こういう映画が理想。
全く見せない映像、最高!
ただ、女性同士の同性愛の部分は、規制があったらしく改変されてるようですが、原作を読んでないので、元々の関係性は分かりません。
人間関係はよくある構図ですが、ジュリー・ハリス演じる主人公エレノアが元々繊細だったらしく、屋敷の異変や人間関係の緊張から、どんどん被害妄想が酷くなってきます。
この映画に出てくる曰く付きの屋敷を調査する博士の妻が登場し嫉妬心からかエレノアの被害妄想がエスカレートし、この辺りからエレノアの心境についていけない人も相当出てくると思います。
ラス・タンブリン演じる若者だけは終始明るいのですが、軽い役どころながら良い演技をしています。
全ての現象が、エレノアのパラノイアではないかという解釈も出来るので、CGで全部見せてしまった本作のリメイク「ホーンティング」のように薄っぺらい描写に終わらず心理描写も細やかで単なる幽霊屋敷もので終わっていません。
残酷な描写もモンスターも出てこない、怖さは人間の心の生んだもの、だからこそ、遠い異郷の話ではなく自分の身近な出来事のように感じさせられるのです。
物足りないと感じる人も多いでしょうが、私はこういう見せない演出が好きです。
たたり [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ロバート・ワイズ, クレア・ブルーム, ジュリー・ハリス, ネルソン・ギディング, リチャード・ジョンソン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 52 分 |
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商品の説明
商品紹介
すべての恐怖にははじまりがある…『ホーンティング』でリメイクされた恐怖映画の傑作!
『ウェストサイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』のロバート・ワイズ監督作品。
ニューイングランドの郊外にたたずむ巨大な館。"丘の家"と呼ばれるその館は、呪われた不吉の象徴であった。ここに目をつけた超常現象の研究家マークウェイ博士は、超感覚を持つ2人の女性エレナーとセオドーラを伴い屋敷に乗り込む。やがて不可思議な現象が館を包み始めた---。
シャーリー・ジャクソンのベストセラー小説『丘の家の怪』の映画作品にして、1999年にヤン・デ・ボン監督によってリメイクされた『ホーンティング』のオリジナルにあたる本作品。監督のロバート・ワイズが、ミュージカルの巨匠としてではなく、『地球の静止する日』を撮った手腕を見せつける古典的傑作!
映像特典…1.スチール・ギャラリー (75枚)2.オリジナル劇場予告編
レビュー
製作・監督: ロバート・ワイズ 原作: シャーリー・ジャクソン 脚本: ネルソン・ギディング 撮影: デイヴィス・ボールトン 特撮: トム・ハワード 出演: ジュリー・ハリス/クレア・ブルーム/リチャード・ジョンソン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988135542199
- 監督 : ロバート・ワイズ
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 52 分
- 発売日 : 2003/8/8
- 出演 : リチャード・ジョンソン, クレア・ブルーム, ジュリー・ハリス
- 字幕: : 英語, 日本語
- 言語 : 英語 (Mono)
- 販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
- ASIN : B00009SF9W
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,601位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 101位外国のホラー映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画はそれまでのモンスター物等のハリウッドのホラー映画と一線を画し、心霊現象をテーマとした最初の映画で、当時有名な幽霊が出ると云われた屋敷に数日マイクを仕掛けて録音した音等が使われていたりします。
2016年8月31日に日本でレビュー済み
クラシカルな映画、特に古典ホラーなど好きなのですが、これはちょっといただけなかった。
全くドキドキしないし、登場人物にも共感できず、「結局どうなのよ?」とイラっときてしまいました。
ロバート・ワイズ監督だから期待しすぎたようです。
そのくせ後味だけは、しっかり悪い(笑)
全くドキドキしないし、登場人物にも共感できず、「結局どうなのよ?」とイラっときてしまいました。
ロバート・ワイズ監督だから期待しすぎたようです。
そのくせ後味だけは、しっかり悪い(笑)
2018年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジュリー・ハリスがでていたので、購入しました。なかなか面白かったです。ザンゲリアのリチャード・ジョンソン、ウエスト・サイド物語のラス・タンブリンとかが出ていて楽しめました。
2021年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホーティングの元祖ですが、ジワジワと来る形の無い恐怖、流石ロバートワイズ
2020年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作はアメリカの女流作家シャーリー・ジャクソンの゛The Haunting of Hill House(「丘の家」の怪談)゛、原作者の存命中に制作された。
幽霊ではなく「家」そのものが主人公という異色作で、それに呑み込まれていく人々の心理的恐怖が、モノクロ時代ならではの演出と卓越したカメラワークにより見事に表現されている。SFX偏重の現在では、もうこういう作品は撮れないだろう。
