ビヨンド・ザ・マット [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ロック, バリー・W・ブラウスティン, テリー・ファンク |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 43 分 |
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商品の説明
Amazonより
プロレスの舞台裏を描いたこのドキュメンタリーは、よく知られている「スポーツエンターテイメント」のエスカレートする異様で通俗的な世界を、臆面もなくファンに対して取り繕っているかのような印象をまず初めに与える。ところが、バリー・ブラウスティン監督(『サタデイ・ナイト・ライブ』のヘッドライターであり、エディー・マーフィー主演映画の多くで脚本を担当)は、観る人の期待以上に娯楽的であり、同時に内面を深く描いた映画に仕上げている。監督に対して驚くほど実生活をさらけ出した3人のレスラーに焦点を当て、ありのままの忠実さで、ともすれば歪められがちな人間模様を浮き彫りにしている。このことは特に、かつてスーパースターと呼ばれ、麻薬に溺れたことでどん底の生活を強いられたジェイク・“ザ・スネーク”・ロバーツに当てはまる。ロバーツは、自分の娘との数年ぶりの再会に、ブラウスティン監督を立ち会わせている。監督はまた、テリー・ファンクとミック・「マンカインド」・フォーリーの人生もその内面を赤裸々に描写し、時には意外な手法で描き出している。プロレスファンの観賞用としてだけではなく、たとえありふれたテーマでも、実はその存在さえも知られていない裏側があるということを示す類まれなドキュメンタリー作品に仕上がっている。 (Marshall Fine, Amazon.com)
レビュー
日本流の“技を魅せ、受ける”プロレスではなく、“派手な演出、豪華な設備”でショービズの世界を邁進するアメリカのマット界。その裏にあるギミックを赤裸々に映し出した大胆さに驚愕。仕組まれた試合内容、ヘタを打てば解雇、スターダムから転落した人気レスラーの末路……。また、単にリング周辺の事柄だけではなく、見守る家族や生活にまで踏み入った作風はプロレスとはちがうリアルな世界であり、上質のノンフィクションに仕上がっている。“派手さ”の裏にはどこか“哀しさ”がある、ということを考えさせられる作品だ。 (石塚隆) --- 2002年03月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: ロン・ハワード 製作・監督・ナレーション脚本: バリー・W.ブラウスティン 出演: テリー・ファンク/ミック・フォーリー/ザ・ロック/ヴィンス・マクマホン/チャイナ/ジェイク・ロバーツ/アンダーテイカー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4532640300142
- 監督 : バリー・W・ブラウスティン
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 43 分
- 発売日 : 2002/1/25
- 出演 : テリー・ファンク, ロック
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ビデオメーカー
- ASIN : B00005YV42
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,979位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 320位外国のドキュメンタリー映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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隅から隅まで読んでいたものでした。あの頃はまだWWF(現WWE)が日本で
ブームになったりする前で、まだアメリカンプロレスは日本ではマイナーな
存在でした。それでも、この作品の主な登場人物と言える3人、
テリー・ファンクは勿論、ジェイク・ロバーツ、マンカインド
(当時日本ではカクタス・ジャックの名で通っていました)は全員知っていました。
当時から既にジェイク・ロバーツは技で魅せることをせず(出来ず?)、
凶器攻撃でお茶を濁すようなしょっぱいレスラーになっていましたが、
本作の中ではレスラーとしてさらに落ちぶれた姿になりながらも、
様々な悩みを抱えた一人の人間として生きていました。
当時「しょっぱいなあ」と思いながら彼の試合を深夜のテレビで
見ていた頃は、彼がこんな壮絶な人生を歩んで来た人だなどとは
知る由もありませんでした。そんな彼が、いわゆるインディー団体の
試合会場である地方の体育館で、会場に集まってくれた観客達を見ながら
嬉しそうに微笑むシーンには胸に迫るものがあります。
日本では、来日した外国人レスラーはどうしても主役である
日本人レスラーに対し、脇役のような扱いになってしまうので、
本作のように彼ら一人ひとりの人生に深く踏み込んだ作品は日本人にとって
とても貴重だと思います。今後彼らの試合を見ることがあったら、見る角度が
変わりそうです。
パッケージに大きくザ・ロックの顔が印刷されていますが、
彼の出番はほんの少しです。
試合を盛り上げるために肉体を捧げるレスラーたちは、リングを降りるとただの人間に戻る。
この激しい肉体労働に身を捧げる人たちは、決してよりよい労働条件で働いているわけではない。
華やかな脚光を浴びる芸能人の裏側を描いたドキュメンタリー。
試合前にベビーフェイスとヒールが、試合の展開を打ち合わせするシーンは、よく撮らせてもらえたなと思う。
ラストのクライマックス、ミック・フォーリー(マンカインド)がザ・ロックにめったうちにされるシーンを、ミックの妻子が目を背けて退場するシーンは涙なしには見られない。家庭でよき父親であるミックの映像と交互に映すのはあざとい演出だが、素晴らしい。
血だらけのミックが楽屋で「ファンは満足してくれたかな」とコメントするプロ根性も見事。
そして打ち合わせがある事も知りました。
極悪ヒールのミスターポーゴさんの自伝でも読みました。
言えるのは、いくら打ち合わせと言っても、その中にはアクシデントもあり
命懸けでやっているという事です!
