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石 平
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私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO) 単行本 – 2009/8/18

石 平 (著)
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政治評論家の三宅久之氏が大絶賛！！「日本に来たことが私の最大の幸運」共産党による思想教育、文化大革命、天安門事件を経て祖国に幻滅し、日本に帰化した著者の“魂の変遷の記録”。「中国は共産党の“政治的道具”でしかない」と、著者が絶望した中国の内情とは?そして、著者が見惚れ安息の地を求めた日本の美しさとは?祖国を捨てた男の覚悟と哀しみに触れる。
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  1. 本の長さ
    237ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    ワック
  4. 発売日
    2009/8/18
  5. ISBN-10
    4898316107
  6. ISBN-13
    978-4898316108
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商品の説明

出版社からのコメント

『たかじんのそこまで言って委員会』（読売テレビ）で政治評論家の三宅久之氏が大絶賛！全国から称賛、感動を声が続々！大増刷出来！この一冊で中国の本質がわかる！

著者について

1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒。四川大学哲学部講師を経て、1988年来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。現在は、中国や日中関係の問題を中心に、活発な執筆・講演活動を展開する。2007年末、日本に帰化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ワック (2009/8/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/8/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 237ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4898316107
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4898316108
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 244個の評価

著者について

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石 平

石 平

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上位レビュー、対象国： 日本

Amazonのお客様
5つ星のうち5.0 感銘を受けました
2020年10月16日に日本でレビュー済み
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最初の部分から涙が出そうだった。
選挙権を持ったことが一度もない石平さんが日本人になったことで初めて一票を持った時のことだ。
20才になれば誰でも
持つことのできる政治への参加が叶わない国、それがちゅうごくでああり共産党独裁なのだと改めて痛感したのだ。
少年時代の文化大革命で大きく揺さぶられる人々の生活の中で、石平少年が田舎で祖父母に育てられたことによって自然や古典への感性が養われたことに私も感謝したくなる。
日本を愛してくれてありがとう。
私も海外で長く暮らしたからかもしれないが、本当に日本は良い国です。

それにしても中国共産党の恐ろしい野望には戦慄を覚えるし、私たちは賢く、毅然と立ち向かわなければならないと思った。
あと、やっぱりきちんと軍隊にした方がいいんじゃね？とも強く思いました。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
末次眞一
5つ星のうち4.0 日本は儒教精神が溶け込んだ国
2023年10月13日に日本でレビュー済み
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中国文化革命の中で育ち、共産主義を体験しているだけに、説得力がある。日本は儒教の心が息づいている国、大切なことを教えてもたった。
役に立った
 レポート
海
5つ星のうち5.0 私は、なぜ新日本人となったか。
2015年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石平氏の人生再出発宣言である。
中国共産党の歴史とは、神となった権力亡者毛沢東を、次の権力者とう小平が完全否定出来なかったことに尽きる。
その前の彭徳懐は、やさしさ故に権力闘争の権化毛に粛清されてしまった。共産党に付き物の政治闘争であったが、その後数千万人の餓死者が現実に起きたがこれは、毛の世紀の犯罪と云ってよい。
だが、毛はここでも紅衛兵と云う不満分子を動員する一大博打に打って出て成功した。それは、１０年に亘る大災禍となった。
共産党党史出版社から刊行された歴史書によると、１億人が何んらかの政治的迫害を受けている。

だが、とうもまた天安門事件により毛と同様である事が示された。
１９８０年代は、改革開放路線つまり、技術導入を必要とし、「親日」であった。
だが、１９９０年代は、一転して強烈な「反日」となった。日本は、何んら変わっていない。
それは、何故か。答えは、天安門での丸腰の学生たち虐殺により共産党政権の正統性が揺らいだため、「反日」と云うすり替え手品をしたためである。人騙しの「反日」教育の結果でそれは、暴風雨の如きキャンペーンであった。
一党独裁政治体制の維持のためであり、敵を共産党でなく日本に仕立てたのであった。そして、定かでない５０〜６０年前の日本軍の虐殺を喧伝する事によって彼ら自身が犯した虐殺記憶抹消を謀った。日本を悪魔に仕立て共産党に対する怨念を日本に向かわせたのである。

以上が、中国人としての体験であった。

嘘と捏造で国民と若者を騙し続けている共産党政権を、自分の眼で見る日本の真実とは余りにかけ離れ我慢出来なくなってきた。
そこで、「８０年代の大学生」として、「第二の故郷として愛して止まない元留学生」として、「受難を乗り越えてきた一人の自由知識人」として「反日」と云う名のマジックを打ち破る決心をした。
祖国に敵対するつもりはない。共産党を潰そうとも思っていない。
「反日」を破る事により、真実あり、我あり、国の未来ありと考えて２０００年８月、たった一人の叛旗を翻した。

共産党政府の「中華」民族の復興キャンペーン及び国恥教育（列強から受けた屈辱体験）により、「中華民族対外敵」と云う虚構としての対立構図がすでに出来上がっている。西側の民主主義理念は敵ということである。
共産党政権の保身のために弄した世紀の手品であり、裸の王様のパンツに過ぎないが、偉大な中国人民は集団的陶酔に浸りヒステイー発作の最中にある。だが、歴史の教えるところによると大きな災難が降りかかってくるかもしれない。