本作はよくヘンリー・ジェームスの「螺子の回転 (The Turn of the Screw)」と比較されるが作家としての「格」が違うので、それは酷というもの。しかし監督は原作者に「本作は心理劇か?」と尋ねたが「怪談である」と解答されたので怪談映画として描いた。現在国内で流通している「回転」(BBC制作のTVドラマ)は、御世辞にも良い出来とは言えず、本作をリメイクした 「Haunting」は原作を基にした別の作品といってよいので、閉塞空間に於ける心理的恐怖を描いた作品としてはいまのところ本作が一番良い。特に孤独な帰るべき家も無きヒロインと「家の真の主」ヒュー、クラインとの暗い心の交流の表現、クライマックスのダンス場面‐彼女は一人で踊る(「誰か」が、そっと手をくれる感じがした)‐の表現は見事。本作の描きたったものは「暗い人間の心」。
後年は心身心共に病み、48歳で急逝した原作者へのオマージュである。
なお、原作者最後の長編小説「すべての善良な人々に読ませたい「本」という形をした怪物 」(文庫本の裏表紙より)と評された「ずっとお城で暮らしてる(We Have Always in the Castle)」は2018年に映画化されたが、まだ日本では未公開。DVDはamazonで購入出来るので、興味のある人は観てみると良い(輸入版なので日本語字幕無し)。
幽霊ではなく「家」そのものが主人公という異色作で、それに呑み込まれていく人々の心理的恐怖が、モノクロ時代ならではの演出と卓越したカメラワークにより見事に表現されている。SFX偏重の現在では、もうこういう作品は撮れないだろう。
本作はよくヘンリー・ジェームスの「螺子の回転 (The Turn of the Screw)」と比較されるが作家としての「格」が違うので、それは酷というもの。しかし監督は原作者に「本作は心理劇か?」と尋ねたが「怪談である」と解答されたので怪談映画として描いた。現在国内で流通している「回転」(BBC制作のTVドラマ)は、御世辞にも良い出来とは言えず、本作をリメイクした 「Haunting」は原作を基にした別の作品といってよいので、閉塞空間に於ける心理的恐怖を描いた作品としてはいまのところ本作が一番良い。特に孤独な帰るべき家も無きヒロインと「家の真の主」ヒュー、クラインとの暗い心の交流の表現、クライマックスのダンス場面‐彼女は一人で踊る(「誰か」が、そっと手をくれる感じがした)‐の表現は見事。本作の描きたったものは「暗い人間の心」。
後年は心身心共に病み、48歳で急逝した原作者へのオマージュである。
なお、原作者最後の長編小説「すべての善良な人々に読ませたい「本」という形をした怪物 」(文庫本の裏表紙より)と評された「ずっとお城で暮らしてる(We Have Always in the Castle)」は2018年に映画化されたが、まだ日本では未公開。DVDはamazonで購入出来るので、興味のある人は観てみると良い(輸入版なので日本語字幕無し)。
2018年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特殊効果などに頼ることなく、演出力だけで十分な効果を上げている、ある意味非常に高い技術を駆使した作品といえるのではないでしょうか。モノクロで古臭い昔の作品という先入観を凌駕して、こんな作品もつくれるのだということを再発見させてくれます。
原作は読んだことがありませんが、有名な幽霊屋敷で心霊現象の調査をするという最初からなにかあると思わせるプロットが素晴らしい。いまなら”いわくつき物件”の汚名を晴らすためにアルバイトを雇って住んでもらうという設定でしょうか。
リメイクされたといわれている作品も観ましたが、視覚効果でぐいぐい攻めてくるし、幽霊が人を殺すし、まるでお子様向けのサバイバルゲームのようで本作とは似ても似つかない。これと『回転』は必見だと思います(『回転』の前日譚である『妖精たちの森』もワンセットで観ることをおススメします)。
原作は読んだことがありませんが、有名な幽霊屋敷で心霊現象の調査をするという最初からなにかあると思わせるプロットが素晴らしい。いまなら”いわくつき物件”の汚名を晴らすためにアルバイトを雇って住んでもらうという設定でしょうか。
リメイクされたといわれている作品も観ましたが、視覚効果でぐいぐい攻めてくるし、幽霊が人を殺すし、まるでお子様向けのサバイバルゲームのようで本作とは似ても似つかない。これと『回転』は必見だと思います(『回転』の前日譚である『妖精たちの森』もワンセットで観ることをおススメします)。
2011年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1950-60年代に撮られた映画ではヒチコック監督の作品、そしてジャック・クレイトン監督の『回転』と並んで怖い作品です。
音響とカメラ、レンズの工夫で撮られた映像は今観ても充分怖く、ジュリー・ハリス演じるオールドミスの女性の内省が「陰の声」で語られる技法から、彼女の不安や精神の亀裂が我々にも伝染し、不安感を煽ります。
そして衝撃の結末は「回転」や「デッド・ゾーン」と同じく、作中の超常現象のどこからどこまでが主観で客観かが謎として観客に残されます。
血は殆ど出ず、描写は現在の眼から見ると非常に控え目ですが、それでも怖い映画です。
音を大きくしてご覧に為る事をお薦め致します。
特典は商品紹介に描かれている以外に、ロバート・ワイズ監督による音声解説も付いています。
音響とカメラ、レンズの工夫で撮られた映像は今観ても充分怖く、ジュリー・ハリス演じるオールドミスの女性の内省が「陰の声」で語られる技法から、彼女の不安や精神の亀裂が我々にも伝染し、不安感を煽ります。
そして衝撃の結末は「回転」や「デッド・ゾーン」と同じく、作中の超常現象のどこからどこまでが主観で客観かが謎として観客に残されます。
血は殆ど出ず、描写は現在の眼から見ると非常に控え目ですが、それでも怖い映画です。
音を大きくしてご覧に為る事をお薦め致します。
特典は商品紹介に描かれている以外に、ロバート・ワイズ監督による音声解説も付いています。