当時、かなりの飯野賢治信者だったわたしにとっては、この本はほんとうに面白かったです。
飯野さんのゲーム業界に入ってからの言動が記されているのですが、熱意をもって何回も何回も繰り返し読んでいましたね。こんなめちゃめちゃな人はなかなかいませんよ。この人はまさにカリスマでしょう。
当時のわたしにとって、飯野さんの発言のひとつひとつは深く心に残りました。わたしは共感したり感動したりして、飯野さんによって救われたような気にさえなったのです。まさに信者ですよね。
エネミーゼロサターン移籍騒動、そしてソニーとの確執、話題を集めるだけ集めて発売されたエネミーゼロへの酷評、大口をたたいたのにまるで売れない新作、スーパーワープという安直な会社名への変更。
後にも先にももうこんな人は現れないでしょう。あの時代に飯野賢治に出会えたことは、わたしにとって宝物のような大切な思い出になりました。
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