Keith Emersonが亡くなった。71歳だったという。ELPのデビュー・アルバムの発売当時
高校生だった自分も、既に還暦を過ぎた。皆平等に歳をとる。時の流れは早い。
Keith EmersonがThe Niceで成し遂げられなかった、実力が拮抗するトリオを目指して
結成したELP。3人の名前を並べただけのシンプルなバンド名は、自信の現れだったろう。
確かにThe Niceのリズム・セクションの弱さ、ヴォーカルの貧弱さは、Keithをいらつかせて
いたことだろう。歌えるベーシスト・Greg Lakeと、突っ走るJazz系ドラマー・Carl Palmer
とで結成したELPには大きな衝撃を受けた記憶がある。(当初はJimi Hendrixを加えたHELPと
いう話もあったらしい。そういえば、The Niceも最初はDavid O'Listというギタリストがいた。
Jimi+ELP・・・想像すると、聴いてみたかった気もする。)
LPアルバムを手にした時のイメージは、ジャケットが何やら難解。また、ギターとヴォーカルが
メインのハードロックにはまっていた自分にすれば、キーボードがリードするELPは難しかった。
Keith Emerson=クラシック、Carl Palmer=ジャズ(ブラシを使うロックのドラマーがいただろうか?)
というイメージで、Greg Lakeだけがロックしている感じだった。従って専ら「Lucky Man」を
愛聴していた。曲の終盤で登場するムーグの音色は、とても新鮮だった。
所謂プログレッシヴ・ロックのエッセンスは、すべてこの1枚にあると思う。
他の方も言っておられるように、ELPの代表作は「タルカス」、「恐怖の頭脳改革」と
いうのが定番化している。けれど、彼らの才能の発露、勢いではこのアルバムが勝って
いると思う。まるで溜まっていたものを、一挙に解き放った、という感じだ。
出逢ってから45年。当時は難解と感じたこのアルバムも、我が愛聴盤の1枚になった。
Keithよ、安らかに♪,
エマーソン、レイク&パーマー(K2HD/紙ジャケット仕様)
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, リミックス含む, 2016/7/29
"もう一度試してください。" | 通常盤 | ¥2,021 | ¥2,819 |
CD, 2001/3/16
"もう一度試してください。" | 1枚組 | ¥5,497 | ¥968 |
CD, 2010/6/23
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥5,986 | ¥4,987 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2012/5/23
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター |
—
| ¥16,500 | ¥2,667 |
CD, インポート, 1993/11/16
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥693 |
CD, CD, インポート, 2011/2/25
"もう一度試してください。" | CD, オリジナルレコーディングのリマスター |
—
| — | ¥792 |
CD, インポート, 1996/5/21
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥898 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, インポート, 2004/11/16
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, インポート |
—
| — | ¥946 |
CD, 2005/9/28
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥979 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, インポート, 2007/4/24
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, インポート |
—
| — | ¥980 |
CD, 限定版, 2002/11/21
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥1,763 |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, 2008/9/24
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター |
—
| — | ¥2,050 |
CD, 限定版, 2005/9/28
"もう一度試してください。" | 限定版 | — | ¥2,404 |
CD, CD, CD+DVD, 2012/9/4
"もう一度試してください。" | CD, CD+DVD |
—
| — | ¥4,015 |
CD, インポート, 2016/7/29
"もう一度試してください。" | 通常盤 | — | ¥8,030 |
CD, インポート, 2012/9/25
