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田宮模型の仕事: 木製モデルからミニ四駆まで 単行本 – 1997/6/1
田宮 俊作
(著)
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なぜ模型作りは楽しいのか。一億台突破のミニ四駆ブームを作った田宮社長が語る「工夫の楽しさ」。世界一の模型会社の秘密が明かされる。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社文春ネスコ
- 発売日1997/6/1
- ISBN-104890369503
- ISBN-13978-4890369508
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
工夫につぐ工夫。工夫することが、なぜこんなに楽しいのだろうか。ミニ四駆レース大会などでも知られる模型メーカー・タミヤの社長が模型との出会いからミニ四駆開発、レース開催まで、自らの仕事について語る。
登録情報
- 出版社 : 文春ネスコ (1997/6/1)
- 発売日 : 1997/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4890369503
- ISBN-13 : 978-4890369508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 475,360位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 117位製造・加工
- - 593位模型・プラモデル (本)
- - 24,966位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
柔軟な姿勢がここまで先見の明、グローバル化できた理由だろう。日本を代表する企業。
2014年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たかが模型、されど模型、しかしなんと奥深きこと!
大人になってから戦闘機に少し興味が出てきて、この本に行きつきました。
私自身、模型にはあまり興味はありませんが、父が飛行機ラジコンを趣味としていたので幼い頃はよく模型屋に出入りしてました。
まさかあの模型たちが作り手のものすごい苦労と根性と情熱をもって作られているとは。
サクサクと読めてなかなか読み応えがありました。
大人になってから戦闘機に少し興味が出てきて、この本に行きつきました。
私自身、模型にはあまり興味はありませんが、父が飛行機ラジコンを趣味としていたので幼い頃はよく模型屋に出入りしてました。
まさかあの模型たちが作り手のものすごい苦労と根性と情熱をもって作られているとは。
サクサクと読めてなかなか読み応えがありました。
2013年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
快作
」
タミヤ模型の社長による「模型作りの人生」。
10年以上前に読んだ記憶があったが、今回は古本屋で見つけ再購入した。
まあなんとも「愉快」で「子供じみた」情熱の持ち主であることがよく理解できる。
木製の模型キットを作っていたが、世はすでにプラスティックの時代。
木製とは異なり、金型は高価で一つの模型を世に送り出すだけで
どれほどの苦労があったことか。
工場の火災事故を経て、日本を代表する模型会社になるまでの苦労(?)と
苦闘の連続。
しかし、悲壮感は全くない。とにかく社長は模型が好きで好きで…
好きなことを仕事にできたその幸せに羨ましさを覚える。
模型作りは徹底している。
資料もない時代には、とにかく戦車なら戦車の写真が載っている本や
海外書籍を収集し、なるべく本物に近づけるようにあらゆる手段を用いる。
とんでもないことがさりげなく、しかし情熱を持って行われる。
ソ連の戦車情報が全くない時代に、その戦車がイスラエル軍に捕獲されたと
聞くやいなや、即イスラエルまで飛ぶ。
飾られている戦車を何枚も何枚も撮る。
今のように簡単に海外旅行ができる時代ではないのに、即行動に移す。
アメリカの戦車展示場があると聞けば、またまた即アメリカに飛び、
展示されている数百もの戦車を撮りまくる。前から後ろから横から下から
上から撮り、最後には不審がられて警備の兵隊と一悶着。
イギリスでも同じように、ひたすら戦車模型のための資料を集めまくる。
2日間で約100本のフィルムを使ったという。
しかし残念なことに、カラーフィルムは全滅(フィルムの質が悪かったため)。
そこでどうするかというと、現像液持参でホテルの部屋の一部を「仮の暗室」に
して、撮りそこねたものをまた撮影する。
圧巻中の圧巻は、ポルシェの模型を作るための資料集めとして、
あろうことか実車のポルシェ911を購入し、それをなんとバラバラに…
全て分解して資料を集め、その後は…自分達では組み上げられないため、
ポルシェの担当技術者を呼んで、組み立て直し。
ポルシェの担当者曰く「なんということをしてくれたんだ」。
一連のミリタリーものの模型についても、「好戦的」な人が作ったり
「子どもが好戦的になったりすること」はないと言う。
「模型」はあくまでも「模型」であって、実際の物とは異なることを
強調する。
