このレビューを書いている2009/3/19現在、
個人的に納得のできるお顔をしたナギ様の彫像
(あえてフィギュアとは言うまい、神像と言ってもいいほどだ)は、
5月発売予定のねんどろいどくらいしかない。
だが、あれはあくまで巧みなディフォルメによって
オリジナルの雰囲気を出しているものであり、
オリジナルの頭身にあわせたもののお顔は、
どれもどこか違和感を拭いきれない。
しかし、それはある意味仕方のないことだとも思う。
限定版DVD1巻のコメンタリーで、原作者自ら、
「ナギの顔は描くたび違う」と言わしめるナギ様である。
原作者ですら描くのに苦慮するものを巧く似せろというのが無理なのだ。
そういう観点で見ると、この彫像はなかなかのものだと思う。
特にいわゆる「ツン顔」バージョンは、原作イラストに忠実で
ナギ様の猫っぽさを巧く演出している。
むしろ残念なのは、パッケージで謳っているほど
肉球がプニプニしてないことの方だ。
当然、ざんげちゃんとつぐみも予約済みである。
某ホビーショップのショウケースでサンプルを見たが、
3体とも原作イラストを忠実に立体化していて、見事なものだった。