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥14,807 |
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曲目リスト
1 | 未開人 |
2 | 石をとれ |
3 | ナイフ・エッジ |
4 | 運命の三人の女神 |
5 | タンク |
6 | ラッキー・マン |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 17 x 15 x 0.2 cm; 40.82 g
- メーカー : ビクターエンタテインメント
- EAN : 4988002547500
- 時間 : 42 分
- レーベル : ビクターエンタテインメント
- ASIN : B0018BXN3Q
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 201,400位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 39,333位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
購入したのは、2011年リマスター輸入盤です。
ELPのアルバムでこのデビューアルバムが一番好きという人が沢山いますが、私もその一人です。
どの曲も中身が濃く驚きに満ちています。
唯一「もっとできたのでは」と思えるのは「Take a Pebble石をとれ」でのグレッグのソロパートです。何だか中途半端に終わってしまった感じがしました。ライブではもっといい演奏が聞けていたので、このスタジオ録音は少し残念です。
The Three Fatesの3曲目Atroposはグレッグが加わっていないという話をネットで見かけたのですが、ジャケットにもPiano Trioとあり、聴いてみてもベースの音は聞こえているので、グレッグも入っていると確認しました。
当時の写真やポスターなどの貼り付けがあり、当時のメンバーのいろいろなコメントが掲載されているライナーノーツも予期せぬ特典でした。
ELPのアルバムでこのデビューアルバムが一番好きという人が沢山いますが、私もその一人です。
どの曲も中身が濃く驚きに満ちています。
唯一「もっとできたのでは」と思えるのは「Take a Pebble石をとれ」でのグレッグのソロパートです。何だか中途半端に終わってしまった感じがしました。ライブではもっといい演奏が聞けていたので、このスタジオ録音は少し残念です。
The Three Fatesの3曲目Atroposはグレッグが加わっていないという話をネットで見かけたのですが、ジャケットにもPiano Trioとあり、聴いてみてもベースの音は聞こえているので、グレッグも入っていると確認しました。
当時の写真やポスターなどの貼り付けがあり、当時のメンバーのいろいろなコメントが掲載されているライナーノーツも予期せぬ特典でした。
2018年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしい。
音などに特に不満なし
EL&P、最高です。
KEITH EMRSON & GREG LAKE R.I.P.
音などに特に不満なし
EL&P、最高です。
KEITH EMRSON & GREG LAKE R.I.P.
2012年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スティーヴン・ウィルソンがプロデュースした3枚組。内容は
'1:2011年版を基にしたオリジナル・ミックスCD。
'2:一部の曲の差し替えをしている2012年新ミックスCD。
'3:2012年新ミックスを用いた5.1ch音源、ハイレゾ音源のDVD-Audio。
これで文句があるわけない、これが決定版だろうと思ったのだが…。
'1と'3はいいが、'2だけに問題がある。2に収録されている
『アトロポス』だけスピードが遅い。やけにもったりとしている。
'3で聴くと、今まで『運命の三人の女神』で聴き慣れたスピードだ。
…という事は、'2の『アトロポス』はテープの速度を間違えたのではないか?
何故、こんなあってはならないミスをしてしまったのだろうか?
(「'3だけを聴いてればいい」と言われたらそれまでだが…)
新ミックス自体の内容は非常に良い。無駄に音圧を上げるような事もせず、
『未開人』の終盤のピアノが増えていたりと”細かい違い”を探すのが楽しい。
それだけに上記のミスが非常に残念だ。自分は「タルカス」はまだ未聴だが、
どうか「タルカス」にはこんな間違いはあってほしくない。
'1:2011年版を基にしたオリジナル・ミックスCD。
'2:一部の曲の差し替えをしている2012年新ミックスCD。
'3:2012年新ミックスを用いた5.1ch音源、ハイレゾ音源のDVD-Audio。
これで文句があるわけない、これが決定版だろうと思ったのだが…。
'1と'3はいいが、'2だけに問題がある。2に収録されている
『アトロポス』だけスピードが遅い。やけにもったりとしている。
'3で聴くと、今まで『運命の三人の女神』で聴き慣れたスピードだ。
…という事は、'2の『アトロポス』はテープの速度を間違えたのではないか?
何故、こんなあってはならないミスをしてしまったのだろうか?
