Amazonレビュー
まりんが脱退して2人組(つまり電気グルーヴになる前の「人生」スタイル)に戻ってからの最初のアルバムであり、『VOXXX』収録曲を中心とした、彼らにとって初めてのライヴアルバム。音と動きを中心としたパフォーマンスが目立つ彼らのライヴだが、最新型のサウンドにお色直しをして、<4><15>といったヒット曲も収録した、ベスト的趣のアルバム。電気の歴史を振り返りながら、オリジナリティ不在といえた90年代のJ-POPシーンにおいて、石野卓球と小西康陽のサンプリングを多様し、あらゆる音楽を再構築していったDJスタイルの登場はもっと評価されていい気がする。(おおしまともひろ)
メディア掲載レビューほか
今春行われた電気グルーヴのライヴを観た知人は、誰もが口をそろえてこう言ったものだ。「踊り過ぎて死ぬかと思ったよ」と。1公演30曲。約3時間にわたって全力で暴走するステージ。まるで何かにとりつかれたかのように、一瞬たりともボルテージが下がることなく踊り続けるオーディエンス。その様子が1時間に凝縮されたこのライヴ盤を聴くだけでも、それがいかにテンションが高いものであったかが分かるというものだ。というわけで、結成10年にして初のライヴ盤となる本作は、ツアー全公演のライヴ音源から厳選されたテイクを1枚のアルバムとして再編集したもの。おなじみの曲の数々が惜し気もなくノン・ストップで繰り出されるこの作品は、ライヴ盤であると同時にベスト盤であり、かつまたライヴ音源をみずから素材として使ったDJミックスCDにもなりえている。まったく、カルピスを原液のまま飲んでいるかのような濃いアルバムだ。 (小暮秀夫) --- 2000年08月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
電気グルーヴ結成10年目にして初のライヴ、しかも徹底的にリメイクされた過去の名曲が並ぶベスト的内容。作った本人たちもびっくりの素敵なアルバムは、ファン必聴の必須アイテム!
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)