同じ出版社から昨年刊行された赤い本(『ネトゲ廃人』)を偶然書店で手に取り、未知の世界、ネトゲに生きる人の存在をはじめて知りました。
今回は「廃人」ではなく、「廃人」のなかの廃人、ネトゲのなかの神である「廃神」。
しかも前作でもっとも印象的だった少年が著者とのこと、まよわず購入しました。
前作同様ルポルタージュでありながら、ネトゲとこちらの世界、両方の魅力を知る筆でかかれた本作は、客観に徹しようとする文章のなかに、ネットゲーマーたちへの共感、反感という相反する感情がみえかくれします。
ルポであると同時に、ふたつの現実に翻弄されながらも奮闘する少年の自伝といえるのかもしれません。
漢字の選択や通常とはちがうコンテクスで使用されるステレオタイプなど、たしかに面喰らう箇所はいくつかありましたが、それもまた新鮮でした。
ネトゲというもうひとつの現実の住人とふたつの現実のはざまを渉猟する少年の言葉をつうじて、意識、無意識にかかわらず、だれもが抱く現実の複数性、複層性へのジレンマをいかに解消し、いかに生きるかを考えさせられる一冊になりました。
それにつけても、まだ十七才。
どのようなかたちであれ、著者の次回作がいまからたのしみです。
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僕の見たネトゲ廃神 単行本 – 2010/1/30
西村本気
(著)
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購入オプションとあわせ買い
『リアルは堕ちてしまった。
でもその時の僕は、ネトゲをやらなければ
もっと堕ちていた。
ネトゲに出会ったあった僕は、甦っていった。
いろんな人たちと毎日話し、戦い、強くなっていった。
画面の中の僕が、剣を振るっていた』
この本は、そんな現在17歳の著者、西村本気(にしむらもとき)さんの詩で始まる。
両親が離婚をきっかけに小6のときからニート。そして、いわゆる「ネトゲ廃人」だった著者が、
本書では、究極の廃神に出会うべく旅をしながら、ネトゲの魅力をふんだんに伝えていく。
学校の教師をしている「廃神」、世界ランキングを保持の美容師「廃神」や、大金を稼ぐ「廃神」、さらに、ボトルに用を足してゲームを続けるボトラー「廃神」、
と、これまでベールに包まれて来た「廃神」たちと遭遇し、そのベールを、次から次へとはがしてゆく。
リアルでは決して平坦ではない物語を歩んで来た著者が、ときに優しく、
ときにむき出しの言葉で投げつけてくる言葉が、心に刺さる一冊だ。
でもその時の僕は、ネトゲをやらなければ
もっと堕ちていた。
ネトゲに出会ったあった僕は、甦っていった。
いろんな人たちと毎日話し、戦い、強くなっていった。
画面の中の僕が、剣を振るっていた』
この本は、そんな現在17歳の著者、西村本気(にしむらもとき)さんの詩で始まる。
両親が離婚をきっかけに小6のときからニート。そして、いわゆる「ネトゲ廃人」だった著者が、
本書では、究極の廃神に出会うべく旅をしながら、ネトゲの魅力をふんだんに伝えていく。
学校の教師をしている「廃神」、世界ランキングを保持の美容師「廃神」や、大金を稼ぐ「廃神」、さらに、ボトルに用を足してゲームを続けるボトラー「廃神」、
と、これまでベールに包まれて来た「廃神」たちと遭遇し、そのベールを、次から次へとはがしてゆく。
リアルでは決して平坦ではない物語を歩んで来た著者が、ときに優しく、
ときにむき出しの言葉で投げつけてくる言葉が、心に刺さる一冊だ。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社リーダーズノート
- 発売日2010/1/30
- 寸法13 x 1.6 x 18.8 cm
- ISBN-104903722171
- ISBN-13978-4903722177
商品の説明
著者について
西村本気(にしむら・もとき)
1992年埼玉県生まれ。小学校6年生より不登校となり、ネットゲーム『マビノギ』の鞠鯖でイルザリアとして生きる。
『ネトゲ廃人』(リーダーズノート刊)に、佐藤繁樹の仮名で登場。
そのことがきっかけで本書を執筆。現在、リーダーズノート(株)で、アシスタント兼雑務係として勤務する。
自称「すぐやる課」課長。
1992年埼玉県生まれ。小学校6年生より不登校となり、ネットゲーム『マビノギ』の鞠鯖でイルザリアとして生きる。
『ネトゲ廃人』(リーダーズノート刊)に、佐藤繁樹の仮名で登場。
そのことがきっかけで本書を執筆。現在、リーダーズノート(株)で、アシスタント兼雑務係として勤務する。
自称「すぐやる課」課長。
登録情報
- 出版社 : リーダーズノート (2010/1/30)
- 発売日 : 2010/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4903722171
- ISBN-13 : 978-4903722177
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,348,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 141,906位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本のタイトルに釣られてかってしまいました
この本はネトゲを知らないかたにもおすすめできる一冊です。
話の内容は難しくなくスラスラよむことができます
一冊にひとつの内容をぎっしり書くのではなく、いくつかのネットゲームユーザーの人生が語られています
ぜひ一度よんでみてはいかがでしょうか?
