クロフツの作品を久しぶりに読んだ。
長編で、しかも物語の展開が遅いので、最初は読みにくさを感じるが、後半になりフレンチ警部の捜査が佳境に入ってくると、読み進む速度が早くなっていく。
犯人逮捕後に真相が明らかになるが、単なる真相の羅列になっており、味気無さが否めない。
全般を通じて、読者がフレンチ警部の丹念な捜査を追い続けることで、彼に対する親近感が沸いてくる。
そのために、地味な物語の展開ではあるが、次の作品も読んでみたい気分になる、不思議な作品である。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
フレンチ警部最大の事件 (1959年) (創元推理文庫) 文庫
登録情報
- ASIN : B000JASFE4
- 言語 : 英語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,317,330位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 245,856位文庫
- カスタマーレビュー: