前作の金田一耕助作品風味の作風とは違い、今作は学園ホラーテイストの作風になっています。
前作の楽屋オチ的な箇所(電話番号*16、熊田医師にそっくりな教師)や、コメディ要素(ひとみちゃん、オカマ君)も加わり、楽しさがアップしています。
今作は、前作と比べるとシナリオがスッキリとしている気がしますが、後編の怒濤の展開はお見事。
ラストの展開は鳥肌ものです。
3D全盛の現在では、味のあるドット絵がかえって新鮮で、BGMも印象深いです。
特にオープニングの朱色の背景色に真っ黒な学校が佇んでいる画面とBGMが強く印象に残ります。
前作の「消えた後継者」と共に楽しめる一本です。