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昭和34年の伊勢湾台風で妻子が行方不明となった吉野検事(宇津井健)と殺人の前科を持つ島崎(三國連太郎)は、17年後ようやく娘を探し出した。しかし、台風の際の混乱で親子の証拠となる物品が取り違えられていたことを知らぬまま、吉野の本当の娘・直子(山口百恵)は島崎の元へ、そして島崎の本当の娘いずみ(秋野陽子)は吉野のもとへ迎えられてしまう……。1970年代の大映テレビを代表する「赤い」シリーズの第3弾。運命のいたずらによって親子の愛憎劇が怒涛のように繰り広げられていくさまは、現在の韓流ドラマの先駆けともいえようか。『赤い迷路』『赤い疑惑』に続いて親子を演じた宇津井健と山口百恵の真摯なたたずまいは時を超えて接してもやはり印象深いが、今回はそれ以上に三國連太郎の怪演が圧倒的存在感で迫りくる。今回の百恵の相手役は映画『エデンの海』で共演した南条豊。演出陣は『ホタル』の降旗康男や『泥だらけの純情』の富本壮吉など。(増當竜也)
レビュー
出演: 宇津井健/山口百恵/秋野暢子/三國連太郎/志村喬/南條豊/岸田今日子/有馬稲子/池部良/木内みどり
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)