18年ぶりにプレイしますが、かなり新鮮ですね。
真紅は数年前までXbox版をやっていたので、キャラの姿は変わったものの、新鮮味はありませんでした。
買う前は内容をほとんど覚えておらず、ただおもしろそうな期待感がありましたが、そのとおり買って良かったですね。
本当にこのシセイはセンスと雰囲気がすごく良くて気に入ってます。
零シリーズではこのシセイとwii版の月蝕の仮面をおすすめします。
この2つはクオリティも高いですが、雰囲気も最高です。
カメラはwiiの零シリーズと違って、やはり断然やりやすいですね。
光と影の描写なんかもPlayStation2のほうがきちんと表現できてます。
操作性は良いのか、怜の動きは少しキビキビしてます。
他の零シリーズと違うのは、部屋や廊下が広かったり、天井が高いところですね。
これがかなり新鮮な感動を与えてくれます。
ゲーム的な部分について書くと、この刺青は通常攻撃がほとんど効きません。
07式フィルムも他シリーズと違って、弱すぎて倒せません。
そしてwiiの月蝕と違って、フェイタルフレームの連チャンがだいたい1回しかありません。
しかもタイミングが遅く、一瞬なので月蝕や真紅よりも難しく感じると思います。
スティックを軽く倒しても大きく動くので、狭いとこでは幽霊と距離をつめてしまい、やりにくいです。
振り返った時とか、自分に動きがある時に素早くボタンを押しても、カメラを構えない場合もあります。
このように良いゲームでありながら、惜しい点もあります。
まあ、イージーならフェイタルフレーム1、2発で倒せることが多いから、タイミングさえわかれば楽勝です。
この刺青は前作シリーズの一部のマップとつながってます。
刺青の舞台、眠りの家とつながってますが、前作シリーズのマップの構造は部分的なつぎはぎのようなもので、
まったく同じではありません。眠りの世界ですから、部分的に再現されてるだけですね。
まあ、俺が思うには無理やり前作シリーズと世界をつなげるのはシラケるのでいらなかったと思います。
刺青は刺青だけの独立した世界で良かったです。
ちなみに幽霊屋敷から外に出ると、自宅で目覚めて体力が回復します。
自宅は一軒家で、実際に暮らしているようにしっかり作られています。
広い家の中は深紅以外に誰もおらず、寂しくて静かで、外は雨が降っており、物憂げな雰囲気に包まれています。
部屋の片隅が薄暗かったり、こういう詩的な雰囲気は2005年という旧時代ならではのものですね。
もし、リマスターやリメイクを作ってもこの雰囲気を再現することはできないと思います。
まあ、過去の作品に泥を塗るような余計なリメイクなどはいりませんが。
刺青はPlayStation2だけのものです。
PlayStation2本体を買ってでも、買って遊ぶ価値のある素晴らしいゲームです。