ノートルダムの鐘 [DVD]
形式: DVD
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ディズニー |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 31 分 |
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商品の説明
Amazonより
その醜い容貌ゆえに、パリのノートルダム大聖堂の鐘楼でひっそりと暮らすカジモドは、ある日生まれて初めて外へ飛び出してゆき、そこで見た情熱的で美しい娘エスメラルダに強く心引かれていくのだが…。
幾度となく映画化されてきたヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』を、ディズニー映画がミュージカル仕立てで長編アニメーション化。実写では恐怖映画のように扱われることの多い題材だが、ここでは見かけはともかくピュアな心を持った青年の愛の物語として、ファミリーが楽しめるよう腐心した作りとなっている。
ラストも原作とは異なっているのが、いかにもディズニー風。主人公カジモドの声をトム・ハルス、ヒロイン、エスメラルダの声をデミ・ムーアが担当している。(的田也寸志)
レビュー
製作: ドン・ハーン 監督: カーク・ワイズ/ゲイリー・トゥルースデイル 音楽: アラン・メンケン 声の出演: トム・ハルス/デミ・ムーア/ケヴィン・クライン/メアリー・ウィックス/ジェイソン・アレキサンダー/チャールズ・キンブロー/ポール・キャンデル/石丸幹二/保坂知寿/芥川英司/末次美沙緒/治田敦/今井清隆/光枝明彦
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83 g
- EAN : 4959241948601
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 31 分
- 発売日 : 2004/9/3
- 出演 : ディズニー
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- ASIN : B0002L48UA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 73,309位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,030位キッズアニメ・映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて見たのは小学校3年生のとき。当時、カジモドが見世物にされるシーンで吐き気が込み上げて、早々に見るのをやめてしまったのを覚えています。その鮮烈な印象は深く「ノートルダムの鐘は怖い」と長年焼きついていました。
けれども人の思考は変わるもので、それだけ印象に残っていると「本当にそこまで怖い作品だったのか」と疑問が湧いてくるのです。二回目の観賞に至るまでに10年以上の歳月が過ぎていました。
驚きました。惹き込まれるまでに5分もかからなかったでしょう。オープニングテーマ「The Bells of Notre Dame」がダイナミックに再現する世界観、躍動感あふれる美しいアニメーション。ディズニーキャラクターの中でも異例なカジモドのルックスは、最初こそ抵抗を覚えるものの、気が付けば愛嬌たっぷりの魅力的な主人公として馴染んでしまいます。
ヒロインのエスメラルダ、フィーバスをはじめとした脇を固める人物もそれぞれの思考を持っており、本当に今そこで行われている人間模様を見ているかのような気持ちにさせてくれます。
そうして二回目の鑑賞となる例の見世物シーン。カジモドに感情移入をしていただけに、やはり胸が締め付けられました。けれども、この場面が迫害が横行している世界だということを印象付けさせる形となり、ただ「残酷」という言葉で終わらせることのできない場面なのだとして再認識させられました。
また、この作品を掘り下げてくれているのは、ヴィランズの筆頭として描かれているフロローの存在でしょう。彼は悪役として珍しく、自らの正義を信じています。エスメラルダの「God Help The Outcasts」の対比となる、聖母マリアに助けを請いながら己の欲望に堕落していくフロローの「Hellfire」には鳥肌が立ちます。
あまり言うとネタバレになってしまうので書きませんが、鑑賞中、果たして自分は瞬きをしていたのかと思うほど重厚な物語を楽しむことができました。経験上、小さなお子様は怖がると思いますが、それでも見て欲しい作品だと思います。
