北斗の拳を題材としているものの、原作の北斗の拳とは全く異なる世界、
いわゆるパラレルワールドの物語で、主人公は北斗神拳伝承者のケンシロウではなく、
とある街の憲法の達人であるオリジナルキャラです。
北斗の拳の主人公であるケンシロウは冒頭で死んでしまいます(実は生きていましたが)。
そして3から続く北斗の拳RPGの集大成と言える作品で、最終的には主人公の他に
ラオウ、ケンシロウ、ユダ、レイ、シュウ、ヒョウ、山のフドウ、雲のジュウザ、
シン、黒夜叉、マビィ(オリキャラ)、飛丸(オリキャラ)の13人が仲間として使用可能になります。
トキ、カイオウ、水丸(オリキャラ)も一時的に仲間になりますが、ある事情で離脱します。
基本的に北斗の拳のカイオウ編までに登場したキャラ達が数々登場しますが、
アインやバットなど一部のキャラの扱いがかなり酷いなど、なかなかに尖ったストーリーになってます。
巷ではクソゲー扱いされていますが、エンディングまでがかなり長いものの理不尽なゲームバランスではない。
クリア不能になるようなバグも皆無なのでゲームとしては破綻してる箇所は無いです。
ただ、道具が装備で4枠取られるのに一人7つまでしか持てない、ダンジョンが長くエンカウント率も高いなど、残念な部分もあります(一応エンカウントを抑えるアイテムはあるが、効果時間が短い)。
なお、劇中では主人公の子供が生まれる以前から青年になるまで成長しているので、
何気に結構な年数(おそらく20年ぐらい)が経過している模様。
共通の敵ができたため北斗神拳、南斗聖拳、源斗光拳、北斗琉拳が目標を一つとして手を組むという、
なかなかに熱い展開が繰り広げられるので、一部扱いが酷すぎるキャラが居る事を除けば
物語としては大きく破綻はしていないと思われますが、北斗の拳である必要があったのか、と言えば微妙。