのに対し、渡邉氏は「資源限界論」を根拠にこれをバッサリと切り捨てている。
『日本はニッポン』というタイトル通り、日本が経済ナショナリズム戦略を打ち立て、これを何よりも日本国民の為に実行するのは当然の事ではあるが、現行の政治状況を見ると、残念ながらそのような日が来るのはマダマダ遠い未来のような事のように思われる。
日本が取るべき具体的経済政策については、この本では体系的に述べられている訳ではないが、それは本書の欠陥というよりは、両著者に新たなる著作で明快に論じてもらう課題であろう。
経済ナショナリズムと言っても、グローバリズムの推進自体が、イギリスやアメリカ等にとっては国益を推進する手段だったのである。しかし今や、そのグローバリズムの推進が、自国の国益にもならなくなった、という事なのであろう。欧米を中心とする国際金融資本の推進したグローバリズムは、日本人の“お花畑”リベラル派が想定しているところのグローバリズムとは似ても似つかないものであった。要はそれが彼らの利益になるから推進しただけの事である。
欧米先進国のリーダー達の立場に立って見れば、彼らは日本人が考えるようなグローバリストであった事は一度もなく、彼らは自国の国益を最優先させるという意味でのナショナリストであり続けてきた。建前はグローバリズムやリージョナリズム(地域主義)であっても、本音は常にナショナリズム(国益最優先主義)であったはずである。
その意味で、世界はグローバリズムからナショナリズムに変わったのではなく、本音レベルでは常に各国のナショナリズムの葛藤であったに過ぎない。しかし、国益推進の手段としてグローバリズムが唱えられていただけなのである。
この本ではそう明確には述べられていないが、両著者ともこのようなシニカルな視点を十二分に了解した上で、対談に臨んだものと思われる。
曖昧模糊たる国際経済情勢に、明快な説明を与えてくれる良書である。本書を読んで見えてくる展望は、明快ではあるが、決して明るいものではない。