けれども人の思考は変わるもので、それだけ印象に残っていると「本当にそこまで怖い作品だったのか」と疑問が湧いてくるのです。二回目の観賞に至るまでに10年以上の歳月が過ぎていました。
驚きました。惹き込まれるまでに5分もかからなかったでしょう。オープニングテーマ「The Bells of Notre Dame」がダイナミックに再現する世界観、躍動感あふれる美しいアニメーション。ディズニーキャラクターの中でも異例なカジモドのルックスは、最初こそ抵抗を覚えるものの、気が付けば愛嬌たっぷりの魅力的な主人公として馴染んでしまいます。
ヒロインのエスメラルダ、フィーバスをはじめとした脇を固める人物もそれぞれの思考を持っており、本当に今そこで行われている人間模様を見ているかのような気持ちにさせてくれます。
そうして二回目の鑑賞となる例の見世物シーン。カジモドに感情移入をしていただけに、やはり胸が締め付けられました。けれども、この場面が迫害が横行している世界だということを印象付けさせる形となり、ただ「残酷」という言葉で終わらせることのできない場面なのだとして再認識させられました。
また、この作品を掘り下げてくれているのは、ヴィランズの筆頭として描かれているフロローの存在でしょう。彼は悪役として珍しく、自らの正義を信じています。エスメラルダの「God Help The Outcasts」の対比となる、聖母マリアに助けを請いながら己の欲望に堕落していくフロローの「Hellfire」には鳥肌が立ちます。
あまり言うとネタバレになってしまうので書きませんが、鑑賞中、果たして自分は瞬きをしていたのかと思うほど重厚な物語を楽しむことができました。経験上、小さなお子様は怖がると思いますが、それでも見て欲しい作品だと思います。
2018年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランス行きたくなりました⭐
以前に観たことがあり、音楽がステキだったので購入しました。ポチってから、翌日に届きました!
以前に観たことがあり、音楽がステキだったので購入しました。ポチってから、翌日に届きました!
2018年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話はいいけど、主人公のエスメラルダがなんか綺麗じゃない。
2015年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノートルダムの鐘の作品としての素晴らしさは皆さんが語っているため、商品としての特性について評価させて頂きます。
大好きな作品だったので待望のBlu-ray化です。
Blu-rayについてですが、画質はまずまずの高画質です。
美女と野獣のBlu-rayのような一枚一枚絵画として飾れそうなクオリティほどでは無く、少しだけ眠たい画質です。
本作は群衆など一部のシーンにCGが使用されていますが、まだ発展途上だったので動きや質感が異なっており、
あまりクッキリさせすぎるとその部分が浮いてしまうので丁度いいかもしれません。
DVDと比べる雲泥の差で、Blu-rayとして問題は無いクオリティです。
音質はDVDではドルビーデジタルのみでdts収録が無いのが残念で、日本語版にいたってはほぼモノラル状態で音に広がりが全くありませんでしたが、Blu-rayではロスレス採用で厚みが増し、日本語版もキチンとサラウンドしてます。
メニュー画面等は最低限の作りしかしてません。
メニュー画面が一枚絵のみでチャプター画面なども全く動かず、良く言えばシンプル、悪く言えば手抜き感があります。
音声を日本語にしてもタイトルが英語のままなのはDVDに劣ってる点ですね。
DVDに無かった特典があります。画質からすると新規に作成したものでは無さそうで、LDとか海外ビデオに収録されていたものだと思われます。メイキングは嬉しいですね。
DVDに至っては2002年発売の旧版そのままです。(今更「ビデオとDVDで登場」の広告を見るとは思いませんでした(苦笑))
画質がかなり悪いです。Blu-rayよりも濃い色調なのは割と好きですが。
上記の通り日本語版のミックスがほぼモノラル状態で酷いです…広がりが無く、サラウンドさせてた音声(コーラスが顕著)が非常に小さくなるため迫力が全く無いです。
DVDにしか収録されていない特典(未公開シーンが貴重!)が見られるので存在意義はまあありますね。
ジャケットもあまり好きでは無いです。カジモドの顔が何か変ですし。しかもこれ海外のビデオか何かのジャケットの再利用ですよね。