戦車についての蘊蓄も面白かった。
日本と旧ソ連の戦車のみに「エスケープハッチ」がない。一方ほとんどの国が
エスケープハッチを設けている。実際の戦闘ではあまり意味はないだろうが、
「逃げて態勢を立て直す」ことと「死ぬまで戦う」ことでは、兵士の気分が
大きく異なる。「走る棺桶」にならないようにとのこと。
なんとも「子どもじみた」しかし「芯から仕事を楽しみ」、「こだわることには
徹底的にこだわる」、そんな印象の本です。
2時間ほどで一気に読み終えました。
」
タミヤ模型の社長による「模型作りの人生」。
10年以上前に読んだ記憶があったが、今回は古本屋で見つけ再購入した。
まあなんとも「愉快」で「子供じみた」情熱の持ち主であることがよく理解できる。
木製の模型キットを作っていたが、世はすでにプラスティックの時代。
木製とは異なり、金型は高価で一つの模型を世に送り出すだけで
どれほどの苦労があったことか。
工場の火災事故を経て、日本を代表する模型会社になるまでの苦労(?)と
苦闘の連続。
しかし、悲壮感は全くない。とにかく社長は模型が好きで好きで…
好きなことを仕事にできたその幸せに羨ましさを覚える。
模型作りは徹底している。
資料もない時代には、とにかく戦車なら戦車の写真が載っている本や
海外書籍を収集し、なるべく本物に近づけるようにあらゆる手段を用いる。
とんでもないことがさりげなく、しかし情熱を持って行われる。
ソ連の戦車情報が全くない時代に、その戦車がイスラエル軍に捕獲されたと
聞くやいなや、即イスラエルまで飛ぶ。
飾られている戦車を何枚も何枚も撮る。
今のように簡単に海外旅行ができる時代ではないのに、即行動に移す。
アメリカの戦車展示場があると聞けば、またまた即アメリカに飛び、
展示されている数百もの戦車を撮りまくる。前から後ろから横から下から
上から撮り、最後には不審がられて警備の兵隊と一悶着。
イギリスでも同じように、ひたすら戦車模型のための資料を集めまくる。
2日間で約100本のフィルムを使ったという。
しかし残念なことに、カラーフィルムは全滅(フィルムの質が悪かったため)。
そこでどうするかというと、現像液持参でホテルの部屋の一部を「仮の暗室」に
して、撮りそこねたものをまた撮影する。
圧巻中の圧巻は、ポルシェの模型を作るための資料集めとして、
あろうことか実車のポルシェ911を購入し、それをなんとバラバラに…
全て分解して資料を集め、その後は…自分達では組み上げられないため、
ポルシェの担当技術者を呼んで、組み立て直し。
ポルシェの担当者曰く「なんということをしてくれたんだ」。
一連のミリタリーものの模型についても、「好戦的」な人が作ったり
「子どもが好戦的になったりすること」はないと言う。
「模型」はあくまでも「模型」であって、実際の物とは異なることを
強調する。
戦車についての蘊蓄も面白かった。
日本と旧ソ連の戦車のみに「エスケープハッチ」がない。一方ほとんどの国が
エスケープハッチを設けている。実際の戦闘ではあまり意味はないだろうが、
「逃げて態勢を立て直す」ことと「死ぬまで戦う」ことでは、兵士の気分が
大きく異なる。「走る棺桶」にならないようにとのこと。
なんとも「子どもじみた」しかし「芯から仕事を楽しみ」、「こだわることには
徹底的にこだわる」、そんな印象の本です。
2時間ほどで一気に読み終えました。
2020年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Good! Satisfied! Item is as described. Item in mint condition. Item is of high quality. Shipping is fast too! Strongly recommend. A+++
2022年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすいと思った。理解しやすいぞ。 ためになる。
知らないことがまだまだあるような’’’。
知らないことがまだまだあるような’’’。
2019年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タミヤの製品には、子供の時から現在までお世話になっている。その「タミヤのプラモデル」の歴史の一端に触れることが出来、感動した
2011年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私が仕事で出入りしていた家の人で、自分はタミヤの社長の友達で、ミニ四駆は自分が発案した、とか開発に関わっている?とか言う風変わりな初老の外国人がいた。
まさか。この外人があの有名でミニ四駆の大ヒットを飛ばしているタミヤの社長の友達だなんて。
私はにわかには信じられなかった。会社に戻って、上司や同僚に話しても、
「社長の友達なら、なんでそんな小さな外人ハウスのボロ屋に住んでいるんだ」と笑われるだけだった。
その人は東京、福生市にある米軍横田基地の西側を走る国道16号線沿いの小さな白い色の外人ハウスに住んでいて、八畳ほどの広さの部屋の中には飛行機が天井から吊るされ、軍艦、戦車、その他のブラモデルが所狭しと並んでいた。
ある時、私が訪問すると、外人氏は飛行機のプラモデルを作っている最中だった。私が何も言わずにじっと見ていると、氏はちょっと不機嫌な様子になって
