私の中では『意味もなくときどき無性にやりたくなるゲーム』としてカテゴライズされています。
木槌でぱしんぱしんと敵を叩き飛ばし、時にはコマンド入力の飛び道具や強烈な全体攻撃をかましていく
単純でありながらきっちり基本を押さえた、手堅くも安心できる食堂の定食…と言った感じでしょうか
初見で唐突なスピードに戸惑ったスクーター疾走パートや幕間の会話劇など、香辛料や箸休めとも呼べる要素もそれなりに。
先述の全体攻撃が非常に強力で、ステージ上の使用アイテム取得とわずかな予備動作(ジャンプ)を必要とするものの
雑魚一掃だけでなく各ステージのボスにも結構なダメージを入れられます。
アイテムはていねいにステージを進めていけばそれなりに集まるため、ボス戦開始直後に打てるだけ全体攻撃を打ちまくり
弾が切れたらダメージ覚悟で殴りに行く、いわゆるゴリ押しで大抵のボスがどうにかなります。
それでなくても動きが単調なボスが多いので、しっかりパターンを読みさえすれば苦戦することもないでしょう。
ただしラスボスだけは例外。
ワープ移動・武装変更時は無敵・攻撃が多彩・床を踏み外すと地獄・そもそもステージに使用アイテムが一つしかない
というゴリ押しで進めてきたプレイヤーをあざ笑うかのような仕様なので、
結局最後には『敵の攻撃をちゃんと避けて、こっちの攻撃をちゃんと当てる』というアクションの基本にして真髄が要求されます。
小難しくもないし知恵をひねる必要もない、でもちょっとだけ頑張らないとクリアできない
そんなほどよい一本です。