原作を読んでから鑑賞しましたが、少し消化不良な出来でした。
『リンゴを買ってくる』と言ったあと、そのまま行方不明になった彼女(笛木優子)に、実は何が起きていたのか?
次々と発生した、偶然と必然の皮肉なイベントの数々が、映画では非常にわかりにくかったと感じました。
あと、もうひとりの彼女を牧瀬理穂が演じていますが、原作の設定に比べて年下で仕事もできる(てゆうか、職場で机が隣って!!)ので、
ラストの『自分だけが知らなかった真実』についての衝撃のインパクトが弱くなっています。
笛木優子が非常に損な役回りでしょうか・・・。
映画としての出来はまあまあで、
原田康造は意外といい演技で存在感がありますし、
映画版のほうがオチが割り切れている気もします。。
ただ、撮影予算がよほどなかったのか、街中や駅のシーンで、やたら通行人がカメラを気にして振り返る
(エキストラでなく、本物の通行人?)なのがちょっと気になりました。
ジャンプ [DVD]
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フォーマット | DVD-Video |
コントリビュータ | 笛木優子, 井上由美子, 牧瀬里穂, 伊武雅刀, 竹下昌男, 鈴木砂羽, 佐藤正午, 原田泰造, 光石研 |
言語 | 日本語 |
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商品の説明
Amazonより
サラリーマンの三谷(原田康造)は恋人・みはる(笛木優子)のアパートに1泊したところ、翌朝彼女は失踪し、行方がわからなくなってしまった。彼女を探し続ける三谷と、そんな彼を思い続ける同僚のOL早苗(牧瀬理穂)。そして数年の歳月が経ち…。
「本の雑誌」が選ぶ2000年度ベスト1になった佐藤正午の同名小説を原作に、フリーの助監督出身でこれがデビューとなる竹下昌男が監督。ある日突然姿を消した恋人の行方を追うというミステリーの形をとりながら、現代を生きる若者の喜怒哀楽を浮き彫りにしていくヒューマン・ラブストーリーである。ネプチューンの原田はこれが映画単独初主演だが、優柔不断だがどこかさめてる若者像をナチュラルに演じている。韓国で人気の笛木の不可思議な存在感も、ドラマのミステリアス性を高めるのに貢献。全体的に80年代の日本映画を彷彿させるテイストも、どことなく懐かしいものがあった。(的田也寸志)
レビュー
監督: 竹下昌男 原作: 佐藤正午 脚本: 井上由美子 音楽: 大友良英 撮影: 丸池納 照明: 山川英明 録音: 白取貢 美術: 林千奈 編集: 奥原好幸 出演: 原田泰造/牧瀬里穂/笛木優子/光石研/鈴木砂羽/伊武雅刀
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- EAN : 4934569619945
- 監督 : 竹下昌男
- メディア形式 : DVD-Video
- 発売日 : 2004/11/26
- 出演 : 原田泰造, 笛木優子, 牧瀬里穂, 光石研, 鈴木砂羽
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B000666PVG
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 126,646位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,039位日本のラブロマンス映画
- - 1,192位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 5,969位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧にストーリーを映像化した。原田泰造の抑制的な演技が光る。同じ竹下監督で主演作を撮影中というが楽しみだ。
2008年9月29日に日本でレビュー済み
「リンゴを買いに行ってくる」と言った切り、失踪してしまった恋人を
探すミカミ。必死で彼女の当日の行動をさぐり、彼女を探そうとする。
「なぜ彼女はいなくなってしまったのか」苦悩するミカミ。
ミカミが恋人をひたすら探す90分がひたすらタイクツだった。
そして、彼女が失踪した謎が、5年後に明らかになる。
その真相にあっけに取られた。
ヒドイ話だな〜 。。。というか、男にとっては恐ろしい話だった。
女って、身勝手で残酷な生き物だ、って言いたいのかな。この映画。
探すミカミ。必死で彼女の当日の行動をさぐり、彼女を探そうとする。