(「'3だけを聴いてればいい」と言われたらそれまでだが…)
新ミックス自体の内容は非常に良い。無駄に音圧を上げるような事もせず、
『未開人』の終盤のピアノが増えていたりと”細かい違い”を探すのが楽しい。
それだけに上記のミスが非常に残念だ。自分は「タルカス」はまだ未聴だが、
どうか「タルカス」にはこんな間違いはあってほしくない。
2020年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史的な名盤。トリロジーが新品で購入出来なくなっているので、お好きな方はお早めに。
2019年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ELPのデビュー作です。高校生のころ買ったレコードはあるのですが、プレーヤーがないので聴きたくても聴けませんでした。
非常に懐かしく聴かせてもらいました。
当時は収録されていなかったサービス曲もあり、満足してます。
非常に懐かしく聴かせてもらいました。
当時は収録されていなかったサービス曲もあり、満足してます。
2019年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生だった頃にアナログで聴いていたグレグ・レイクの美声を聴きたくて。K・エマソンがヤナーチェクを借用書していたんですね。思い出が新たになりました。
2022年6月1日に日本でレビュー済み
英プログレ四天王の一角、エマーソン・レイク&パーマーの1970年リリースのデビュー盤です。
予てより知名度のあった職人気質&名うてのメンツによって結成されたスーパー・グループであり、当然、それなりのものを仕上げてくるであろうことは容易に想像出来た訳ではありますが、それにしても、その予想の遥か上を行っていたというのが本作であり、掛け値なしの圧倒的な完成度を誇る傑作アルバムとなっています。
この当時、『クリムゾン・キングの宮殿』はじめ、ある程度の佳作名作は世に出ており、ロックの1ジャンルとしてのプログレというのは、その認知度についてはそれなりに上がってきていた状況であり、既に黎明期というのは脱していたと思われます。
したがって、本作を作り上げた3人については、この方向性の音楽をどのようにすれば上手く生み出せるのか、そのレシピというものを十二分に熟知していたものと思われます。
ただし、だからと言って、これを後出しジャンケンというつもりは自分には全くありません。
それは、この音に対峙すればすぐに分かることで、このジャンルにおける無限に広がる可能性のひとつをものの見事に指し示したとは断言出来ても、とてもじゃないが二番煎じとか出涸らしなどと呼ぶことはあり得ないというのは当然の話です。
とにかく、圧倒的な演奏技術、究極の斬新性、心打ち震える美旋律、超高度な音楽性等々に満ち溢れているのがこの作品の本質です。
ロックという音楽は、ここまで高次元に進化することが出来るのかと、本当に身震いする程の凄さです。
そして、これをたった3人の若者が、殆どギミックなしで、凄まじいばかりの説得力を保持しながら聴かせ切ってしまったというのが、当時における何物にも代えがたい衝撃の正体だったのだと思います。
デビュー盤からいきなり完成形を提示して魅せたというのは、長いロック史上においてもそうそうあるものではありません。
たとえそれが出来たとしても、大抵は2作目以降から失速していくものなのですが、彼らに関してはそういったこともありませんでした。
ここから70年代中盤まで続く彼らの仕事というのは、ロック史におけるひとつの奇跡と呼んでもいいのかもしれません。
本作で提示してみせたものと、その完成度の高さにおいて全く同等のものが、スタジオ作ライヴ作含め、この後も連続して5作が登場していくことになります。
予てより知名度のあった職人気質&名うてのメンツによって結成されたスーパー・グループであり、当然、それなりのものを仕上げてくるであろうことは容易に想像出来た訳ではありますが、それにしても、その予想の遥か上を行っていたというのが本作であり、掛け値なしの圧倒的な完成度を誇る傑作アルバムとなっています。
この当時、『クリムゾン・キングの宮殿』はじめ、ある程度の佳作名作は世に出ており、ロックの1ジャンルとしてのプログレというのは、その認知度についてはそれなりに上がってきていた状況であり、既に黎明期というのは脱していたと思われます。
したがって、本作を作り上げた3人については、この方向性の音楽をどのようにすれば上手く生み出せるのか、そのレシピというものを十二分に熟知していたものと思われます。
ただし、だからと言って、これを後出しジャンケンというつもりは自分には全くありません。
それは、この音に対峙すればすぐに分かることで、このジャンルにおける無限に広がる可能性のひとつをものの見事に指し示したとは断言出来ても、とてもじゃないが二番煎じとか出涸らしなどと呼ぶことはあり得ないというのは当然の話です。
とにかく、圧倒的な演奏技術、究極の斬新性、心打ち震える美旋律、超高度な音楽性等々に満ち溢れているのがこの作品の本質です。
ロックという音楽は、ここまで高次元に進化することが出来るのかと、本当に身震いする程の凄さです。
そして、これをたった3人の若者が、殆どギミックなしで、凄まじいばかりの説得力を保持しながら聴かせ切ってしまったというのが、当時における何物にも代えがたい衝撃の正体だったのだと思います。
デビュー盤からいきなり完成形を提示して魅せたというのは、長いロック史上においてもそうそうあるものではありません。
たとえそれが出来たとしても、大抵は2作目以降から失速していくものなのですが、彼らに関してはそういったこともありませんでした。
ここから70年代中盤まで続く彼らの仕事というのは、ロック史におけるひとつの奇跡と呼んでもいいのかもしれません。
本作で提示してみせたものと、その完成度の高さにおいて全く同等のものが、スタジオ作ライヴ作含め、この後も連続して5作が登場していくことになります。
他の国からのトップレビュー

The Right Way
5つ星のうち5.0
The very best album I won in the prog-rock genre.
