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なぜ日本人はかくも幼稚になったのか (ハルキ文庫 ふ 1-2) 文庫 – 2000/1/1
福田 和也
(著)
「高い価値を、押しつけることができる者が、その責任を負う覚悟をもった者が、大人である。そして、その価値は、逆らうにしろ戦うにしろ、『国』にかかわる広がりから生まれるものだ」という著者が、"誇り"を失い、"恥"を忘れた幼稚な幼稚な日本人にその根本原因を直言する、痛烈無比の日本人論。論壇・文壇に賛否両論を巻き起こしたベストセラー、待望の文庫化。(解説・角川春樹)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2000/1/1
- ISBN-104894566346
- ISBN-13978-4894566347
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登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2000/1/1)
- 発売日 : 2000/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 199ページ
- ISBN-10 : 4894566346
- ISBN-13 : 978-4894566347
- Amazon 売れ筋ランキング: - 755,190位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,312位ハルキ文庫
- - 31,596位評論・文学研究 (本)
- - 64,738位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960(昭和35)年東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。1993年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、2002年『地ひらく』で山本七平賞受賞。著書に『日本の近代(上・下)』『昭和天皇』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大勢の人が同じようなことを感じていると思うのですが、それを説明するエピソードや事例がそれに相応しくないように思えました。オウム事件で撃たれた国松警視庁長官の説き起こしているのですが、どうも合点がいきませんでしたた。この本がよいと思える点は、「そうじゃないんじゃないか」「もっとこっちの方が問題じゃないか」という感じで、自問自答させるところにあると思います。
2012年2月3日に日本でレビュー済み
日本の社会や個人について考えさせられる本である。
安穏とした生活に眠っている意識を目覚めさせられる。
今の日本に対して漠然とした不安感や違和感を感じている人ならば,
その根源が何か,ということについて考えるきっかけを与えるような本ではないかと感じる。
分量もそれほど多くない。
表現は平易であり,2〜3時間もあれば読むことができる。
タイトルからして人に勧めると過激な人と思われる?かもしれないが,読んで損はない。
安穏とした生活に眠っている意識を目覚めさせられる。
今の日本に対して漠然とした不安感や違和感を感じている人ならば,
その根源が何か,ということについて考えるきっかけを与えるような本ではないかと感じる。
分量もそれほど多くない。
表現は平易であり,2〜3時間もあれば読むことができる。
タイトルからして人に勧めると過激な人と思われる?かもしれないが,読んで損はない。
2015年11月27日に日本でレビュー済み
著者はこの本の議論は万人に受けられるものではない百人いれば九十八か九人の人々には拒否反応されると思うと書いている。
著者がそこまでして書きたかった内容とはなにか。
一読の価値はあると思います。
著者がそこまでして書きたかった内容とはなにか。
一読の価値はあると思います。
2004年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論客として有名な著者の作品を初めて読みました。
読書家としても有名で非常に豊富な知識のお持ちの方が、どうしてこのような底の浅い思想しか持ち得ないのか。疑問だけが残りました。
タイトルを流用させて頂くと、「幼稚な」思想と議論だけが延々と続く内容です。「国を憂う」というより、愚痴のような話ばかりです。
著者を評価する方々が多々いらっしゃるということは、別の作品は良くて、この本は例外なのでしょうか。もう一冊は読んでみようと思います。
読書家としても有名で非常に豊富な知識のお持ちの方が、どうしてこのような底の浅い思想しか持ち得ないのか。疑問だけが残りました。
タイトルを流用させて頂くと、「幼稚な」思想と議論だけが延々と続く内容です。「国を憂う」というより、愚痴のような話ばかりです。
著者を評価する方々が多々いらっしゃるということは、別の作品は良くて、この本は例外なのでしょうか。もう一冊は読んでみようと思います。
2006年8月11日に日本でレビュー済み
低俗なだけの現代社会に警鐘を鳴らすには非常に良い本。とくに「幼稚とは肝心なから目をそらすこと」と言う一節には
ギョッとさせられた。暗い現実と未来を見つめずに楽観的なことを言っても何も変わらないんだと思う。
ただ国民より国家が大事と言うのには納得できなかった。恐らくそれぐらいの心意気でいろと言うことなんだろうが
私はこの国が好きでもなんでもないので絶対に無理だ。ただ個人としては名誉の感覚はなくさないようにしたい。
「国家の品格」よりずっとオススメです。
ギョッとさせられた。暗い現実と未来を見つめずに楽観的なことを言っても何も変わらないんだと思う。
ただ国民より国家が大事と言うのには納得できなかった。恐らくそれぐらいの心意気でいろと言うことなんだろうが
私はこの国が好きでもなんでもないので絶対に無理だ。ただ個人としては名誉の感覚はなくさないようにしたい。
「国家の品格」よりずっとオススメです。
2002年11月23日に日本でレビュー済み
國松警察庁長官(当時)の狙撃事件に言及している通り、やたらと世間がピリピリしていたオウム事件渦中の頃に書かれた一冊だ。さぞかし過激なコトバが飛び交っているのだろう……そんな思惑のまま読んでいくと、平易ながら、重く読みでのあるメッセージを投げかけているのが分かる。
生きていることがストレートに素晴らしいと言えるのか? いかに生きるかということの方が大事なのではないか? そう、彼は語るのだ。「『生命の尊重』という戦後日本特有の価値観は、生きることの価値を問い、求めることの逃避に他ならない」と。
いまいち引いてしまう箇所も多々ある。「国の尊厳を守るためには、国民に犠牲を求める覚悟ができていなくてはならない」「国民よりも国家が大事である」……しかし根っこをきっちり読みおさえればミスリードすることもないだろう。タイトルも実に挑発的であるが、けれんでも挑発でもなく、ぎりぎりと舌を噛み締めながら発せられたコトバでないだろうか?
