1979年Number創刊から現在に至るまで、ライティング手法の目標とされていた山際氏の手法を「スポーツの行われている現場で大事なものを見落としてしまうのではないか」と現場第一を至上としている筆者の手法から指摘している。既存の方法論を批判した著者は新しいスポーツライティングの可能性を示唆している点で評価できる。しかし、「読者の目に付くように何かしらのキャッチが必要でもあり…」と突如弱気な発言に切り替わるのは、正直がっかり。
スポーツライターを目指す人は参考になる部分が多々ある。
■ 自分自身を書き手として認知させるために、マイナー競技に特化しろ。
どの分野でも一番になればそれなりの評価がある。
■ スポーツを伝えることは大事な文化の一つである。
■ ネット上で大衆がスポーツ観戦記を書くことができる現在、ライター「独自の視点」が必要。
著者は中学二年からスポーツ観戦のメモを取っている。広告会社に就職してからも休みには必ず観戦し、メモを取り続けている。文中にもあるように、好きこそものの上手なれというがこの人本当にスポーツ好きなんだなって思う。ここまで好きじゃないと仕事にならないんだよなと、少しペシミスティックになったり。

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スポーツライターを目指す人たちへ: 「江夏の21球」の盲点 単行本 – 2005/1/1
手束 仁
(著)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社メディア・ポート
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104901611127
- ISBN-13978-4901611121
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商品の説明
出版社からのコメント
現場で観ることでしか見いだせないことがある。
本書では、スポーツノンフィクションの先駆けとして誉れ高い、故・山際淳司氏の名著「江夏の21球」にスポットを当て、「現場で観る」行為が持つ意義と価値を徹底的に考える。現場主義を謳い、数多く現場に足を運び、「観る」ことで独自の地位を築いてきた著者が、自身の経験をふまえながらスポーツライターとしての心得を情熱的に説く。〔日本図書館協会選定図書〕
本書では、スポーツノンフィクションの先駆けとして誉れ高い、故・山際淳司氏の名著「江夏の21球」にスポットを当て、「現場で観る」行為が持つ意義と価値を徹底的に考える。現場主義を謳い、数多く現場に足を運び、「観る」ことで独自の地位を築いてきた著者が、自身の経験をふまえながらスポーツライターとしての心得を情熱的に説く。〔日本図書館協会選定図書〕
登録情報
- 出版社 : メディア・ポート (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4901611127
- ISBN-13 : 978-4901611121
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,547,177位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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