何か全体的に手抜き感を感じる出来で、ディズニーBlu-ray商品としてはイマイチなのですが、
ノートルダムの鐘が好きな方にはお勧めできできる商品になってます。
作品が素晴らしいので、夢と魔法のディズニーが苦手な方にも是非見て頂きたいですね。
大好きな作品だったので待望のBlu-ray化です。
Blu-rayについてですが、画質はまずまずの高画質です。
美女と野獣のBlu-rayのような一枚一枚絵画として飾れそうなクオリティほどでは無く、少しだけ眠たい画質です。
本作は群衆など一部のシーンにCGが使用されていますが、まだ発展途上だったので動きや質感が異なっており、
あまりクッキリさせすぎるとその部分が浮いてしまうので丁度いいかもしれません。
DVDと比べる雲泥の差で、Blu-rayとして問題は無いクオリティです。
音質はDVDではドルビーデジタルのみでdts収録が無いのが残念で、日本語版にいたってはほぼモノラル状態で音に広がりが全くありませんでしたが、Blu-rayではロスレス採用で厚みが増し、日本語版もキチンとサラウンドしてます。
メニュー画面等は最低限の作りしかしてません。
メニュー画面が一枚絵のみでチャプター画面なども全く動かず、良く言えばシンプル、悪く言えば手抜き感があります。
音声を日本語にしてもタイトルが英語のままなのはDVDに劣ってる点ですね。
DVDに無かった特典があります。画質からすると新規に作成したものでは無さそうで、LDとか海外ビデオに収録されていたものだと思われます。メイキングは嬉しいですね。
DVDに至っては2002年発売の旧版そのままです。(今更「ビデオとDVDで登場」の広告を見るとは思いませんでした(苦笑))
画質がかなり悪いです。Blu-rayよりも濃い色調なのは割と好きですが。
上記の通り日本語版のミックスがほぼモノラル状態で酷いです…広がりが無く、サラウンドさせてた音声(コーラスが顕著)が非常に小さくなるため迫力が全く無いです。
DVDにしか収録されていない特典(未公開シーンが貴重!)が見られるので存在意義はまあありますね。
ジャケットもあまり好きでは無いです。カジモドの顔が何か変ですし。しかもこれ海外のビデオか何かのジャケットの再利用ですよね。
何か全体的に手抜き感を感じる出来で、ディズニーBlu-ray商品としてはイマイチなのですが、
ノートルダムの鐘が好きな方にはお勧めできできる商品になってます。
作品が素晴らしいので、夢と魔法のディズニーが苦手な方にも是非見て頂きたいですね。
2014年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画を初めて観た当時、私はまだまだ自分に自信が無いほんの少年でした
そんな時に見たこの作品のカジモドの心はとても自分と重なって、「人の目を気にせず、1日だけでも外の世界で過ごしたい」
という清らかな思いを美しく歌い上げるシーンで思わず涙がこぼれたのを覚えています
この作品の冒頭、語り部の道化師クロパンが歌っている通り、これは「ある男とモンスター」の物語です
「最後に主人公とヒロインがくっつかなくて残念」と言っている方はこの事を忘れてしまっているのでしょう
確かにカジモドがエスメラルダに恋をし、恋に破れるのは見せ場の一つですが、これは彼の人生、この作品にとって一つのチャプターに過ぎません
この映画の本質は「ある男とモンスター」すなわちカジモドとフロローの物語なのです
そういう点をとっても、普通のディズニー作品とは異色の作品です
悪役であるはずのフロローにしても、超人間的な理性を求めれる職務と、生身の人間としての感情の間で揺れ動き苦悩する、難しいキャラクターです
21世紀の現代と、15世紀のフランスでは物の価値観がまるで異なります
障害者や移民に厳しく当たっていたという事でフロローを悪人と見るのは、現代人の傲慢でしょう
フロローもカジモドと同じように、自身を恥じ、悩みます
終盤の彼の凶行は目に余りますが、これこそ葛藤の末、力と欲に取り込まれた人間の成れの果てと言えるでしょう
悪役を「生来からの絶対的な悪」として表現する事の多いディズニー作品で、彼のようなキャラクターは実に珍しいです
いろんな意味で、「大人が見るべき」ディズニー作品、願わくばまた、このような作品が製作される事を祈ります
そんな時に見たこの作品のカジモドの心はとても自分と重なって、「人の目を気にせず、1日だけでも外の世界で過ごしたい」
という清らかな思いを美しく歌い上げるシーンで思わず涙がこぼれたのを覚えています
この作品の冒頭、語り部の道化師クロパンが歌っている通り、これは「ある男とモンスター」の物語です
