ずっとCombat Flight Simulator2をやってまして、なかなか新しいCF4が出ないなあ、と思いつつ、他のソフトを探していたのですが、このIL-2は、箱写真からして、中身がゼロ戦に結びつかず、ずっと見逃してました。
さてソフトの出来ですが、グラフィックなどは、現行品で最高レベルのものだと思います。
空母、駆逐艦の精巧さには感激しました、着艦フックでワイアーに引っ掛けなければオーバーランします。海、雲の表現もリアルです。飛行場も、いろんなパターンがあり楽しめます。
ただしゼロ戦に関しては(未だゼロ戦しか操縦してない)、エンジンの音、機銃の発射音などは、オリジナルでなく、他の飛行機と重複している効果音のようです。
キャンペーンは、空母決戦がメインで、ラバウル−ガダルカナルが未だ出てきません。
また、高空を飛行している時の水平線が、丸くなりすぎているような気がします。
CPU 1.5GHzの古いパソコンでも、プレイできました。
なんといっても嬉しいのは、飛行行程の記録ができ、外部視点での自分の飛行の再現ができることです。
あと、オートパイロット機能があり、Aキーを押すと発艦−巡航−空中戦−帰投−着艦とコンピュータがしてくれ、お手本になります。
ただし、複数の敵機との空中戦は、敵機との駆け引きの関係で、オートパイロットでは撃墜されることも多いです、そこで同機能の解除で、自分自身の出番となります。(結局撃墜されてしまうことも多いですが)
追記1
どうやらこのIL-2の空母決戦のキャンペーンの進行の考え方の基本には、航空母艦同士の戦いという特殊条件が加味されていないと思われる。わかりやすくいえば、航空母艦の形をした地上基地同士での戦い、ということか。
具体的には、(敵機が攻撃を仕掛けてくるときに、艦戦、艦爆、艦攻、共に同時に同じ方向から攻めてくる)、(一つの海戦での自機の出撃回数が異様に多い)、(航空母艦では、予備の機体が少なく、消耗により戦闘が終了すると思われる場面でも次のミッションが用意されている)、などラバウル−ブーゲンビル の間の戦闘をしているのかと錯覚してしまう。
ロシアには、航空母艦で戦った経験がないのでこのようなキャンペーンの進行になっているのだと思う。
この辺の改良と、ソロモン諸島のキャンペーンが追加されれば、3倍面白くなると思ってます。
ちなみに、自機に有利な設定で、撃墜しまくった結果、36ミッションでキャンペーンは終了しました、そしてその最後のミッションとは???、なんと!!!な結果が用意されてました(史実とは違います、海軍航空隊の一員として必死に戦ったつもりの自分にはその最後のミッションの状況がすぐには飲み込めず、理解した時には思わず目頭が熱くなりました)
追記2
Mission4 Todyというサイトがありまして、そこで、個人で(世界中各国のフライトシムマニア)で作成したいろんなミッションがダウンロード出来ます。
南方戦線〜ソロモン諸島の戦いも用意されてます。結構たのしめますが、地形は他の地区の流用なのが非常に
残念です。