北海道開拓におけるタコ部屋労働の実態を、現地調査と関係者への聞き取り取材で描いた作品です。
タコ部屋での非人間的な労働を強制していたのは人間性のかけらもない連中ですが、それを間接的に要求していたのは元請けの大企業と言えるでしょう。政財界の紳士諸氏はその大企業に認可を与えて方針を伝えていただけです~~~表向きの構造はこのようになります。欲望渦巻く人間世界の経済活動には一定数の悪と悪人が存在しているのは否定できません。そして、自らの利害を超えて理想を持ち続けることは難しい事であると思いました。
本書の著者であり、主人公である賀沢昇さんの逃亡生活は吉村昭さんの小説「逃亡」の題材にもなっています。吉村昭さんの筆力を味わえる小説ですのでお勧めです。
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