勝負事に「たられば」は付き物であり、同時に禁句でもあります。
ただ、競馬の長い歴史の中には暗黙の了解があっても尚そう考えずにはいられない
出来事だってあると思います。
私にとってサイレンススズカはそんな例外的な存在でしたし、
同じ思いの競馬ファンもたくさんいらっしゃるでしょう。
内容はちょっとしたドキュメンタリー仕立てで
騎手やオーナー等のインタビューを挟みつつ全16レースを映像化したものです。
つまり通常の競走馬のDVDと構成内容は変わりません。
その中で星5にしたのは、ひとえにそれがサイレンススズカだからです。
競馬のドラマ・・・なんて陳腐な表現は使いたくありませんが、
本DVDには競馬の魅力と哀しさが同時に存在しています。
サラブレッドは経済動物であり、存在自体業が深いという意見もあります。
では何故競馬は愛されるのでしょうか?
その答えの一つは映像の中にあります。
競馬ファンであれば、誰にでもお薦めできるDVDです。