「最後に主人公とヒロインがくっつかなくて残念」と言っている方はこの事を忘れてしまっているのでしょう
確かにカジモドがエスメラルダに恋をし、恋に破れるのは見せ場の一つですが、これは彼の人生、この作品にとって一つのチャプターに過ぎません
この映画の本質は「ある男とモンスター」すなわちカジモドとフロローの物語なのです
そういう点をとっても、普通のディズニー作品とは異色の作品です
悪役であるはずのフロローにしても、超人間的な理性を求めれる職務と、生身の人間としての感情の間で揺れ動き苦悩する、難しいキャラクターです
21世紀の現代と、15世紀のフランスでは物の価値観がまるで異なります
障害者や移民に厳しく当たっていたという事でフロローを悪人と見るのは、現代人の傲慢でしょう
フロローもカジモドと同じように、自身を恥じ、悩みます
終盤の彼の凶行は目に余りますが、これこそ葛藤の末、力と欲に取り込まれた人間の成れの果てと言えるでしょう
悪役を「生来からの絶対的な悪」として表現する事の多いディズニー作品で、彼のようなキャラクターは実に珍しいです
いろんな意味で、「大人が見るべき」ディズニー作品、願わくばまた、このような作品が製作される事を祈ります
2014年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもが見たらきっと泣き出す。――「ノートルダムの鐘」の舞台は15世紀の暗く荒んだパリの街であり、登場人物たちもその多くが痛々しい。いわゆる「ディズニー」らしい登場人物はフィーバス護衛隊長くらいだろう。彼だけがふつうのヒーローで、上司のフロローに反抗してでも、自らの信ずる人道的正義を貫こうとする男気にあふれた美丈夫だ。一方、ヒロインのエスメラルダは黒髪の「ジプシー女」として、狂言回しのクロパンは「小人の道化」として、主人公のカジモドは出来損ない (Quasi-Modo) の「せむし男」として、民衆から(!)笑いものにされ、蔑まれ、差別される対象である。具体的な描写になるとやはりある程度は抑えられてはいるが、それでもディズニーとは思えないほどの残酷な映像を逃げずによく描いた。「夢の国」ではなく、人間の社会を描いたこの作品こそ、実は数少ない子どもに見せるべきディズニー映画だと思う。
大人が見るなら、この映画の圧巻は、何といっても最高裁判事フロローだろう。たしかに彼は残虐な悪人だが、それだけでは語れない悲劇性があるのだ。
フロローが特別に差別的な人物だったわけではない。ジプシーや障害者に対する偏見は15世紀当時それほど珍しくはなかった。フロローの場合は、むしろ判事としての正義感が、その社会的地位に対する自負と相まって、蔑むべき「怪物」や「ジプシー女」や「卑しい民衆」に対してより強力に発揮されていたのだろう。
だから、エスメラルダに情欲を抱いてしまったのが、フロロー判事の不運だった。彼の感情は彼女を求めるが、彼の理性はそれを許さない。フロローの無意識は「正義の役人」としての自我を脅かすその欲望を抑圧してしまい、その抑圧された欲望はエスメラルダをますます「邪悪な」「ジプシー」「女」として憎むようにと彼を仕向ける。フロローはエスメラルダの「邪悪」が、彼の歪んだ心の鏡に映しだされた、彼自身の「欲望」なのだということに気づかない。気づかないまま、彼はエスメラルダに対する憎悪を募らせてゆく ――。だから、フロロー自身が自らの欲望に気づいたときにはもう遅い。彼はもう自分を止められないのだ。エスメラルダを愛人にするか、それとも魔女として殺すか。二つに一つ。こうして、フロローが自らの魂の悲痛な叫び ――「罪の炎」―― を歌い上げるシーンは、この映画の恐ろしくもドラマティックな名場面となっている。
フロロー判事が、この世界の残酷さと悲劇性を象徴する登場人物だとすれば、ノートルダム大聖堂こそ、この世界の中の聖域(サンクチュアリ)であり、我々の「救済」の象徴である。かつて、この聖堂で歌うエスメラルダより美しいディズニーヒロインはいなかったし、おそらくこれからも現れはしないだろう。そして、ノートルダムの鐘の音が荒廃したパリの街へ響きわたるとき、その鐘を撞くカジモドはこの残酷な世界に存在する「優しさ」の象徴にも思われてくる。フロローがこの世界の残酷さをどれほど教え込もうとしても、カジモドはこの世界に対する優しさと憧れを失わなかった。その彼が太陽の陽のもと、民衆とともにパリの街へと歩き出すラストシーンは、だから静かに私の胸を打つのだ。
大人が見るなら、この映画の圧巻は、何といっても最高裁判事フロローだろう。たしかに彼は残虐な悪人だが、それだけでは語れない悲劇性があるのだ。
