この「鬼うた。」には主人公・秋人の実の姉・小春、主人公が住む神社に封じられていた鬼姫・姫歌、
そして秋人が想いを寄せる幼馴染・綾子の三人のメインヒロインがおり、この小説には綾子ルートの話が収録されています。
原作も攻略の順序としては一番最後になるので、ある種のトゥルーエンド的な物も含まれているのかなと思われます。
流れとしては一部話が省略されているのを除けばほぼ原作通り・・・なんですが、実のところ検索等で
原作の評判を聞いて及び腰だったのもあって小説から手を伸ばし始めた次第だったりします。
話は秋人を中心としたちょっとおかしな日常生活から始まり、住んでいる神社で開催するお祭りと奮闘、
そしてヒロイン達に秘められた想いや過去、そして葛藤といった紆余曲折を経てキャラクター達が成長し、ある種の大団円的なエンディングを迎える流れです。
個人的には秋人と小春が形はどうあれ、結ばれる話がいいなと思っていたのですが、原作での小春ルートがいろんな意味で凄まじいとのことなので
それは追々自分で見てみることとして、ちょっと読む分には面白かったかなと思って評価は4としました。
あと、原作に対していうべきなのかもしれませんが、ロリコン教師こと鑑先生には最後までそのキャラで貫いて欲しかったかなとちょっぴり思った次第です。
登場人物が全員黒髪という結構珍しい部類のゲームなんですが、各々のキャラクターが際立っていて面白い作品だなと思ったので、折を見て原作にも手を出してみようかなと思っています。
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