この本に寄稿している作家達は
『がんばろう』『あきらめたら、そこで終わりだ』と、
常に自分に言い聞かせるようにして戦ってきた。
九割方「もう負ける」と、誰もが思っていた改正案を
五分にまで引き戻した。その力が、ぎっしりと詰まった本です。
読んでいて涙が出るほど、切実な言葉がつづられています。
今初めて、このことに関心を持った人には、
弁護士・山口貴士氏が『法律で日々の糧を得ている者としての目』で
条例改正案の『真の狙い』を、すっぱりと切り裂いている記事が
とても参考になります。
読めば読むほど「まさかここまで規制派が、意味不明な行動をとっているとは…」と
唖然とする人が続出でしょう。
私達は、読書することで、悲しい気分が浮上したり、
作家の描くキャラやストーリーに『生きる支え』をもらってきました。
今度は私達が、表現の自由を守るために立ち上がり、
作家に恩返しする番ではないでしょうか。

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非実在青少年〈規制反対〉読本 単行本 – 2010/6/4
サイゾー&表現の自由を考える会
(著, 編集)
18歳未満(子ども)に見えるキャラクターを性的対象にした漫画やアニメなどを青少年に販売、閲覧させてはいけない--そんな条例が6月の東京都議会で可決されるかもしれない。 なぜ都は突然、こんな条例を持ち出したのか? この規制が持つ危険性とは? 賛成する人、反対する人との論理とは? 3月に議会に提出された際、ネットを中心に猛反発を浴びたこの問題を継続的にウォッチ、反対してきた作家や法律家たちが、自らの体験・知識をもとに複数のレポートや意見書を執筆。わかりやすいマンガなども交えて、ブックレットとして緊急出版! 我々は、この規制に反対です!!
【主な内容と寄稿者】都条例の経緯と表現規制問題のこれから コンテンツ文化研究会代表杉野直也/『非実在』な青少年と『不実在』な子供たち 五代ゆう/3月8日~20日にかけての、私「ひびき遊」の行動についてのまとめ。 ひびき遊/陳情反対ドキュメント~諦めません、否決まで~ 日高真紅/3月14日J-ガーデン「血のホワイトデー」事件顛末 深沢梨絵/声を紡ぐということ~一人の翻訳家による都議会への集団陳情の試み 兼光ダニ/陳情なう! 水戸泉(小林来夏)/マンガは犯罪を助長しているか? 山本弘/ヘドが出そうな思想であっても 山本弘/見て、聴いて、考えよ 大迫純一/仮想近未来──「規制された後」の図書館にて。 時海結以/誰のための何のためのものか 義月粧子/子供と性のあり方について 飯田雪子/ボーイズラブ漫画家として 天城れの/マルティン・ニーメラー『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』より うめ/弁護士山口貴士による解説 ほか
【主な内容と寄稿者】都条例の経緯と表現規制問題のこれから コンテンツ文化研究会代表杉野直也/『非実在』な青少年と『不実在』な子供たち 五代ゆう/3月8日~20日にかけての、私「ひびき遊」の行動についてのまとめ。 ひびき遊/陳情反対ドキュメント~諦めません、否決まで~ 日高真紅/3月14日J-ガーデン「血のホワイトデー」事件顛末 深沢梨絵/声を紡ぐということ~一人の翻訳家による都議会への集団陳情の試み 兼光ダニ/陳情なう! 水戸泉(小林来夏)/マンガは犯罪を助長しているか? 山本弘/ヘドが出そうな思想であっても 山本弘/見て、聴いて、考えよ 大迫純一/仮想近未来──「規制された後」の図書館にて。 時海結以/誰のための何のためのものか 義月粧子/子供と性のあり方について 飯田雪子/ボーイズラブ漫画家として 天城れの/マルティン・ニーメラー『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』より うめ/弁護士山口貴士による解説 ほか
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社サイゾー
- 発売日2010/6/4
- ISBN-104904209079
- ISBN-13978-4904209073
登録情報
- 出版社 : サイゾー (2010/6/4)
- 発売日 : 2010/6/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 128ページ
- ISBN-10 : 4904209079
- ISBN-13 : 978-4904209073
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,392,799位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知っている人も多いと思いますが、東京都が漫画規制をしようとしています。
「非実在青少年」の悪質な性描写を描いた漫画・アニメ・ゲームなどを不健全指定に廻す、しかもその判断を今後は東京都がすべて牛耳ることが出来るようになるといった内容です。
確かに「描いてはいけない」と言っている訳ではないので表現の自由への侵害ではない様に見えます。
しかし東京都による「表現狩り」が可能となってしまいます。「何をもって不健全か?」は都側が判断します。これにより漫画家や出版社・書店やコンビ二などは当然のように萎縮し、自由な創作活動は奪われてしまいます。これはもはや現代の治安維持法と言っていい。
青少年健全育成の美名を盾に自分達の価値観を我々に押し付けようという規制派の傲慢を決して許してはならない。今動かなければ私達の人権や文化は彼らに糾弾されてしまう。
この本はそれに危機感を覚えた方々が今回の条例の問題点や危険性を判りやすく述べてくれてます。そして反対するために私達に何が出来るかも記されています。皆で「規制反対!!」の声を挙げようではありませんか!!