「なぜ彼女はいなくなってしまったのか」苦悩するミカミ。
ミカミが恋人をひたすら探す90分がひたすらタイクツだった。
そして、彼女が失踪した謎が、5年後に明らかになる。
その真相にあっけに取られた。
ヒドイ話だな〜 。。。というか、男にとっては恐ろしい話だった。
女って、身勝手で残酷な生き物だ、って言いたいのかな。この映画。
2011年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベストセラーになった佐藤正午の恋愛ミステリー小説の映画化。リンゴ(象徴的)を買いに行ってくると言って失踪した恋人を捜す男の御話。
急激なパラダイムの変化が起きたのか、それとも奥深いところで連関する前触れなのか。いわくありげに示唆されていく複雑な構造。しかし、
磁器の肌のように滑らかでもある。飾り気はない。わざとらしさも排除。率直な説得力と人情味。時の声を捉えてるが、そこに怒りの種も。。
ひとつの世界が終わりを告げたと、反射的に動いて単純化するか。新しい世界が始まったと、感性に直接触れたものを抽象化するか。
目に入るものと、目に入らないものとで組み合わさったパラドックス。ほかの何者でもないが水のように変わる形態。だので結局は、
拒絶もしないが支持もしないものに。そしてそれこそ原作者の魅力だろう。情熱的なのか嘲ってるのか。。
でもまあ、気取りたくなるときもあるよお。自然に張られる虚勢。でもワガママだからさ、過度に浮ついてしまったらね、お願いだから
嬉々とした支配ですくい取ってくれ。そんな風に言ってみた今日この頃。
「彼(フランツ・リスト)は何千人もの人に聴かせる様に弾くが、私はただ一人の人に聴かせるために弾く」と言ってしまったのはショパン。
「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな」と言ってしまったのはジミヘン。
「女に成ったあたしが売るのは自分だけで同情を欲した時に全てを失うだろう」と歌ってしまったのは林檎。
なんとなくこんなのが浮かんできた今日この頃。かっこいいのかどうなのか。。ふむ。。最高にウダウダしてしまってる今日この頃(笑)。
急激なパラダイムの変化が起きたのか、それとも奥深いところで連関する前触れなのか。いわくありげに示唆されていく複雑な構造。しかし、
磁器の肌のように滑らかでもある。飾り気はない。わざとらしさも排除。率直な説得力と人情味。時の声を捉えてるが、そこに怒りの種も。。
ひとつの世界が終わりを告げたと、反射的に動いて単純化するか。新しい世界が始まったと、感性に直接触れたものを抽象化するか。
目に入るものと、目に入らないものとで組み合わさったパラドックス。ほかの何者でもないが水のように変わる形態。だので結局は、
拒絶もしないが支持もしないものに。そしてそれこそ原作者の魅力だろう。情熱的なのか嘲ってるのか。。
でもまあ、気取りたくなるときもあるよお。自然に張られる虚勢。でもワガママだからさ、過度に浮ついてしまったらね、お願いだから
嬉々とした支配ですくい取ってくれ。そんな風に言ってみた今日この頃。
「彼(フランツ・リスト)は何千人もの人に聴かせる様に弾くが、私はただ一人の人に聴かせるために弾く」と言ってしまったのはショパン。
「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな」と言ってしまったのはジミヘン。
「女に成ったあたしが売るのは自分だけで同情を欲した時に全てを失うだろう」と歌ってしまったのは林檎。
なんとなくこんなのが浮かんできた今日この頃。かっこいいのかどうなのか。。ふむ。。最高にウダウダしてしまってる今日この頃(笑)。
2005年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前から「もしかしたら運命って・・あるのかな?」なんて思っていました。
この映画はその「運命」への導かれ方が描かれているのではないかと思います。
※マジですか?って変な奇跡ってたまに経験しますよね?それが立て続けに???
ずっとドキドキしながら観て、最後は「え?」
最近鑑賞した中ではかなり良かったです。
しかも後々まで余韻が残る。恋人役の笛木優子さん(南雲みはる)はあまり登場しないのですが、妙な心象があり、何故泰造(三谷)が惹かれたのか解かった気がしました。
彼女本も翻訳されているのですね。
この映画はその「運命」への導かれ方が描かれているのではないかと思います。
※マジですか?って変な奇跡ってたまに経験しますよね?それが立て続けに???