この本はネトゲを知らないかたにもおすすめできる一冊です。
話の内容は難しくなくスラスラよむことができます
一冊にひとつの内容をぎっしり書くのではなく、いくつかのネットゲームユーザーの人生が語られています
ぜひ一度よんでみてはいかがでしょうか?
2015年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕はインターネット上のゲームには興味が無く、やった事も無いのだが、ネットゲームにハマりこんだ人がどうなってしまうのだろうか、という所に興味を持って購入した。
結論から書いてしまうと、僕の期待とは少し違う本だった。著者自身がゲームにハマり、風呂にも入らないで引きこもりゲームをやり続ける修羅場を想像して購入したのだが、内容はインタビュー形式で著者の文章力が今一歩の為、ルポ全体の壮絶さというか迫力というか、そういう要素が欠けている。
ただ、トイレに行く時間も惜しんでペットボトルなどを尿瓶替わりにしてゲームにのめりこむ実態がすこし驚いた。そして、同時に考えられるのはこのような陽にも当たらない生活を続けていたら確実に精神を病むだろうという事だ。そのあたりの陰惨さを期待して購入したのだが、もう一つ迫力が足りない結果に終わっているというのが正直な印象だ。
結論から書いてしまうと、僕の期待とは少し違う本だった。著者自身がゲームにハマり、風呂にも入らないで引きこもりゲームをやり続ける修羅場を想像して購入したのだが、内容はインタビュー形式で著者の文章力が今一歩の為、ルポ全体の壮絶さというか迫力というか、そういう要素が欠けている。
ただ、トイレに行く時間も惜しんでペットボトルなどを尿瓶替わりにしてゲームにのめりこむ実態がすこし驚いた。そして、同時に考えられるのはこのような陽にも当たらない生活を続けていたら確実に精神を病むだろうという事だ。そのあたりの陰惨さを期待して購入したのだが、もう一つ迫力が足りない結果に終わっているというのが正直な印象だ。
2016年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネトゲ廃神とありますが本当にやりこんでる人には実際リアルで会えませんしマトモに接する事も出来ないと思います。
他の方のレビューにもありますがもっと踏み込んでほしかった。
ネトゲをやったことのない人は楽しめるかもしれません。
この年齢という事で星2つにします。
他の方のレビューにもありますがもっと踏み込んでほしかった。
ネトゲをやったことのない人は楽しめるかもしれません。
この年齢という事で星2つにします。
2010年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の体験が、あまりに生々しく、切なく書かれていた。ゲーマーにしかわからない世界が、こんな本になることがすごい。この著者には、もっと大きいことをしてほしいし、幸せになってほしい。特に本の最後の方で、自分の気持ちなどを書いていたところは泣けたというか感動した。かなりおすすめ。
2023年6月2日に日本でレビュー済み
この本が発売した頃にたまたま読みました
内容は本当にくだらないです
RPGオンラインゲームのレベル上げを寝る間を惜しんでやっていた
自分より凄いレベル上げをしてるやつがいるんですよとかいう内容です
韓国などで飲まず食わず不眠不休で5日間ゲームを続けて絶命した人のニュースなどもありましたけど
トイレに行かずペットボトルに排尿してる人はほぼいないと思います
この本を書いてる人はどこかの話とかを鵜呑みにしたんでしょうが
臭いとか色々考えると逆に不便で片付けも面倒で現実的ではありません
普通にさっさと行って済ました方が楽です
よくこんな内容で本にしようと思ったなと思いました
親からは本を出すのを反対されたそうですが出さない方が賢明でしたね
詐欺みたいなくだらない内容なのでお金を出して買う価値はありません
こんな本に1以外の評価をつけてる人は僕には理解できません
内容は本当にくだらないです
RPGオンラインゲームのレベル上げを寝る間を惜しんでやっていた
自分より凄いレベル上げをしてるやつがいるんですよとかいう内容です
韓国などで飲まず食わず不眠不休で5日間ゲームを続けて絶命した人のニュースなどもありましたけど
トイレに行かずペットボトルに排尿してる人はほぼいないと思います
この本を書いてる人はどこかの話とかを鵜呑みにしたんでしょうが
臭いとか色々考えると逆に不便で片付けも面倒で現実的ではありません
普通にさっさと行って済ました方が楽です
よくこんな内容で本にしようと思ったなと思いました
親からは本を出すのを反対されたそうですが出さない方が賢明でしたね
詐欺みたいなくだらない内容なのでお金を出して買う価値はありません
こんな本に1以外の評価をつけてる人は僕には理解できません
