シェンムーほどクリアする事を目的としないゲームは無いだろう。シェンムーの最速クリアなどナンセンスを通り越して最早犯罪に近い。ルーヴル美術館を入口から出口まで全力で駆け抜けるようなものだ。
シェンムーというゲームはなるべく時間をかけてこの世界観を楽しむものなのだ。Ⅰ、Ⅱ共に広く深く細部にわたり徹底的に作り込まれているため何度やっても飽きることがない。やる度に新しい発見があるのだ。
しかし、何の情報も得ずに何度やっても裏シェンムーと呼ばれているイベントは偶然ではまず発生しない。裏シェンムー自体は本編には関係ないものだが非常に楽しいものなのでまだの方は情報を入手して是非アヒルレースにも挑戦して頂きたい。
シェンムーはやったことないけどシェンムーⅢが気になっているあなた、今すぐ中古のドリキャス本体(ビジュアルメモリ必須)とこのシェンムーⅡをクリックしましょう。この1作のためだけにドリキャスを入手する価値は十分あると断言します。ちなみにⅠからではなくⅡのみでも全く問題なくシェンムーの世界を満喫することができます。急がないと相棒のレン(頭に白タオルの青ジャケット)に怒られてしまいます。「何をモタモタしてやがる!Ⅲが始まっちまうぜ」