これを読むと、オウム真理教というのが、いかに自己中心的な思想だったのか、ということがよくわかる。その意味では、宗教としてもダメダメだし、底が浅いし、ということでは、そのことを確認する以上の価値はないとは思うのです。大川隆法や江川紹子への批判というのは、なんだか笑えます。
笑えないのは、本書が地下鉄サリン事件以後の出版であること。釈明もたいへんです。
予言も、「当たった」とはいっていますが、その先にある予言は、とりあえずは当たっていません。
とは思うのですが、このタイトルについては、現在の日本を見ると、まあ、言われてもしょうがないよな、とも思います。「亡国日本」っていや、まあそうだよな、とは多くの人が思うのではないでしょうか。
予言はともかくとして、日本がどれほどダメになっているかは、95年当時野指摘はそう遠くないと思います。
それから、憲法論という章に多くを割かれているのですが、95年当時から、オウム真理教のサギまがいの信者獲得と信教の自由というのは、紙一重のところにあったとは思うのです。少なくとも、宗教法人に対する批判はいいとしても、信者に対するバッシングは、行うべきではなかった。そうした勘違いが、実は亡国日本の現在に通底するような気がします。
という反省をしたい人は、詠んでもいいかもしれません。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
亡国日本の悲しみ: 迷妄の魂よ、大悪業の恐怖を知れ 単行本 – 1995/4/1
麻原 彰晃
(著)
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社オウム出版
- 発売日1995/4/1
- ISBN-104871421147
- ISBN-13978-4871421140
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本はこれからどうなるのか。オウム真理教はそれに対してどうしようとしているのか。渦中のオウム真理教教祖、麻原彰晃氏の書き下ろし。
登録情報
- 出版社 : オウム出版 (1995/4/1)
- 発売日 : 1995/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 319ページ
- ISBN-10 : 4871421147
- ISBN-13 : 978-4871421140
- Amazon 売れ筋ランキング: - 560,091位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位オウム真理教(アレフ)
- - 2,460位仏教入門
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独特個性のある本。読んでて面白くおかしかった。事件のことは絶対に許せない。けど麻原さんの作った歌は天才だと思う。あの事件さえなければ成瀬そんやヨグマタさんに横に並ぶようなヘンテコヨガおじさんだったのだと思う。才能がもったいない
2010年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の新興宗教(創価学会・幸福の科学等)と違い、
開祖を前面に押しだしています。
あまり、進んで読む本ではないと思いますよ。
開祖を前面に押しだしています。
あまり、進んで読む本ではないと思いますよ。
2019年2月22日に日本でレビュー済み
自分の云い前を通す為にそれっぽい事を云い、根拠としての聖典は独自にわざと間違った解釈をしているデタラメ本。
文章も、さして深見がなく、ただそれっぽい事を云い、それっぽい単語を使ってるだけ。
でも、厨二病のポエムノートみたいで自分は好きです。
文章も、さして深見がなく、ただそれっぽい事を云い、それっぽい単語を使ってるだけ。
でも、厨二病のポエムノートみたいで自分は好きです。
2020年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こうやって麻原は頭のいい人たちを洗脳したのかと、非常に参考になりました。