ポーゴさんはデスマッチでガラスの上に体全体でダイブした所、
ガラスを押さえるための木材に首をひっかけて、中心性頚椎損傷
という大怪我を負った。
大怪我から1カ月も過ぎていないのに、試合をして下さいと懇願され
無理やり出場した。
医師からは全身麻痺になりますと警告されても・・・
そして怪我から5か月後、満身創痍のままビッグマッチを迎える。
角材で首を殴られて下さいと言われ拒否をするが、フロントは許さず
決行される事になった。
試合直前殴る選手が「ポーゴさん角材に切れ目を入れておきますから、
心配しないで下さい」と、ポーゴさんはこの言葉に感動したそうです。
収録ビデオではスイングした角材は背中を直撃してました。
優しいですね。
こういうのが筋書きのないドラマなんです!
プロレスは舞台裏、試合全てにおいてドラマという1つの物語として見れば、
ヤラセとか八百長とかそのような感情は湧いてこないと思います。
プロレスは選手同士の信頼関係で成り立っているドラマです!
プロレスで喜び、怒り、泣き、楽しみましょう!
この映画の事では無くて、すみません
今でこそ、プロレス=エンターテイメントと
カミングアウトされ、日本でも見方が変わってきてますが
そのエンターテイメントを演じているのは
紛れもない”人間”だという内容です。
マニアの方には
各所に気になるレスラーが
登場して、感動もあります。
暴露本の類を読むのであれば
こちらをまず見て欲しいです。
それからでも遅くはないと思います。
かつて一世を風靡したが現在ドサ回りをしているジェーク・ロバーツ。リング上での栄光に対する退廃した私生活や冷たい家族との関係のギャップを余すところ無く描いている。華やかなリングの陰に隠れた彼の人生の哀しさに、幸福とは何か、と考えさせられてしまう。
お客さんのために、リング内や場外で、どんな危険なこともやってしまうマンカインド。その危険なファイトゆえに、リング上と私生活の矛盾に悩む彼や家族の様子は生々しい。
膝の怪我に悩まされ、何度も引退しながら、リングに上がりつづけるテリー・ファンクの生き様には圧倒される。お客さんの興奮や拍手というリングの魅力がまともに歩けないテリーに生き甲斐を与え、反対にテリーがお客さんにパワーを与える。そんなプロレスの魅力を良く伝えてくれる。
このビデオは、「ロックとマンカインドが試合の前に打合せをしている」ということで、話題になった。しかし、そんなことは正直どうでもいいのだ。2階のような高い金網からマンカインドが飛び降りているのは本当だし、孫までいる動かない膝のテリーがリング上では、颯爽と動いているのも本当なのだ。何が彼らにそんな力を与え、観客が何を彼らに求めて、チケットを購入するかの方が、重要なのだ。
プロレスファンもアンチプロレスファンにもぜひ見て欲しい。
自分も例外ではなくプロレスはshowであると言い切っていること自体が日本ではタブーに触れることだった。
今になって観かえしてみるとこれはかなり良質なドキュメンタリーで、むしろプロレス世界の男達のバックステージもメインステージに負けず劣らずドラマチックであることをしっかり記録している。
それは少し哀愁を帯びていてちょっと切ない物語だ。
男の生き方としてみるとどこか潔さも感じて妙にシンパシーを覚えるのは同姓の性か?
女性からの感想も聞いてみたいものだ。