「非実在青少年」の悪質な性描写を描いた漫画・アニメ・ゲームなどを不健全指定に廻す、しかもその判断を今後は東京都がすべて牛耳ることが出来るようになるといった内容です。
確かに「描いてはいけない」と言っている訳ではないので表現の自由への侵害ではない様に見えます。
しかし東京都による「表現狩り」が可能となってしまいます。「何をもって不健全か?」は都側が判断します。これにより漫画家や出版社・書店やコンビ二などは当然のように萎縮し、自由な創作活動は奪われてしまいます。これはもはや現代の治安維持法と言っていい。
青少年健全育成の美名を盾に自分達の価値観を我々に押し付けようという規制派の傲慢を決して許してはならない。今動かなければ私達の人権や文化は彼らに糾弾されてしまう。
この本はそれに危機感を覚えた方々が今回の条例の問題点や危険性を判りやすく述べてくれてます。そして反対するために私達に何が出来るかも記されています。皆で「規制反対!!」の声を挙げようではありませんか!!
2010年7月4日に日本でレビュー済み
飯の種である場合は勿論でしょうが、趣味の範囲であっても、二次元の分野と
それによる影響というモノが自分のアイデンティティの少なからぬ割合を占めてる
といえる人であれば、決して無関心ではいられない内容の本です。
いきさつを詳しく知らなかった自分は、自分の好きな作家さんがこの本に
コメントを寄せた事で興味を持ち、読みました。
条例改正案自体、主に対象になるのは男性向けの一分野だろうし、女性向けは
なんとかなりそうだし、そんな改正案通るわけない、など、気楽に考えて
いたのですが、それではすまない事がわかりました。
民主主義の現代日本、しかも多様な文化など受け入れているはずの東京で
こんな事あるんだと知ってびっくりします。
どうしてもこの本を読むべき、とは言えませんが、とにかくこの条例改正案に
関する情報は何かしらで拾っていただきたいです。
二次元に対する愛がある人ならば。
誰かがなんとかするしきっと自分は出来る事がない、現実的には多くの人がそう
思うかも知れません。けれど、無関心でいる事こそ恐ろしいです。
そうして内容を知った中に各自で出来る事を探す人が出てくるでしょうし、
実際行動を起こした方のレポートもこの本には載っています。
比較的ハードルが低い行動であっても、ちゃんと、直接対応に動いて下さってる
方々の力になってるのがわかります。
とにかく、まずは広く知ってもらう事が一番。
関心のある人の裾野を広げれば、結果よい方向へ行けるものと信じています。
急いで原稿をまとめなくてはいけなかった状況や、ページ数と
内容量の調整を出来なかった様子が見て取れ、かなり細かい字の
部分があるなど、本としては、やや読みづらい所があります。
そして一部の絵はあるものの見事に文章中心です。堅苦しさは否めませんが
今まで有害コミック規制で男性中心だったと言えるこの手の問題を扱う本の中では
今までになく女性が手に取りやすい表紙です。
内容も某女性向け即売会でのBL作家さん達も加わった行動を紹介していたり
多くの寄稿もされています。
ちゃんとしたデーター等の根拠のある物も載せています。
今までよくわからなかった立場だけど、まずは何があったのか知った方が
いいし、色々探すよりまとまってる物があるなら読みやすいかも、と思う人なら
大変お勧めな本です。
それによる影響というモノが自分のアイデンティティの少なからぬ割合を占めてる
といえる人であれば、決して無関心ではいられない内容の本です。
いきさつを詳しく知らなかった自分は、自分の好きな作家さんがこの本に
コメントを寄せた事で興味を持ち、読みました。
条例改正案自体、主に対象になるのは男性向けの一分野だろうし、女性向けは
なんとかなりそうだし、そんな改正案通るわけない、など、気楽に考えて
いたのですが、それではすまない事がわかりました。
民主主義の現代日本、しかも多様な文化など受け入れているはずの東京で
こんな事あるんだと知ってびっくりします。
どうしてもこの本を読むべき、とは言えませんが、とにかくこの条例改正案に
関する情報は何かしらで拾っていただきたいです。
二次元に対する愛がある人ならば。
誰かがなんとかするしきっと自分は出来る事がない、現実的には多くの人がそう
思うかも知れません。けれど、無関心でいる事こそ恐ろしいです。
そうして内容を知った中に各自で出来る事を探す人が出てくるでしょうし、
実際行動を起こした方のレポートもこの本には載っています。
比較的ハードルが低い行動であっても、ちゃんと、直接対応に動いて下さってる
方々の力になってるのがわかります。
とにかく、まずは広く知ってもらう事が一番。
関心のある人の裾野を広げれば、結果よい方向へ行けるものと信じています。
急いで原稿をまとめなくてはいけなかった状況や、ページ数と
内容量の調整を出来なかった様子が見て取れ、かなり細かい字の
部分があるなど、本としては、やや読みづらい所があります。
そして一部の絵はあるものの見事に文章中心です。堅苦しさは否めませんが
今まで有害コミック規制で男性中心だったと言えるこの手の問題を扱う本の中では
今までになく女性が手に取りやすい表紙です。
内容も某女性向け即売会でのBL作家さん達も加わった行動を紹介していたり
多くの寄稿もされています。
ちゃんとしたデーター等の根拠のある物も載せています。
今までよくわからなかった立場だけど、まずは何があったのか知った方が
いいし、色々探すよりまとまってる物があるなら読みやすいかも、と思う人なら
大変お勧めな本です。
2011年1月29日に日本でレビュー済み
漫画を害悪と決めつけ
漫画やアニメの制作者とファンを馬鹿にした挙げ句
むりやり規制条例を可決した現知事と現副知事
都民の皆さんは次の選挙で誰を選ぶのかを真剣に考えて欲しい
この本を読んでまだ規制は正しいと言えるのか考えてください
漫画やアニメの制作者とファンを馬鹿にした挙げ句
むりやり規制条例を可決した現知事と現副知事
都民の皆さんは次の選挙で誰を選ぶのかを真剣に考えて欲しい
この本を読んでまだ規制は正しいと言えるのか考えてください