緑色の恐竜(ロボット?)ワギャンを操作して進んでいき、
各ステージの最後に待ち受けるボスと「しりとり」あるいは「神経衰弱」で対決する、
アクションゲームとしてもパズルゲームとしても秀逸な作品です。
アクションパートは、襲ってくる敵を音波砲でしびれさせて動けなくするという、
決して殺さないシステムは当時としても斬新です。殺伐としていなくていいですね。
ボスキャラと戦う「しりとり」は、このゲーム最大の売りといっても過言ではありません。
ボスと交互に絵が描かれたパネルを選んでしりとりをするのですが、
一つの絵に二つ以上の読み方が存在し(たとえば、リンゴの絵は「紅玉」とも読める)、
それをうまく利用してボスを追い詰めるのが非常に面白いのです。
「神経衰弱」も、カードの並び方に法則があり(ちょっと複雑ですが)、
それを見抜いてすべてのカードを取ってパーフェクト勝ちできたときは痛快です。
しっかりとしたゲーム性に加え、ほのぼのとしたかわいいグラフィックやBGMもすばらしいので、
女の子でも楽しく遊ぶことができますし、親子で仲よくプレイすることもできます。
現在はスマホのアプリでも遊べるくらい、しりとりは本当に奥が深くて熱いので、
今の小さいお子さんたちにも遊んでほしいです。