カフェ音楽がコンセプトのアルバムで、全体がギター中心のアコースティックアレンジになっていますが、オリジナルメロディーを生かしたアレンジもあれば、ボサノバ風リズムのアレンジもあります。ボサノバアレンジにあわせるためなのか、メロディも編曲されていてちょっと無理なアレンジかなと思う曲やボサノバアレンジにはまる曲もあります。
個人的にはオリジナルアレンジを知っていて、アレンジを楽しむ趣のアルバムかなと思います。ボサノバアレンジで制約をうけている曲もあるので、このアルバムだけで川嶋あいさんを評価してほしくないですね。これから川嶋あいを聞こうという人には、このアルバムでなく、これから発売されるSingle BestかCoupling Bestから始めたほうがいいかも。それで興味をもったら、他のアルバムやMini Album(あいさんのHPから購入できます)を聞いて、それからこのアルバムを聞いたほうがいいと思います。
こういうコンセプトアルバムに挑戦していく姿勢は評価できますが、今回はちょっとマニア向けになってしまったかなと思います。