ずっとドキドキしながら観て、最後は「え?」
最近鑑賞した中ではかなり良かったです。
しかも後々まで余韻が残る。恋人役の笛木優子さん(南雲みはる)はあまり登場しないのですが、妙な心象があり、何故泰造(三谷)が惹かれたのか解かった気がしました。
彼女本も翻訳されているのですね。
2009年5月14日に日本でレビュー済み
元より俳優原田泰造のファンで(もちろんお笑い芸人としても好きなのですが)本作に興味を持ったのですが
先に偶然書店で原作を見つけてそちらから読み進めました。
原作と比較すれば主人公の優柔不断さは原田泰造が演じることによって格段にわかりやすく、そして情緒的になっていてすごく良かったです。
月並みな感想なので少し話を飛ばしますが、自分が一番気になったのは福岡関連の報告書のシーンです。
これを提出しなかったために原田泰造演じる主人公の三谷は営業部へ転属させられるのですがこの報告書、鈴乃木に渡しているのです。
三谷は光石研演じる課長の松永が、自分の報告書をなかったことにしたと判断するのですが自分は、この報告書を鈴乃木が松永に渡さなかったのではないかと思いました。
原作にはない展開であり、この伏線を回収するには鈴乃木本人に問いただすしかないのですがそんなことを出来るはずもなく、
何より主人公の三谷が疑問を持つこともなく映画は終了します。
これに関して色々と意味ありげなシーンがあったのでここだけが気になっています。
終わった後もいろいろと考えさせる映画です。
それと、ちらっと映った失踪した彼女の部屋の本棚に原作者である佐藤正午の著作が並んでいるのにはにやりとさせられました。
撮り方といいストーリーといい、非常に心地いい邦画で大変楽しい2時間を過ごさせていただいた気分です。
先に偶然書店で原作を見つけてそちらから読み進めました。
原作と比較すれば主人公の優柔不断さは原田泰造が演じることによって格段にわかりやすく、そして情緒的になっていてすごく良かったです。
月並みな感想なので少し話を飛ばしますが、自分が一番気になったのは福岡関連の報告書のシーンです。
これを提出しなかったために原田泰造演じる主人公の三谷は営業部へ転属させられるのですがこの報告書、鈴乃木に渡しているのです。
三谷は光石研演じる課長の松永が、自分の報告書をなかったことにしたと判断するのですが自分は、この報告書を鈴乃木が松永に渡さなかったのではないかと思いました。
原作にはない展開であり、この伏線を回収するには鈴乃木本人に問いただすしかないのですがそんなことを出来るはずもなく、
何より主人公の三谷が疑問を持つこともなく映画は終了します。
これに関して色々と意味ありげなシーンがあったのでここだけが気になっています。
終わった後もいろいろと考えさせる映画です。
それと、ちらっと映った失踪した彼女の部屋の本棚に原作者である佐藤正午の著作が並んでいるのにはにやりとさせられました。
撮り方といいストーリーといい、非常に心地いい邦画で大変楽しい2時間を過ごさせていただいた気分です。
2006年10月10日に日本でレビュー済み
原作は読んでけっこう好きな作品
あたしのイメージではもう少しサワヤカ青年に主役のミタニをやってもらいたかったが、
原田泰造・・・。
くたびれたサラリーマンしかイメージわかない
案の定、くたびれたサラリーマンの哀愁たっぷり
逆にそれが現代の男のリアルさとリアリティーをだしていたのかも
わりと原作に忠実で雰囲気も壊されずよい作品でした
あたしのイメージではもう少しサワヤカ青年に主役のミタニをやってもらいたかったが、
原田泰造・・・。
くたびれたサラリーマンしかイメージわかない
案の定、くたびれたサラリーマンの哀愁たっぷり
逆にそれが現代の男のリアルさとリアリティーをだしていたのかも
わりと原作に忠実で雰囲気も壊されずよい作品でした
2008年11月8日に日本でレビュー済み
本作は現代劇なのにファンタジー色が強いのはなぜだろう。大林組の助監督時代に鍛えられた竹下監督が大林色を踏襲していることがひとつ。もうひとつはエンジンネットワークの製作だからだろう。この会社は「はつ恋」とか「深呼吸の必要」とか、こういうココロに響く作品作りでは右に出るものがない。みんなが経験する「人生の岐路」を描く本作も、観ている側が「あー、わかるわかる」という思いで一気に入り込める。主演の原田泰造のどっちつかずの性格も日本人男性の代表のようで(笑)みはるをどこまでも追いかける行為も思わず応援したくなる魅力があった。横浜ランドマークタワーの34階にある会社って、そこそこの企業だと想定されるが、5日も6日も(ほぼ)無断欠勤して大丈夫なのだろうか、とは考えたけれど(笑)、まあ映画だから良しとしよう。またこういう助監督上がりの監督作品には、ご祝儀的に出演する俳優も豪華なことが多い。本作も中井貴一、寺島進といった名優がワンカットだが顔を見せているほか、ブレイク前の佐藤隆太も無愛想なコンビニ店員役で登場している。リンゴの意味がムリクリっぽい感じもしたけれど、全体としては良くできたシャシンだと思う。おススメです。