日本人となって思うことは、毛沢東が儒・仏・道教等を跡形もなく破壊尽くした事である。それは、洗練された美意識と優雅な文化的香りの喪失であった。
だが、日本に残っていたのである。
著者が敬愛する人たちは、時頼・時宗・正成・西郷南洲である。いずれも、禅の影響を強く受けている。
キーワードは、「潔さ」・「美しさ」であり「清浄」である。そして、万世一系の皇室は僥倖であると結んでいる。他国のように文化の断絶がないからである。

一度、手品のようなペテンに成功すれば、再々同様の手口を使うだろう。人治主義の伝統とは、そのようなものであろう。
１９９５年製作「日本誕生」では、倭建命が戦乱の中で、嘘や表裏がなかった高天原を偲ぶ場面がある。
日本は、明治以来西欧の「法治主義」を取り入れ馴染ませたが、些かナイーブすぎる嫌いがある。
世界は、それで動いていると思い込んでいるが特亜三国は「華夷秩序」・「人治」で動いていて集団ヒステリーかと見紛うほどである。アメリカ（ハワイ）・日本・インド・オーストラリアと価値観を共有するセキュリティダイアモンド構想が提起されているが非伝統政策として非常に興味深いものがある。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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消印所沢
5つ星のうち3.0 自伝的
2022年8月22日に日本でレビュー済み
自伝的要素を多分に含む中国論．
　分析はほぼ全て体験談を根拠としており，何らかの統計などの裏付けなし．
　そのため，私怨と受け取られかねない危険を孕む．
▼
　中身は主として，共産党のプロパガンダに関するもの；
　毛沢東や共産党の「恩情の深さ」を語るとき，喉を詰まらせながら泣き出してしまう，小学校の女教師（p.20）
　「思想教育の重点模範校」（p.23-24）
　自分自身の推進してきた経済政策の疑問を呈した彭徳懐を，政治的に打倒した以上，決して経済政策失敗を認めることができなかった毛沢東（p.33-34）
　非公然だが，教授陣も容認してくれた，大学での著者らの「民主主義理念の啓蒙活動」（p.49）
　共産党支部から厳重注意を受けた後の，教授陣の手のひら返し（p.50-51）
　改革も共産党独裁体制維持のための，一つの手段．中国という国も共産党の政治的道具（p.59）
　「日本は中国の最大の友好国」として，官民を挙げて日本との交流を推進することが国策だった，1980年代の中国（p.69）
　学者･ジャーナリストの「御著書」という形で「教示」される，「日本悪魔」の観念（p.74-75）
　防災訓練を「軍事演習」「軍国主義復活の象徴」呼ばわり（p.76-77）
　「日本の左翼人士」の発言を，その「根拠」に（p.78）
　「南京大虐殺」に関し，小規模な「日本の民間団体」の催しを，反日キャンペーンのダシにして大々的に報じる「人民日報」（p.80-81）
　天安門事件は「外国の陰謀」（p.88-89）
　天安門事件後，共産党政府自身が「人民の敵」というレッテルを貼られないよう，別の「人民の敵」を作り出すための秘策が，「反日キャンペーン」（p.95-96）　「富国強兵」によって，アメリカや日本といった「民族の敵」を圧倒する，というものが90年代の中国のパラダイム（p.117-118）
　行き過ぎた反日ムーブメントの象徴，「日本軍旗服事件」（p.104-112）
　「国恥教育」（p.120-121）
　民主主義理念に対するアンチテーゼとして作り出された，偽りのイデオロギーが「愛国主義精神」（p.123）
　大漢帝国や大唐帝国への復帰に他ならない，「中華民族の偉大なる復興」スローガン（p.127-128）
　台湾占領のためなら，核戦争も辞さないことを，大真面目に唱える朱成虎少将（p.135-141）
▼
　逆に，日本礼賛は手放し過ぎて，読者がむしろ警戒感さえ覚えそうなほど．
▼
　上述したように，客観データによる裏付けは乏しいが，体験談としては聞く価値はあるかと．
　読め．
【関心率18.99％：全ページ中，手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合．当方にとっての必要性基準】
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真之介（Kindleユーザー）
5つ星のうち5.0 愛日家・石平さんの心のルーツが判る本
2019年6月8日に日本でレビュー済み
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旧版を読んだのは、故・三宅久之さんがＴＶ番組内で絶賛していたからだった。
１０年近く前になる。
旧版は何度か読み返すほど感動したが、押し入れの中のどこにあるか判らないので、[新装版]を読んでみた。
すると、やっぱり感動的だった。
忘れていたと言うのはあるが、石平さんが子供だった文革時代の中国の様子であるとか、今読んでも全く古さを感じない。
また、積ん読状態だったので、六四天安門事件から３０年の６月４日前後に読む事になったが、改めて当時の時代背景だとかが判る。
天安門事件そのものについては、石平さんにとって辛い記憶なので直接的には本書で書かれていないが、別の本で詳しく書かれている。
（残念ながら絶版状態のようなので、amazonを少し検索しただけでは判らなかった）

前半は石平さんが知る中国について、後半は石平さんが感動した日本について書かれている。
旧版では「この日本に来て良かった！」で締めくくられているが、日本人にとっても日本を見直せる良書だと思う。

石平さんは四川省出身者らしく、よく大声で怒っておられる。
普通、人が怒っているのを見るのは気分が良いものではないが、石平さんが怒っているのを見ると微笑ましくなってしまう。
それは、石平さんの怒りが、日本を愛しているが故の義憤で、石平さんの好漢ぶりが良く判るからだ。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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