2015年2月15日に日本でレビュー済み
『ネトゲ廃人』に登場した17歳の著者が書いた関連本。
ネトゲとは、「コンプガチャ」が社会問題にもなったネットワークゲームのことで、廃神とは、廃人の上を行く“神”と呼ばれるネトゲの英雄であり、ゲームに入りすぎて私生活が悲惨なことになっていそうな人々。。。決して人ごとではない世界がここにはある。
「リアルは堕ちてしまった。
でもその時の僕は、ネトゲをやらなければ
もっと堕ちていた。
ネトゲに出会ったあった僕は、甦っていった。
いろんな人たちと毎日話し、戦い、強くなっていった。
画面の中の僕が、剣を振るっていた」
…ゲームに夢中になっていた大学時代。一歩間違えば自分もこうなっていたかも。
しかし、彼と自分の差が、決して時代や判断力だけではなかったことが明かされる。悲惨な生い立ちと父親の暴力。。。
「神になる人は、
リアルでは荷が重すぎて、歩けなかったんじゃないだろうか」
ううん、考えさせられます。いろんな意味で。。。
ネトゲとは、「コンプガチャ」が社会問題にもなったネットワークゲームのことで、廃神とは、廃人の上を行く“神”と呼ばれるネトゲの英雄であり、ゲームに入りすぎて私生活が悲惨なことになっていそうな人々。。。決して人ごとではない世界がここにはある。
「リアルは堕ちてしまった。
でもその時の僕は、ネトゲをやらなければ
もっと堕ちていた。
ネトゲに出会ったあった僕は、甦っていった。
いろんな人たちと毎日話し、戦い、強くなっていった。
画面の中の僕が、剣を振るっていた」
…ゲームに夢中になっていた大学時代。一歩間違えば自分もこうなっていたかも。
しかし、彼と自分の差が、決して時代や判断力だけではなかったことが明かされる。悲惨な生い立ちと父親の暴力。。。
「神になる人は、
リアルでは荷が重すぎて、歩けなかったんじゃないだろうか」
ううん、考えさせられます。いろんな意味で。。。
2010年5月2日に日本でレビュー済み
「え?ぜんぜん廃神じゃないって?」
「そう思うお前らが末期すぎるだろww」
これは巻末シメの幼稚な煽り文句だ。さらに巻頭には、
「この本を読むあなたは決して廃神ではないと僕は思う」
と書かれており、とても挑発的な文章が綴られている。
著者は高校中退の元ネトゲ廃人で、自身は小銭ていどしか
稼げなかった、とても廃神には及ばない、と文中につづり
ながらも運良く社会復帰を果たした17歳の少年だ。
彼が運良くネトゲから足を洗い今回・処女作品を世に出せた
のは、
それは彼が親身に相談してくれる他人と巡りあえたからだ。
中学の熱心な担任教師や、リーダーズノート社との出会いが
あったからだ。
読者の僕は、ネトゲをしたことも無いし、やるつもりも無い。
読者として、一人の少年が廃人から社会復帰できて
良かったね、とは思う。
しかし
読後感は、あまり気分の良いものでは無かった。
それは、デビュー作家の少年に“謙虚さ”を感じなかったためだ。
むしろ、ネトゲ廃人たちをバカにしているかのような
文面を単行本の前書き・ラストにもってくるあたり
非常に幼い書き手だなという印象が強い。
ひとつ、忠告しておく。
こんな煽り文句を書いてるようじゃ、リアル社会では
とても通用しないよ。第一印象と読後感、キミ気分悪いよ。
PS●読んだキッカケは先行の「 ネトゲ廃人 」が面白かったからだ。
芦崎治さんの方はオススメだが、後追い本はあまり期待しない方が良い。
「そう思うお前らが末期すぎるだろww」
これは巻末シメの幼稚な煽り文句だ。さらに巻頭には、
「この本を読むあなたは決して廃神ではないと僕は思う」
と書かれており、とても挑発的な文章が綴られている。
著者は高校中退の元ネトゲ廃人で、自身は小銭ていどしか
稼げなかった、とても廃神には及ばない、と文中につづり
ながらも運良く社会復帰を果たした17歳の少年だ。
彼が運良くネトゲから足を洗い今回・処女作品を世に出せた
のは、
それは彼が親身に相談してくれる他人と巡りあえたからだ。
中学の熱心な担任教師や、リーダーズノート社との出会いが
あったからだ。
読者の僕は、ネトゲをしたことも無いし、やるつもりも無い。
読者として、一人の少年が廃人から社会復帰できて
良かったね、とは思う。
しかし
読後感は、あまり気分の良いものでは無かった。
それは、デビュー作家の少年に“謙虚さ”を感じなかったためだ。
むしろ、ネトゲ廃人たちをバカにしているかのような
文面を単行本の前書き・ラストにもってくるあたり
非常に幼い書き手だなという印象が強い。
ひとつ、忠告しておく。
こんな煽り文句を書いてるようじゃ、リアル社会では
とても通用しないよ。第一印象と読後感、キミ気分悪いよ。
PS●読んだキッカケは先行の「 ネトゲ廃人 」が面白かったからだ。
芦崎治さんの方はオススメだが、後追い本はあまり期待しない方が良い。