フロローが特別に差別的な人物だったわけではない。ジプシーや障害者に対する偏見は15世紀当時それほど珍しくはなかった。フロローの場合は、むしろ判事としての正義感が、その社会的地位に対する自負と相まって、蔑むべき「怪物」や「ジプシー女」や「卑しい民衆」に対してより強力に発揮されていたのだろう。
だから、エスメラルダに情欲を抱いてしまったのが、フロロー判事の不運だった。彼の感情は彼女を求めるが、彼の理性はそれを許さない。フロローの無意識は「正義の役人」としての自我を脅かすその欲望を抑圧してしまい、その抑圧された欲望はエスメラルダをますます「邪悪な」「ジプシー」「女」として憎むようにと彼を仕向ける。フロローはエスメラルダの「邪悪」が、彼の歪んだ心の鏡に映しだされた、彼自身の「欲望」なのだということに気づかない。気づかないまま、彼はエスメラルダに対する憎悪を募らせてゆく ――。だから、フロロー自身が自らの欲望に気づいたときにはもう遅い。彼はもう自分を止められないのだ。エスメラルダを愛人にするか、それとも魔女として殺すか。二つに一つ。こうして、フロローが自らの魂の悲痛な叫び ――「罪の炎」―― を歌い上げるシーンは、この映画の恐ろしくもドラマティックな名場面となっている。
フロロー判事が、この世界の残酷さと悲劇性を象徴する登場人物だとすれば、ノートルダム大聖堂こそ、この世界の中の聖域(サンクチュアリ)であり、我々の「救済」の象徴である。かつて、この聖堂で歌うエスメラルダより美しいディズニーヒロインはいなかったし、おそらくこれからも現れはしないだろう。そして、ノートルダムの鐘の音が荒廃したパリの街へ響きわたるとき、その鐘を撞くカジモドはこの残酷な世界に存在する「優しさ」の象徴にも思われてくる。フロローがこの世界の残酷さをどれほど教え込もうとしても、カジモドはこの世界に対する優しさと憧れを失わなかった。その彼が太陽の陽のもと、民衆とともにパリの街へと歩き出すラストシーンは、だから静かに私の胸を打つのだ。
2017年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速な対応ありがとうございました。とてもいいDVDでした。劇団四季のノートルダムの鐘のCDと比較しながら楽しんでます。
他の国からのトップレビュー

PF78
5つ星のうち5.0
Indispensable dans notre bibliothèque de dvd
2023年7月13日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Les enfants adorent

5つ星のうち5.0
Very good
2019年10月2日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Good quality , come here in time very of it !

Cliente de Amazon
5つ星のうち5.0
increible
2017年2月23日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
llego el día que me dijeron, me avisaron de todo el transcurso del envio, la película se ve hermosa, la pantalla se ve completa, simplemente me encanto, buen servicio de Amazon, seguiré comprando aqui.

Margret
5つ星のうち5.0
Very happy with this dvd
2016年3月2日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Classic. Very happy with this dvd.

George AG
5つ星のうち5.0
Clasicos Disney
2016年2月3日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
El envió me llego en tiempo y orden, sin ninguna complicación, mi primera compra en línea en esta plataforma y todo a la perfección, excelente servicio. Ahora a disfrutar!!!