アクションゲームとして人気を博したゴエモンのRPG版です。
本流と離れたジャンルに外伝と銘打たれると出来に不安を感じたりもしますが
しっかり作りこまれていてゴエモンを知らない方でも楽しめる出来になっています。
本作の魅力と言ったら、まずアニメーションたっぷりな戦闘シーンの迫力でしょう。
こちらが敵を攻撃すればキャラクターが殴りかかり、敵にはやられモーションもあります。
こちらが攻撃を受ければキャラクターは飛び上がって痛がり、ダメージを受けます。
そして敵にもそれぞれ独自の攻撃モーションがあります。
これらの仕草がとても良く作られていて、なおかつ敵の種類が豊富、
そして色違いの雑魚敵がいないという力の入りようが凄いですね。
ギャグ系から可愛いのまで敵のバリエーションも豊かなのも良い所です。
バトルに関してはこういった演出のおかげで若干テンポが悪くなってはいますが
ダメージ表示もメッセージ式ではなくキャラに直接表示されるので
テンポも極端に悪くはなっていないのも良い点でしょう。
戦闘はオーソドックスなターン制バトルでわかりやすく説明書いらず。
ファミコンRPGとしては難易度は低いです。
ダンジョンが複雑かつ長大なのがネックですが、
そこさえ我慢出来れば今でも割と気軽にプレイ出来るでしょう。
不満点をあげるならもう少しキャラクターの性能に差別化は欲しかった所です。
PTキャラのステータスが大体横並びで与ダメージ量もあまり変わらないので
コイツでこっちを攻撃して、コイツにはあっちを任せよう、とか
あまり考える必要もなく退屈になる事も。
もちろん使える技(魔法)による差別化はありますが。
セーブデータ数は3つ。
ゲームオーバー時は最後にセーブした所からやり直しスタイルです。