生きていることがストレートに素晴らしいと言えるのか? いかに生きるかということの方が大事なのではないか? そう、彼は語るのだ。「『生命の尊重』という戦後日本特有の価値観は、生きることの価値を問い、求めることの逃避に他ならない」と。
いまいち引いてしまう箇所も多々ある。「国の尊厳を守るためには、国民に犠牲を求める覚悟ができていなくてはならない」「国民よりも国家が大事である」……しかし根っこをきっちり読みおさえればミスリードすることもないだろう。タイトルも実に挑発的であるが、けれんでも挑発でもなく、ぎりぎりと舌を噛み締めながら発せられたコトバでないだろうか?
2006年8月4日に日本でレビュー済み
あまり読んでいないんだけれど、あえて右翼的な言葉使いをしているのか? 内容云々よりも、まず言葉使いが気になる。たとえば、「女子供」。もちろん、文字通りの意味じゃなくて、「さむらい」に対して使っているんだけれど。
内容は過激。おまえらはバカバカバカだ、とひたすら日本人を罵倒する。その意見には頷けるものもあるが、頷けないものがある。もちろん、そんなことはあたりまえだし、こういうことを言う人がいなくちゃいけないんだと思う。靖国参拝の問題、戦争に対する我々の考え方、国というものの誇り、そして、生命は何よりも大事だという言葉は完全な偽善であること。その前に命って何? と考えてから、ものを言えよ、と。
大塚英志からは批判されたらしい。そりゃそうだ。大塚もたぶん間違いなく日本人は馬鹿だと思っている。でも、そこからは違う。福田は馬鹿だからなんとかして治そうぜ、と(たぶん、いや、どこまで本気かわからないけど)言っている。大塚は逆。馬鹿なんだから、馬鹿のまま国として生き残っていく道を探そうぜ、と。
興味深いですね、こういう論争は。
内容は過激。おまえらはバカバカバカだ、とひたすら日本人を罵倒する。その意見には頷けるものもあるが、頷けないものがある。もちろん、そんなことはあたりまえだし、こういうことを言う人がいなくちゃいけないんだと思う。靖国参拝の問題、戦争に対する我々の考え方、国というものの誇り、そして、生命は何よりも大事だという言葉は完全な偽善であること。その前に命って何? と考えてから、ものを言えよ、と。
大塚英志からは批判されたらしい。そりゃそうだ。大塚もたぶん間違いなく日本人は馬鹿だと思っている。でも、そこからは違う。福田は馬鹿だからなんとかして治そうぜ、と(たぶん、いや、どこまで本気かわからないけど)言っている。大塚は逆。馬鹿なんだから、馬鹿のまま国として生き残っていく道を探そうぜ、と。
興味深いですね、こういう論争は。
2004年2月28日に日本でレビュー済み
・肝心なことは何も語られていない。
・「誇り・責任」>「生命」
・人は何のために死ぬのか、死ななければならないのか
・この世界は基本的に理不尽なものだ。
・教育とは、高い価値を押しつけること。
・生命自体に価値はない。
・他人の価値観との衝突を恐れてはならない。
右翼的と評価される文章かもしれませんが、
日本という国に住む日本人がどのように行動してきたのか?そして
今後、どういうふう行動していくべきなのかを示した本です。
・「誇り・責任」>「生命」
・人は何のために死ぬのか、死ななければならないのか
・この世界は基本的に理不尽なものだ。
・教育とは、高い価値を押しつけること。
・生命自体に価値はない。
・他人の価値観との衝突を恐れてはならない。
右翼的と評価される文章かもしれませんが、
日本という国に住む日本人がどのように行動してきたのか?そして
今後、どういうふう行動していくべきなのかを示した本です。