2024年1月3日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Emerson, Lake & Palmer (ELP) is my all time favorite prog-rock band. When I wanted another copy of this incredible album I ordered it, received in a day and enjoyed and enjoy the heck out of it. Excellent!

Amazon Customer
5つ星のうち5.0
ELP's first released music establishing their style in fine form..
2023年5月26日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
I enjoyed what was to be their first major hit Lucky Man as well as the all the rest of their efforts here.No disappointments.

Asdrubal
5つ星のうち5.0
Excelente remaster
2023年4月26日にメキシコでレビュー済みAmazonで購入
Tengo la prensa japonesa y este disco suena muy bien, el remaster le favorece. La mezcla de Steven Wilson te hace redescubrir los temas y encontrar matices ocultos.

Frank Schramm - Berlin
5つ星のうち5.0
Sehr gute Tonqualität
2023年12月14日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Lucky Man v. Emerson, Lake & Palmer gehörte wohl in jede "langsame Runde" in meiner wilden Jugendzeit.

Amedeo
5つ星のうち5.0
L'inizio di una grande storia musicale
2022年4月27日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Tra il 1970 ed il 1974, Emerson Lake & Palmer sono nella loro fase maggiormente creativa e producono 6 grandissimi album, 4 in studio e 2 live.
Dal mio punto di vista tale creatività andrà via-via inesorabilmente scemando nel periodo successivo.
Di questi sei album ritengo che almeno tre siano da considerare dei capolavori, sia in ambito progressive che in senso assoluto.
Questo loro primo album lo considero tra quei capolavori.
C'è tanta voglia di sperimentare, passando da momenti estremamente incisivi come "The Barbarian" e "Knife Edge", a momenti magici e sospesi come in "Take A Pebble".
A tratti si aprono improvvise fughe in costante e creativo equilibrio tra Jazz e Contemporanea.
"Tank", sempre potente e travolgente con quel suo micidiale riff finale posto dopo l'assolo di batteria di Carl Palmer, ha un posto speciale nei miei ricordi, perché è in assoluto il primo pezzo degli EL&P che ascoltai da adolescente nei primissimi anni '70 e fu amore al primo ascolto!
Ottima l'idea di questo remaster del 2012, eccellente l'idea di includere un secondo cd che tra l'altro contiene delle interessanti versioni alternative di alcuni brani dell'album, una prima versione di "Promenade" di Mussorgsky e l'inedito "Rave Up".
"Lucky Man" appare ben quattro volte tra versione originale e quelle alternative, ma che dire, si tratta di una magnifica ballata senza tempo e se le merita tutte!.
Dal mio punto di vista tale creatività andrà via-via inesorabilmente scemando nel periodo successivo.
Di questi sei album ritengo che almeno tre siano da considerare dei capolavori, sia in ambito progressive che in senso assoluto.
Questo loro primo album lo considero tra quei capolavori.
C'è tanta voglia di sperimentare, passando da momenti estremamente incisivi come "The Barbarian" e "Knife Edge", a momenti magici e sospesi come in "Take A Pebble".
A tratti si aprono improvvise fughe in costante e creativo equilibrio tra Jazz e Contemporanea.
"Tank", sempre potente e travolgente con quel suo micidiale riff finale posto dopo l'assolo di batteria di Carl Palmer, ha un posto speciale nei miei ricordi, perché è in assoluto il primo pezzo degli EL&P che ascoltai da adolescente nei primissimi anni '70 e fu amore al primo ascolto!
Ottima l'idea di questo remaster del 2012, eccellente l'idea di includere un secondo cd che tra l'altro contiene delle interessanti versioni alternative di alcuni brani dell'album, una prima versione di "Promenade" di Mussorgsky e l'inedito "Rave Up".
"Lucky Man" appare ben quattro volte tra versione originale e quelle alternative, ma che dire, si tratta di una magnifica ballata senza tempo e se le merita tutte!.