私が中学生の頃、もう40年近く前でまだビートルズがデビューしていない頃、当時のアメリカン・ポップスの主流はエルビス・プレスリーを筆頭に、ポール・アンカ、ニール・セダカ、コニー・フランシスなどの比較的アップ・テンポの曲を歌うシンガーでした。その中でデビューしたのがボビー・ヴィントン。デビュー曲は”Roses Are Red”(邦題「涙の紅バラ」)。むせび泣くように唄う彼の声は多感な中学生時代の私の胸に響きました。続いてヒットしたのが”Rain Rain Go Away"(邦題「涙の太陽」)。いずれも学生時代に愛し合った二人が時とともに別離し、やがて別の相手と幸せをつかむといった内容でした。当時私はこれら2枚のレコードを手に入れ、毎日のように聞いていました。今でもまだ持っていますがなにぶんパチパチするレコード特有の雑音がひどく、CDバージョンを探していました。”Roses Are Red"は全米1位になった曲なので比較的簡単に手に入りましたが、”Rain Rain Go Away"は中々手に入らず、半ばあきらめていたところ、見つけました。雑音のないCD品質の”Rain Rain Go Away"を聞けて満足しております。ありがとうございました。