テクニックと理論に裏付けられた
複雑なジャズロックが堪能できます。
デビュー作で見られた攻撃性も保ちつつ
前作同様メロディアスでもあり、
ソロも聴き応えがあります。
初めて聴いたころ
ジャケットもオシャレで、
洗練された都会のジャズだなと感じましたが、
一般的なジャズロックと比べたら
けっこうプログレッシヴで
過激な音楽だと思います。
昔も今も大好きなのは
“Handle with Care” “Discus Discussion”
「野分」などですが、
最近久しぶりに聴いてみて、
“Brains Think Body Electric”は
かなりプログレッシヴな曲で
相当聴き応えがあるなと実感。
技巧的な魅力だけに留まらず
メロディの引き出しも多かったのは
デビュー作からサードまでだと思います。
単純に比較できないかもしれませんが、
たとえばBrand Xと比べると、
Fragileのほうが曲の面白みが高いと感じます。
テクニックの魅せ方に違いがあるので
それぞれによさはありますが。
ライヴに頻繁に足を運びましたが
凄まじい演奏でした。
本作は今でも聴き続けている愛聴盤です。
初期の3作は全部聴くべきです。