王立宇宙軍 オネアミスの翼 [Blu-ray]
フォーマット | ドルビー, 色, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 山賀博之, 森本レオ.弥生みつき.内田稔.飯塚昭三.村田彩.曽我部和恭.平野正人.鈴置洋孝.伊沢弘.戸谷公司 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 4 時間 |
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商品の説明
商品紹介
シロツグ・ラーダット。彼は戦わない軍隊、「王立宇宙軍」の兵士。
この30年の歴史を誇る宇宙軍も政府には見放され、今じゃ人間どころか人工衛星すら満足にあげられない。いつの間にやら、宇宙への夢も遠ざかり訓練もさぼり放題のシロツグ。そんなある日、街で神の教えを説くふしぎな少女リイクニに出会ったことでシロツグの運命は変わってしまった。シロツグは仲間の兵士の反対にもめげず宇宙パイロットに志願してしまったのである。
かくして「王立宇宙軍」の威信と名誉挽回の宇宙飛行計画が開始された…。
毎回封入特典 特製ブックレット
他、仕様 次世代ディスクとDVDをそれぞれトールサイズケースでボックスに収納した豪華仕様!!
他、仕様
音声は日本語音声:ドルビーTrueHD(5.1ch)・リニアPCM(ドルビーサラウンド)と英語音声:ドルビーデジタル(ドルビーサラウンド)を収録。
リニアPCMは劇場公開バージョンを収録。
音声は日本語音声(5.1ch)と英語音声(ドルビーサラウンド)を収録。
Amazonより
1996年に「新世紀エヴァンゲリオン」を発表し、センセーションを巻き起こしたGAINAXの第1回制作作品。庵野秀明が作画監督に、平成「ガメラ」シリーズの特技監督・樋口真嗣が助監督として参加している。
湖のほとりの王国・オネアミスには30年の歴史を持つものの、現在では闘わない軍隊と化している王立宇宙軍があった。人工衛星も満足に打ち上げられない軍に、シロツグ(森本レオ)の宇宙への夢も遠ざかるばかり。そんなある日、街で神の教えを説く不思議な少女リイクニ(弥生みつき)と出会ったことで、彼は仲間の反対にもめげず、宇宙パイロットに志願してしまう。かくして王立宇宙軍の、威信と名誉をかけた有人宇宙船打ち上げ計画が開始された。
制作当時24歳だった山賀博之監督は、困難を乗り越えて宇宙へと旅立つシロツグの姿を、独自の姿勢と手法でアニメ制作の道を切り開くGAINAXの仲間たちと重ね合わせている。演出はシロツグたちの生活ぶりのシチュエーションを細かく積み重ねた後に、クライマックスのロケット発射でカタルシス炸裂という正攻法を用いている。(斉藤守彦)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 20 x 14 x 3.8 cm; 0.28 g
- EAN : 4934569350022
- 監督 : 山賀博之
- メディア形式 : ドルビー, 色, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 4 時間
- 発売日 : 2007/7/27
- 出演 : 森本レオ.弥生みつき.内田稔.飯塚昭三.村田彩.曽我部和恭.平野正人.鈴置洋孝.伊沢弘.戸谷公司
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B000OPP8IU
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 163,364位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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作画の美しさ(特に動きのある雲とその背景の青空!)や偏執的といっていいアニメーションについては多くの方が触れらているので心理描写の表現について触れてみたく…。
個人的には直接的な描写をはさまず、シロツグの心理が変わっていく様をものすごくきれいに表した作品だと思います!
下記にストーリーを踏まえながら私が思うシロツグの心境の変化を記載してみようと思います。
初めは中流家庭の出身として漠然とした空へのあこがれを抱きながら、享楽的に日々を過ごしていたシロツグ。
偶然出会ったリイクニによい恰好を見せたく、その場の勢いで宇宙飛行士に志願します。
飛行機に乗ったりといった様々な訓練、ロケット自体の製造など、有人衛星を打ち上げるための準備は進みます。
同時にシロツグとリイクニの交友も進み、彼女と妹が困窮していること、彼女らの両親の仲が悪く、それを嘆いて宗教を通して平和を願っていることをシロツグは知ります。
ロケット打ち上げに対する世間の反応は主に二極化。ヒーローとしてシロツグを持ち上げる人々と、そんな無意味な行為に金を費やすくらいなら貧困への対策を打てばよいだろうという人々、両者の反応がシロツグの目に入ります。
リイクニが困窮していることを知っているシロツグは、自身が目指している有人宇宙飛行の意義に迷います。
リイクニにもらった聖典を読んだり、リイクニ自身の家に飛び込んで答えを探しますが、リイクニに見送られて、ついにロケット打ち上げの日がやってきます。
ロケットを狙った隣国が攻めてきて、打ち上げ中止を決断しようとする管制室に対して、シロツグはこの仕事をやり切るんだと声を上げます。(個人的な解釈としてはシロツグは一定の熱量を持って長期間向かい合ったこと、空へのあこがれがないまぜとなってこのような発言に結びついたのだと思います。それでも自分とリイクニの間の溝に結論は持てないのだと思っています。)
ついに打ちあがるロケット。シロツグは宇宙空間で地球を眺めながら、周波数を合わせて地上へ言葉を伝えます。
熱量のままに宇宙へ到達したシロツグが口に出したその内容は、事前に練習していたモノとは異なりました。
前に進んでいくことしかできない人類の未来に、暗闇を用意しないでくださいという祈り(リイクニに教わった祈り!!!)だったのでした。
半ば夢をあきらめたシロツグがリイクニに出会った結果、どれほど悩んで前に進み続けたのか、私は想像することしかできません。
ただその道筋が美しく、切なく描かれている作品だと思いました。
追記:
リイクニにシロツグが手を出したシーンについていろいろな意見があるようなので私の意見を。
まず現代(2023年)の価値観に照らし合わせると間違いなくアウトなのは前提です。謝ったとしても許されることではありません。ちなみにレビューアは30歳です。
そのうえでこのアニメが作成された年代、クリエイターの年代を踏まえないと、この描写がどういった意味を持って用意されているのか解釈が難しくなると思います。
この作品が作成されたのは1997年、これを作成したクリエイターはおそらく当時40~30歳くらいです。
ですので現代の55歳~65歳程度の方々だと思われます。
そういった方々と会話したり近しい年代の作品を見たときに、「男性の欲望は抑えがたく、それを女性はうまくいなすべき」といった風潮があるように思います(正直書いていて現代の感覚に合わなさ過ぎてキツいですが)。
上記を踏まえて該当の描写を見たときに、殴ったリイクニが謝ったりシロツグの怪我を心配する描写から、リイクニの自信のなさや宇宙飛行士として持ち上げられるシロツグと自分の距離を表現したかったのかな…と思っています。
少年期の自分に戻る。