「オレは遊びでプラモを作っているんじゃない、これは仕事なんだ!」と言うので、私は内心苦笑してしまった。
本書の151ページに田宮氏を助けた人物として元CIAのバット ボス氏が出てくるが、どうもこの風変わりな外国人はバット ボス氏だったらしい、と今思う。
本書のなかではテキサスの機甲師団に捕獲されたソ連製の戦車が入ったという情報をボス氏が田宮氏に伝え、田宮氏がボス氏に取材を頼むと、ボス氏は二つ返事ですぐにテキサスまで飛んで取材してきてくれた、とある。
そういえば、この外人氏は、ダグラスだかボーイングだかの大きな飛行機を今さっき操縦してきた、と私に語っていたことがあった。
飛行機にはよく乗っているようだった。もしかしたら、それは外国への取材から帰ってきた時だったのかもしれない。
(2012.6.30加筆: このボス氏と思われる人は、「大きな飛行機も小さな飛行機も操縦は同じだ。小さな飛行機が
操縦できるなら、大きな航空機も飛ばせる」と私に語っていた。 その後、私は日本のテレビドラマなどで、
飛行機は各々仕組みがすべて異なるので、操縦するには、その航空機だけの免許と操縦訓練が必要である、ということを知った。
これは氏の発言と微妙に食い違うような気がして、いまだに心に引っかかっている。氏は確かに航空機を操縦しているようだったので、ウソは言わないと思うのだが)
商品の代金のおつりで、1円と5円はけっして受け取らない人だった。
日本人は1円でも必ずおつりを受け取るので、この人のことは特に記憶に残った。
私はこの外人氏の近くに住んでいたのだが、ある時、氏の小さなハウスは解体され跡形も無く更地になっていた。
寂しく思っていたが、本書ではボス氏が1996年に病死した、と書かれていたので、納得した。確か、更地になったのは1997年くらいだと思う。
私はこのボス氏らしき人物を1990年から1993年ころまで訪問していた。やはり、田宮模型社長の友達だ、と語っていた彼の言葉は本当だったのだ、と本書を読んでわかった。
自分が元CIA、などとは言わなかったが、タミヤの社長の友達だ、と誇らしげに語っていた様子は、今でも強く印象に残っている。
重要な人物は、立派な家に住んでいて、見るからに大物で、というのは多くの人が抱く幻想だと思う。
模型の一流メーカーの協力者、ボス氏はほんとうに小さなボロ屋に質素な感じで住んでいたから。
まさか。この外人があの有名でミニ四駆の大ヒットを飛ばしているタミヤの社長の友達だなんて。
私はにわかには信じられなかった。会社に戻って、上司や同僚に話しても、
「社長の友達なら、なんでそんな小さな外人ハウスのボロ屋に住んでいるんだ」と笑われるだけだった。
その人は東京、福生市にある米軍横田基地の西側を走る国道16号線沿いの小さな白い色の外人ハウスに住んでいて、八畳ほどの広さの部屋の中には飛行機が天井から吊るされ、軍艦、戦車、その他のブラモデルが所狭しと並んでいた。
ある時、私が訪問すると、外人氏は飛行機のプラモデルを作っている最中だった。私が何も言わずにじっと見ていると、氏はちょっと不機嫌な様子になって
「オレは遊びでプラモを作っているんじゃない、これは仕事なんだ!」と言うので、私は内心苦笑してしまった。
本書の151ページに田宮氏を助けた人物として元CIAのバット ボス氏が出てくるが、どうもこの風変わりな外国人はバット ボス氏だったらしい、と今思う。
本書のなかではテキサスの機甲師団に捕獲されたソ連製の戦車が入ったという情報をボス氏が田宮氏に伝え、田宮氏がボス氏に取材を頼むと、ボス氏は二つ返事ですぐにテキサスまで飛んで取材してきてくれた、とある。
そういえば、この外人氏は、ダグラスだかボーイングだかの大きな飛行機を今さっき操縦してきた、と私に語っていたことがあった。
飛行機にはよく乗っているようだった。もしかしたら、それは外国への取材から帰ってきた時だったのかもしれない。
(2012.6.30加筆: このボス氏と思われる人は、「大きな飛行機も小さな飛行機も操縦は同じだ。小さな飛行機が
操縦できるなら、大きな航空機も飛ばせる」と私に語っていた。 その後、私は日本のテレビドラマなどで、
飛行機は各々仕組みがすべて異なるので、操縦するには、その航空機だけの免許と操縦訓練が必要である、ということを知った。
これは氏の発言と微妙に食い違うような気がして、いまだに心に引っかかっている。氏は確かに航空機を操縦しているようだったので、ウソは言わないと思うのだが)
商品の代金のおつりで、1円と5円はけっして受け取らない人だった。
日本人は1円でも必ずおつりを受け取るので、この人のことは特に記憶に残った。
私はこの外人氏の近くに住んでいたのだが、ある時、氏の小さなハウスは解体され跡形も無く更地になっていた。
寂しく思っていたが、本書ではボス氏が1996年に病死した、と書かれていたので、納得した。確か、更地になったのは1997年くらいだと思う。
私はこのボス氏らしき人物を1990年から1993年ころまで訪問していた。やはり、田宮模型社長の友達だ、と語っていた彼の言葉は本当だったのだ、と本書を読んでわかった。
自分が元CIA、などとは言わなかったが、タミヤの社長の友達だ、と誇らしげに語っていた様子は、今でも強く印象に残っている。
重要な人物は、立派な家に住んでいて、見るからに大物で、というのは多くの人が抱く幻想だと思う。
模型の一流メーカーの協力者、ボス氏はほんとうに小さなボロ屋に質素な感じで住んでいたから。